
おはようございます!!
過去に間取りに関する記事はあれこれ沢山書いてきました。いっぱいありすぎてどの記事を見ていいか分からない。。という方の為に、総まとめ記事を作成しました。
この記事内容のリンクも含めて熟読頂けたら、間取りづくりに失敗する可能性はかなり減ると思います。過去16年間の住宅営業としての経験と知識を全てまとめておきます!!
間取りには無限の可能性がある
小手先のテクニックや間取りがどうのこうの言う前に、間取りという言葉すら無くしたいと個人的には思っています笑
■3LDKの間取り
■4LDKの間取り
■リビングは20畳欲しい
■子供部屋は6畳欲しい
家づくりスタート時は色々と考えがちですが、実は本質的ではない項目が多いです。何故その部屋数や畳数が欲しいのか?もっと深堀して考えていきましょう!!


暮らし方にルールは存在しない
私自身もまだまだそうですが、暮らし方や間取りに対するイメージを勝手に決めつけてしまっていませんか!?人間はどうしても過去の経験やまわりの情報からイメージを持ちがちです。
■ソファーを置く必然性はない
■ダイニングでご飯食べなくても
■水回りは二階でもいい
■リビングも一階とは限らない
■玄関という概念も不要
■必ず個室が最初から必要か
■バルコニーは全邸必要か
■テレビは必ず必要か
ありとあらゆる固定観念がつきまとってきます。これらを極限まで柔軟に考えるコトができたら、優秀な設計士ほど間取り提案の幅や可能性が極限まで高まってきます。前職時代にそれをかなり感じてきました!!




よくある間取り提案スタイル



色んな間取りや営業マンを見てきましたが、8割〜9割に近い割合で以下のような傾向にあると感じます。このブログを読んで下さっている勉強熱心な方には、残りの1割〜2割の成功者になって欲しいと願います!!
コスパの悪い要望通りの間取り


自分達が言った要望が間取りに全て反映されている♪それだけで一喜一憂しちゃってませんか!?
もちろんそれを全否定はしませんが、要望を叶える為のパズルのような間取りづくりになっちゃってませんか!?
■敷地を活かした間取りか
■詰め込みすぎてないか
■叶えるコトが目的になってないか
■その要望本当に必要か
■思考停止で叶えていないか
■+αの提案はないのか
本当に優秀な設計士が敷地を一から読み解いて間取りを作成すると、必ずしもお客様の要望通りの間取りにならないコトは多々ありました。素人の要望を叶える為の間取りで暮らすのか、経験豊富なプロが考えた未知の暮らしを楽しむか?あなたならどちらの暮らしを選択しますか!?


契約する為の間取り提案


こんなコト言ってしまうと悲しくなりますが、大半の住宅営業マンは契約する為に仕事をしています。当然会社からお給料をもらって働いているので、結果や利益を出さないと存在意義もありません(給料泥棒になります)
ただしこの色や気持ちが強くなりすぎている担当者にもれなく巡り合ってしまうと、良い家づくりが第一の目的ではなく、契約する為の家づくりに陥りがちです。
■競合他社を意識しすぎてないか
■家づくりを楽しんでいるか
■+αの提案をしてくれるか
■イエスマンになってないか
■他社の批判ばかりしてないか
■営業主体でプランしてないか
目の前の担当者スタンスがどっちを向いているか見極めるのは皆様です!!


間取りに失敗しない為のポイント12選



私自身が間取りのチェックをする際に意識している重要なポイント達ばかりです!!提案されている間取りをチェックしながら、一つ一つ確認していって下さい!
1、方位だけをみた間取りにしない
本当に敷地を見て考えて間取りつくりましたか!?みたいな提案が実は大半だったりします。それが本当のプロの提案と言えるのか!?まさに住宅業界の悪しき風習です。。
■とにかく南に窓✖️
■とにかく南にリビング
■とにかく南側を空ける
■とにかく北側につめる
■とにかく北側に水まわり
そんな間取り提案になっちゃってませんか!?ビックリするくらい該当する間取り提案が多いので、大抵の会社さんの提案を言い当てれるレベルです^^;








2、要望は厳選して伝える
インスタやYouTubeを見まくって、やりたいコトだらけになりまくってませんか!?この思考状態のまま完走しきるのは大変危険です。。



■仕切れる畳コーナーが欲しい
■通り抜けの土間収納が
■LDKは20畳欲しい
■収納はいっぱい欲しい
■LDKは一階がいい
■洗面所は一階がいい
■洗面所の近くに収納欲しい
■キッチンは対面がいい
■etc….



その要望全て盛り込んだら絶賛予算オーバー&敷地におさまらない&コスパの悪い建て方に。。きっと設計士も思考停止でパズルのように契約する為の間取りを。。。
みたいな状況が目に見えてます。それでも自分達の要望通りの家にしたい方はそれも一つの考え方だと思います。
絶対に叶えたい要望や暮らしを家族で話し合ってノートに書き出してみましょう。厳選して少なければ少ない方が理想的です。あとは優秀な担当者と出会えていたのなら、ある程度敷地を活かした素敵な間取り提案期待してます!!で良いと思います(優秀じゃない場合は自分で考えないと。。)


3、敷地を活かした間取りにする


皆様の建築地の個性は様々です。その個性を活かすもころすもまさに間取り次第なんです!!逆に敷地のデメリット面があったとしても、間取り次第である程度解消できちゃったりもします。
■敷地の特徴は何か
■気持ちの良い場所はどこか
■視線が抜ける方向はどっちか
■どの方向からよく見える敷地jか
■高低差はあるのかないのか
■交通量はどうなのか


4、窓を厳選してつける


色んな間取りを見る機会が多いですが、本当に無くてもいい窓をつけまくっている間取りが大半です。。なくてもいい窓をつけるコト程デメリットだらけなコトはありません。
【不要な窓を取るデメリット】
■窓からの熱損失が一番大きい
■外部からの視線が気になる
■カーテン代が高くつく
■窓のコストがかかる
■光熱費が少し上がる
■掃除する場所が増える
■etc…
本当に必要最低限の窓にすることができたなら、綺麗な壁が残り、インテリアや照明計画にもつながってくるので地味に大事なコトなんです!!






5、無くてもいい建具はつけない


先程の話の扉バージョンです。これもブログでは何度も言い続けているコトですが、私の微力な発信力ごときでは、日本中で提案されている不要な建具を抹消するコトはできません笑
【本当に必要か見直して欲しい場所】
■土間収納の入り口
■WICの入り口
■居室の収納扉
■LDKとの仕切り
■洗面所の扉
自分の中の当たり前を疑いながら、暮らし方や温度ムラを意識しながら、本当に必要な扉に厳選していきましょう!!




6、固定観念を出来るだけ捨てる



どれだけ優秀な設計士が担当してくれたとしても、お客様の思考がガチガチな状態だった場合、本当は良い提案なのに受け入れるコトができない。。みたいな状況になります
そしてそういう状態の方に対して、優秀な設計士は勝手にバーを設けて、思考停止でお客様の要望通りの契約する為の間取りづくりにシフトチェンジします。。
どのレベルの家づくりを目指すかにもよりますが、他の人と違ったオシャレで工夫した家を建てたい!!そんなご要望をお持ちの方は、必ず大事にしないといけないマインドです。
■海外の暮らし方を体感する
■親や友人の意見は程々に聞く
■一旦真っ白にして考える
■絶対に必要な要素だけ整理する
今までの当たり前を徹底的にぶっこわしていきましょう!!それが間取り攻略の鍵を握ります!!


7、綺麗な壁と天井を残す


オシャレで素敵な家の定義って難しいですが、個人的に一つの答えが綺麗な壁と天井面がある家です。綺麗な壁や天井面があると、他に与える影響力が大きいです。
【壁や天井面を汚しがちなポイント】
■適当につけたエアコン
■取っ手つきの収納
■デザインや高さが不揃いの建具
■天井面のダウンライトとシーリングライト






【綺麗な壁と天井によるメリット】
■アクセントが映える
■開口部に意識が集中
■余計な情報が入ってこない
■素材感が強調される
■無駄なコストを削減できる
ちょっとハイレベルなポイントかもですが、ガチャガチャした間取りになってしまっているケースが散見されます。






8、視線の行き止まりをつくらない


不要な建具や間取り上の収納とかで視線がストップしちゃってませんか!?同じ坪数や畳数であっても、ちょっと間取りや窓の取り方を工夫して、視線が先まで抜けるようにするコトで感じ方が大きく変わります。
■視線が遠く抜ける位置に窓
■凸凹した廊下を無くす
■不要な扉を無くす
■家の端から端をつなげる
ちょっとした工夫で坪数以上の広さや奥行きを感じるコトができます。




9、日射コントロールも考えた間取りにする


家の性能面や窓の性能が向上しているのは事実ですが、その商品の性能面だけに頼った間取りづくりになっちゃってませんか!?
自然の力は絶大です。間取りや窓の取り方によって、自然の力に逆らわずに、むしろうまく活用した手法が存在します。
■冬の太陽は取り入れる
■夏の太陽は避ける
■無駄な窓は取らない
■軒下空間を活用する
■落葉樹で日陰をつくる
間取りや窓の取り方一つで家の性能+αの効果を発揮してくれます!!昔の家づくりの方がよっぽど工夫して考えられてつくられてるケースが多いです。


10、フレキシブルな間取りにしておく


どれだけ未来を想定しても、子供達の家の使い方をイメージしたところで、全て想定通りにいくコトはありません!!むしろ想定外のコトの方が多い勢いです。
■ココで子供が勉強する
■ココでお昼寝させる
■子供部屋は三部屋欲しい
■ソファーに座る
■来客用の畳コーナー
あれこれ想定して間取りを考えたところで無駄なコトが多いです。想定して建てるよりも、どんな変化にも対応できるフレキシブルな余白のあるハコを意識して間取りを考えましょう!!


11、カーテンを開けて暮らせる間取りにする


毎度出てくる位大事にしたいポイントです。せっかく注文住宅を建てるのに、せっかくお庭をつくったのに、せっかく窓を大きく取ったのに、カーテン閉めないと暮らしていけない間取りはもったいないです。
しかし残念ながら世の中の大半の家や暮らしがカーテン24時間閉まりっぱなしの家が多いのが事実です。
■外構計画とトータルで考える
■目隠しする予算もみておく
■窓の取り方を考える
■植栽を活用する
■高低差を利用する
■中庭をつくる
色んな方法があります。コスパも考えつつバランス良く感がえていきましょう。


12、メンテナンスも意識した間取りにする


家のローンを払いながら貯蓄をしていくのは大変です。。そして10年後20年後30年後と、子供の養育費にお金がかかるタイミングに家のメンテナンス費用がかかってきます。
そんなメンテ費用も考えて間取りや家づくりをしていたら、将来余計な費用がかからずに済んでいるかもしれません。。
【メンテを考えるべき点】
■バルコニーを取るか
■二階のトイレを取るか
■二階水回りにするか
■二階に手洗いをつけるか
■フラット屋根をつくるか
■屋根の材料をどうするか
■外壁材をどうするか
■床暖房をつけるか
■全館空調をつけるか
■etc…
色々と考えるべき点は盛りだくさんです。極力将来も見据えた上でシンプルな暮らしと間取りを意識しましょう。








これから家づくりされる方へ



私自身も11年前に自宅を建てて住んでみて、更には16年間住宅営業をしてきたからこそやっと理想の家づくりや間取りづくりが見えてきたところです。
初めて家づくりされる方々にとっては、正直ブログを見ただけでは見おう見真似のレベルまでしかできず、下手したら逆におかしなコトをしてしまう可能性だってあります。
また、世の中の提案者全員がプロ級とも言えないのが住宅業界です。今は退職してフラットに相談に乗れますので、一人で悩まずにお気軽にご相談下さい。
まとめ
いかがでしたでしょうか。まさに私の16年間の集大成をこの記事の中全てに集約しました!!何度も何度も読み込んで頂き、少しでも多くのポイントを皆様の家づくりに落とし込んでいって下さい。
家づくりは苦しみながらするものでも嫌々するものでもありません。素敵な担当者を探して楽しみながら家づくりというイベント、エンターテイメントを進めていって下さい♪
脱線しかけている人や、家づくり迷子になってしまっている方は一人で悩まずにお気軽にご相談下さい♪
【私のブログや動画に共感頂ける皆様へ】
これから家づくりされる方で
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