
皆さんこんにちは!!ファンタジスタふじもとです。
今回のブログ内容は、間取りってそこまで決め切らなくてもいいのでは??そう感じた、実例を体感してみての個人的な意見です。
これから家を建てる方、既に家を建て終わった方にも参考になる内容になってます。間取りの型にハマってしまってる人や、住んでから後悔している人にも見て考えてもらいたい深ぁ〜い内容です。
極論!!家はシンプルなハコでよくて、間取りなんてそこまで決めつけていかなくてもオッケーだと今は思ってます笑
当初の間取り計画



今回の実例は、私自身が前職現役時代に携わった物件になります。
出会いから色々とあり、家づくりのプロセスや間取りの概念もよくある一般的な家とはかなり違っているかもしれません。
だからと言って施主様が元々こういう家が建てたかったのかと言うと、全くそうではありません笑
私のブログを読むところからスタートして、私の実例を実際に体感(当たり前が何か分からなくなる)してから超刺激的な設計士の提案を受ける(ここで更にぶっとぶ)ことによって生まれた奇跡のハコ(小宇宙)なんです。
という前置きをしておきます笑(壮大なプロセスが気になった方は、下のリンクからまずは膨大な量の記事をご覧下さい)


【施主様による建築費公開!?】


よくある間取りづくりの傾向



独立してから日本中の家づくりされる方をサポートしていて思うことと、よくある傾向について触れておきます。
間取りづくりにおいて絶対的な正解はないですが、個人的に陥りすぎるとあまりよくないなぁと感じるポイントです。




畳数思考





施主様から多い質問やご要望の中で
「LDKは20畳欲しい」「このリビングは何畳ですか?」という台詞はよく聞きます。
または提案者のトークで
「このLDKは広々20畳もあります(ドヤ顔)」という台詞もよく聞きます。
でも実際の広さを認識する感覚としては
▪️お庭とのつながり
▪️吹き抜けがあるかどうか(縦のつながり)
▪️窓の大きさ
▪️どんな家具を置くか
▪️そもそもカーテン開けて暮らせるか
▪️etc…
みたいな感じで色んな要素が絡んできます。20畳あっても狭く感じる家もあれば、20畳なくても大きく感じる家も体感してきました。
畳数ばかりを気にされてる方の間取りを見ると、大抵上記のポイントが意識されてないケースの方がダントツで多かったです。






暮らし方を決めようとしがち





▪️スタディーコーナーをつくってここで子供に勉強させて〜
▪️こっちが家族用の動線で〜
▪️ここが来客用のスペースで〜
▪️ここでお昼寝させて〜
▪️高齢になった時の為に〜
等々色んなことを想像したり対応しようとしがちです。将来のことを考えるのはとてもいいことだと思います。
ただあまり細かく決めつけてしまうと、その通り使わなかった時の代償も大きくなります(過去に物置になってしまっているスタディーコーナーや使わない仕切れる畳コーナーを見てきました。。)
コロナ以降働き方や生活が激変したように、これからの数年〜でも暮らし方や働き方がどうなるかは分かりません。
未知なる将来の為に今の家づくりを考えすぎたり犠牲にするよりは、どんな変化にも対応できるフレキシブルな余白が大事だなと個人的に感じます。






DIY実例紹介



前置きが長くなりましたが、ここまで言ってきたことをまさに体現されている実例をご紹介していきます。
実際にお引き渡し前の私と設計担当と施主様の会話として
「この家でどんな風にこれから暮らしていくでしょうね」というやり取りをしていました(提案しておきながら想像は全く出来てません笑)
それだけ使い方を決めつけてない余白だらけのハコでした。その可能性だらけの空間を、施主様が暮らしながらいい感じにしまくってくれてたので感動しました。ご紹介していきます♩
①アルミフェンスを塗装





個人的にピカピカしたアルミフェンスの光沢感があまり好きではありません。これに関しては設計担当者も施主様も同意見だったので、今回初の試みに挑戦してみました。







めーっちゃくちゃ肉体的にも時間的にも大変なDIY作業ではありましたが、その分愛着のわく経年美化(エイジング)する目隠しの塀になりました♩
実際に完成してから一年ほど経過しましたが、ええ感じに錆びた感じに少し風化していました。
同じようにアルミフェンスの光沢感が嫌いな方で、物好きな方は挑戦してみて下さい笑


②目隠し塀を更に見えにくくリメイク





アール型のアルミフェンスが住んでみると少しスカスカ感があったので、色んな工夫をされておられました。
ホームセンターで市販されている、メッシュ素材の物をつけています。現時点が完成ではなく、色々と試行錯誤されておられる途中段階です。
最初から完ぺきにしてしまわずに、住みながら考えつつ改善していくのも一つの考え方です。







こちらも制作途中の木塀DIYです。ここから更に扉もつける予定になっています。
手先が不器用な私からすると凄い技量に見えますが、こういうお仕事とは無縁の一般的な施主様がDIYされてます。
③コケスペース





元々は全て砕石状態でした。が、久しぶりに訪れるとコケスペースが!?
ついでに転がっている何かの素材っぽいやつは、焼き杉などの小さなサンプルです。
どんな風に実際経年変化をしていくのか、実際の状況で実験されています笑(床材のサンプルとかにも応用がきく画期的な方法です)


④アプローチ際の木塀







こちらも元々は支柱部分のみを外構業者さんにつくっておいてもらっていて、焼杉の板は自分達でつけています(私自身も作業のお手伝いをしました)
先程のエイジングするフェンスとの相性も考えて、こちらも年月が経過すればするほどにいい味が出てくる素材です。


【実際の施主様体験談&解説ブログはコチラ↓】




⑤モルタルポーチ下の照明









アゴをつけて上側が出っ張ったモルタルのポーチ。このアゴの出っ張った部分に住んだ後に照明をつけられています。
配線を上手く隠さないといけませんが、こういったソーラーパネル付きのタイプも売られています。
外灯が足りないと感じられている方の参考にしてみて下さい。






⑥玄関収納の棚







まだまだDIYは続きます笑
玄関横の凹みスペースを、壁補強だけにしてお引き渡しさせてもらいました。そのスペースがこのように様変わり♩
収納も固定の棚をつけてしまうと、収納する物や使い方も限定的にしてしまいます。
収納したい物によって、奥行きや高さも変わってくるので、収納も住みながら考えたり手を加えたりするのも一つの方法です。


⑦段差下を活かした靴収納







この土間空間とステップ下のスペースに、こんなのあったらいいねがありました!!
まさに暮らしながらあみ出したアイデア♩コロコロと取っ手までついちゃってます。
部材一つ一つの単価は安いです。まさにこれも暮らしながら登場した神アイテム♩
⑧猫ちゃん用の爪研ぎ







今回のお住まいには猫ちゃんが二匹共生しています。
構造用に必要なあらわし柱に、猫ちゃんの爪研ぎ用の紐が巻いてありました。その効果もあってか、他の部分でガリガリされてる所は見当たりませんでした👀
構造用の柱も活かし方によっては他にも色んなアイデアがあるので、皆さまにも思考を巡らせてもらいたいところです。


⑨キャットウォークにつなげる格子









分かりますか!?ラブリコという間仕切り壁をつくる為のつっぱり棒のようなものを立ち上げて、それにキャットウォークを上手く組み合わせています♩
しかも将来的にまた模様替えしたいと思ったら取り外せる便利アイテムです。これだったらシンプルなハコさえあれば、いかようにも空間を変化させていけそうです(つまりは間取りを固定してくても!?)


⑩ゲートをつける為の柱





こちらのお住まいには、小さなお子様もおられます。子供が小さい間はどの家でも必ずつけると言っていいほどのベビーゲート。
今回はシースルー階段満載だったので、うまくつける場所がありません。そこで絶望してパニックになって他責するのではなく、サラッとこういった暮らし方の工夫が出来る「住む力」が凄いと感じました♩パワー!!


⑪居室の塗り壁







私もお手伝いして塗り塗りした思い入れのある塗り壁です。ご主人様が綺麗に微修正してくれているので、素人が塗った完成度ではなく見えます👀
塗り壁は毎日の睡眠の質を高めてくれるコスパ最強のアイテムなので、DIYでコストを抑えつつ採用したい工夫です。
ご興味ある方は、是非ともポーターズペイントのショールームで塗り体験してみて下さい!


⑫洗面所の収納





「ここにこんなのがあったらいいな」を見事に全てつくっていくスタイルが最強すぎました♩
ここまできたらもはやDIYを超えて、対価を払うからやってもらいたいレベルのクオリティーでした(一家に一人いて欲しい存在)


体感してみて感じたこと
間取りを100点にするのは不可能





沢山の家づくりに携わってきましたが、後悔や失敗をゼロにするのは不可能に近いです。
将来を完璧に予測するのが無理なので、完全に全てを網羅して攻略しきった家や間取りにはならないという大前提の心持ちや意識が大事だと感じました。
こういった意識で間取りや家づくりを考えることが出来たら、もっと柔軟に決めつけずに受け入れたり提案できるのになぁって感じました。
言うときながら自分も決めつけてしまっていることがまだまだ多いので、改めて固定観念をぶっ飛ばして提案する意識を強めたいです。


暮らしながら工夫する力が大事





目の前に生じてしまった後悔や失敗ポイント。それに対してネガティブな感情を持ったり、愚痴をこぼして終わるのか。はたまた問題に対処してポジティブに立ち向かって工夫していくのか?
両者には大きな違いがあります。後者の力が備わっていれば、極論どんな住まいや間取り、状況でも楽しみながら乗りこえていけます。
このマインドは家づくりに限らず仕事や人生においても言えることですが、自分や目の前の状況に言い訳せず、ポジティブに問題解決していく力こそが最強なんだと感じさせてくれました。
逆にネガティブな姿勢で否定的なことばかりを口に出していると、どんどん負のスパイラルに陥りがち。まずはポジティブな言葉だけを発する習慣を身に付けたいですね(家づくりから脱線笑!?)


間取りに余白と可能性を





余白がどうたらこうたら言われても漠然としすぎて分かりにくと思うので、例えばの具体的な手法や考え方を最後にまとめておきます。
▪️子供部屋は将来仕切れるようにオープンにしておく(子供が何人になるかも分からないし、当面はセカンドリビングとしても活用できる。もしかしたらそのまま仕切らずに使い切るかも?)
▪️スタディーコーナーやリモートワークスペースに固定の棚をつけてしまわない(子供は居心地の良い集中できる場所で勉強します。勝手に親が決めつけて固定棚を設けても、使わない場所になってしまいがち。スペースだけあけていて、その時々によって自由な使い方ができる方が◎)
▪️外構でコンクリートまみれにしてしまわない(将来的にカーポートをつけたくなったり、何かを植えたいとなっても可変性がない)
みたいな感じで、出来るだけシンプルに丁寧に家づくりや間取りに対して向き合ってもらえたら、失敗や後悔と感じるポイントは減りそうです♩


【今回の実例のリアルは施主様のブログにて↓】


まとめ



今回は精神論的な要素も多くなってしまった気がしますが。。笑
でもその重要性を工夫して暮らされている様子から強く感じることができました。間取りや人生や自分の環境、職場に対してのネガティブな感情は一切捨てて、どんな時でもポジティブに楽しみながら向き合っていきましょう!!
最後に一番伝えたかったことです
【私のブログや動画に共感頂ける皆様へ】
これから家づくりされる方で
ファンタジスタのサポートを受けたい!!
良い担当者や建築会社を紹介して欲しい!!
そう思って下さる方は
下記リンクより詳細をご覧下さいm(_ _)m
画期的な仕組みを作りました!!





応援がてらにポチッと押してね
↓↓↓↓↓↓↓↓↓
皆様の応援が地味に励みになってますm(__)m
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
計画中ランキング