協力的な住宅営業マンの特徴とは?
聞き上手
一方的に自社商品の説明はしない。家づくりのヒアリングをしてもらうだけでワクワクし、「この人と家づくりしたい!」と思えるレベルの人。
他者批判をしない
自分の提案に自信を持っている人。
他社を批判するための資料ばかり持っている人に注意が必要です。
問題解決能力が高い
万が一問題がおこったとしても、トラブル対応力が高い。
レスポンスが早い
情報処理能力が高く、LINEや電話、メールなどの返信がはやい。
提案力がある
引き出しの多さに比例して、コストダウン方法などが変わってきます。どの住宅営業マンを選ぶかによって、かかる費用もかなり違ってきます。最終的に判断したいポイントは、「どこのメーカーの人」ではなく「どんな人」です。
センスがある
センスのある担当者が提案する家は、どの家も洗練されています。
人を使うのが上手い
「この人のためなら仕方ない」と思わせる、いい意味での「人たらし能力」が高い人は能力が高い傾向にあります。
無理な契約や提案をしてこない
勝手に「こっちの方が良いですよ!」というような営業はしない。お互い合意のもとに自然と進んでいくようにする人。
社内や周りからの紹介が多く評判がいい
狩猟型の短絡的な仕事をしている人は、顧客満足度が低いので、紹介に繋がりません。紹介は、顧客満足度の高さと信頼の証です。
自己紹介シートや実例資料が充実している
「家に興味がない」という住宅営業マンは実は多いんです。そういう住宅営業マンは過去に担当したオーナー様宅の写真などを全くまとめていない場合が多いです。
商品説明ばかりをしない
一方的に、聞いてもない商品説明をしてくる住宅営業マンはその場の利益だけを求めがちです。商品説明が話の大半になる人は選ぶべきではないでしょう。
住宅展示場で指をくわえて待っていない
仕事ができる住宅営業マンは、基本的に紹介で週末のアポイントも埋まっています。展示場でボーッと待機しているような住宅営業マンは選ばないようにしましょう。
会社都合だけで動かない
会社が「これを売りなさい」「提案しなさい」という指示を鵜呑みにせず、自分軸を持っている住宅営業マンは力になってくれます。
ヒアリングや自己開示のみでお客様のハートを掴む
良い住宅営業マンは、初回のやり取りだけで「この人と家づくりがしたい」とビビッとくるものです。
打ち合わせが楽しいと思える
家づくりは長期戦です。毎回の打ち合わせが「楽しい」と思えるのは、良い住宅営業マンの証です。
ダメなことはダメと言ってくれる
契約するために「御用聞き」になるのではなく、プロとしての意見をきちんと伝えられる力がある住宅営業マンを選びましょう。
プライベートや家族を大事にしている
住宅営業マン自身が、家族を大切にしているかどうかも見極めるポイントです。自分の家族も幸せにできない人が、他人を幸せになんてできないものです。
家づくりが好き
シンプルに「家づくりが好き!」という想いを持っている人がおすすめです。「好きこそ物の上手なれ」という言葉があるように、家づくりへの想いが強い人は、協力的です。
設計士が自由に提案できる住宅営業マンか

設計士は施主様だけでなく、住宅営業マンのタイプによって提案スタイルを使い分ける傾向が非常に強いです。
高圧的な住宅営業マンから依頼されると、「本当はああしたい、こうしたい」という発想があったとしても顔色を伺いながらの作業になるので無難な間取りになってしまいがちです。
設計士に対して穏やかで協力的な住宅営業マンは、設計士の自由な発想を引き出せるので、結果よい間取りができあがります。
家づくりが好きな住宅営業マンには、優秀な設計士がまわりにいることが多く、素敵な家づくりをしている担当者はいつも同じペアーな傾向があります。
契約確率が高い営業かどうか
いくらいい間取りをつくっても、実際に建てられなければ意味がありません。
設計士は契約率が低い営業からの依頼がくると、心理的に「どうせ実現できないし、契約してこないだろう」という気持ちになり、「無難にプランつくっておこう」となりがちです。
施主様の「御用聞き」な営業じゃないか

せっかく優秀な設計士が間取りを提案しても、住宅営業マンが勝手にお客様の顔色を伺って、間取りを勝手に変えてしまう場合があります。
そういうタイプの住宅営業マンは、「無難にプランつくっておこう」と手抜き仕事のようになってしまう人が多いものです。
段取りが上手な営業かどうか
住宅営業マンは企業に属しているので、残業時間の削減や生産効率を求められます。社内では、正式な見積もりをしてもらう部署や現場監督とのやり取りも頻繁に発生します。
コミュニケーションを円滑にできる住宅営業マンの場合は、設計士とのやりとりにも余裕が生まれるため、設計士が新たな挑戦や攻めた案を出しやすくなります。
注文住宅において住宅営業マン・設計士のモチベーションを下げる4つの行動

とにかくたくさんの会社を検討する
「他に8社検討しています!」「徹底的に比較したいです!」「値引き頑張って下さいね!」
こんな風にいきなり言われると私ならドン引きしてしまいます(笑)。絶対に言わない方がいいセリフです。
「良いとこどりしたい」「比較させて値引きさせたい」「色んな間取りを見たい」という気持ちはとても分かります。しかし良い方向にはいきません担当者も人間です。
このような言葉を聞いてモチベーションが上がる人はほぼいません。
数値ばかりに固執している人
「御社の鉄骨は何ミリですか!?」「断熱材の厚みは!?」「UA値は!?」など初対面のときからこのような対応でやりとりをされると提案がされにくくなります。
数値が好きな担当者もいますが、大半の担当者が嫌がります。そしてこのような数値だけにこだわっても良い家づくりには繋がりません。
数値も大事な要素ですが、物理学的な数値を達成することだけが目的ではないです。目的と手段を履き違えないようにしましょう。
理想の家づくりが目的なので、その過程として数値がでてきます。
建築での数値を達成すれば良い家になるかというと、必ずしもそうとは限りません。逆に不便になったりします。どこに重点をおいて家づくりをするかを整理する必要があります。
かけ引きをする
明らかにかけ引きをしてくる施主さんは、逆に住宅営業マンからもかけ引きされます。
住宅営業マンは「かけ引きする人だ」と思うと段階的に値引きされると感じ、警戒することがあります。
そのやり取りが時間の無駄になってしまいます。もっと生産的で建設的なことに時間を使うように心がけましょう。
お互い信頼ベースではなく「かけ引きベース」の関係になると、契約した後もこの関係性がずっと続きがちです。
お互い警戒しながら家づくりするのと、お互い気持ちよく家づくりするのとどちらが良いでしょうか? もちろん後者ですよね。
お金ももちろん大事ですが、信頼関係をつくることはもっと大事です。
ネガティブ・否定的な人
「でも…」
「やっぱり…」
「〇〇になったらどうするんですか?」
などこんな言葉や姿勢で家づくりに関わろうとしていませんか?
家づくりにおいては、よくないスタンスです。不安になる気持ちは分かりますが、ネガティブに捉え過ぎるのはNGです。
担当者のモチベーションも下がりますし、住宅営業マンを「思考停止マン」に作り上げてしまいます。
家づくりはクリエイティブな作業です。担当者のモチベーションが上がっている状態が続くことは、自由な発想ができる土台をつくることに繋がります。
ポジティブでよく笑う人の方が、絶対的に得するのが家づくりです。
【注文住宅】担当者を変えるだけではいい家づくりに繋がらない理由

家づくりのための心構え
・家づくりは人選び
・どこで建てるかよりも誰と建てるか
・家づくりに気遣いは必要だが遠慮は不要
など一般的にいろいろ言われてることはあります。
日頃、私の発信内容では「担当者は合わなかったら担当変えればいい!」という方向性でお伝えしています。
基本的に家づくりの最初で担当者との相性が合わなければ担当変更でいいケースも多いですが、担当者との相性だけが問題ではない場合があります。
担当者チェンジを伝える前に、一度立ち止まって考えてみてください。
以下の内容がクリアーできていなければ、チェンジを伝えてオッケーです!
- 何回デザインや間取りを変更してもイマイチこちらの意図を汲んでもらえない
- 言った言わないの話になってしまう
- 契約後の態度の急変
このような項目に該当する場合は、我慢することはありません。しかし、自分たちがあまりにも無理を言ってないかを見つめなおすことも大事なことです。
行き詰まると「担当変更しよう」とすぐ考えていませんか?
世の中にあるたくさんの家づくりに関する情報をみると、「とりあえず担当変更した方がいいかも」という思いで即判断してしまいたくなることがあると思います。
しかし、これでは家づくりの本質を見落としてしまいます。
家づくりは、施主力×担当者の協力×設計力です。
担当者の協力×設計力のみでは本当に良い家づくりはできません。施主力であるお客様の力が重要なのです。
勇気を持って担当者変更をしたとしても、いい家ができないと結局無意味です。
担当者変更をし続ける沼にはまらないためにも、まず自分自身が無理を言っていないか以下の内容に沿って考えてみましょう。
自分達のニーズを本当に理解しているか

「相手の設計力が低い」と思っていたら「実は自身(施主側)の伝え方が悪かった」ということがあります。
その場合、根本的な自分のニーズを理解していない場合があります。「本当は自分たちが何を欲しているのか分からない…」
そんな状況になっていませんか?
「自分たちが本当にしたい暮らし」が分かってなかったら、いくら担当者や設計士が優秀だとしても叶えることはできません。
自分がしたい暮らしを言語化して整理し、自己開示する力が必要です。
担当者に自分がうまく伝えられているかどうか確認してみましょう。
自分たちに柔軟性があるかどうか
自分が叶えたい暮らしについての要望が整理できていても、その要望がガチガチに決まり切った内容で、考える余白のない「要望まみれ」だった場合、設計士がいくら優秀だったとしても、その実力は発揮しきれません。
意見や要望に、ある程度の柔軟性がないと良い家づくりには発展していかないのです。
自分たちに、「柔軟に話を聞いて決める姿勢があるかどうか」については、担当者変更の前に見つめなおすべきポイントです。
他人のせいだけにしていないか
被害者意識が強くなってしまって、他人のせいばかりになっていないでしょうか?
高額である家を買うので気持ちは分かりますが、基本的に他人のせいだけにするのは良くありません。
信頼関係あっての家づくりです。
お互いの思いやりの気持ちがあってこそ120%の力が発揮されます。
複数社検討しすぎていないか
もしかしてかけ引きしまくってませんか? とにかく安くしてもらおうとしたり、サービスを追加してもらおうとしたりなどです。
また、たくさんの会社を比較検討して揺さぶりをかけていませんか? そのような態度がでると、知らず知らずの間に担当者の士気は下がってしまいます。
「お客様は神様だ!」という態度でいる内は、何回担当変更してもいい家づくりはできないのです。
予算設定は妥当か

「いろいろ要望を伝えたのに、全く要望通りの提案じゃない!」と思ったことはありませんか?
この場合、もしかすると予算設定がずれている場合があります。
家づくりに携わる我々は「施主さまの要望を叶えるためには予算がオーバーしてしまう。でも夢のあるプランを提案したい」とそんな葛藤にいつも直面しています。
予算と要望の着地点を擦り合わせることが重要なのです。
要望すべてを詰め込んだ家を作れる人はかなり少ないものです。最初に、予算がどのくらいかを隠さずに伝えて、可能な要望なのか難しいのか相談しましょう。
家づくり伴走サービスでは、お客様のご予算やご要望に合った建築会社さんや担当者さんをご紹介しつつ、私自身も家づくりサポートしております。
建築地域によってそれぞれおすすめの建築会社や担当者さんが違うので、気になる方は公式LINEからお問い合わせ下さい。

