
皆さんこんにちは!ファンタジスタふじもとです。
今回の実例紹介は、タイトルにもある通り【一条工務店の一条らしくない家】になります。今までの一条さんに対する印象を覆すようなお住まいになっていたので、ぜひご覧下さい。
物件概要
◾️一条工務店:アイキューブ
◾️延床面積:約30坪
◾️西側道路
◾️太陽光10kw+蓄電池
◾️一級建築コンサルタントのともさん監修
◾️土地以外の費用約3,500万円(外構、諸費用、消費税含む)
今回の施主様が私のブログ熟読者さんでした。間取りの相談を公式LINEから頂き、私から信頼している建築士ともさんを紹介させて頂き、そこからコンサルがスタートした流れです。


元々の営業さんの提案は、いわゆるよくある南向きという方位だけをみた間取りです。敷地も見ずに提案されていたようです。。。それに対してともさんは、敷地を読み解いた間取り提案をされておられます。
住宅業界の大半の提案が、この方位だけを見た間取りになってしまっているように感じます🤨(ずーっと昔から今も変わらず)






リビングは南向き、お庭も南側、水回りは北側に、西日は暑いからダメ。こんな固定観念を持ってしまっていませんか!?その南側には二階建て以上の建物が建っていませんか!?お庭や室内に本当に光は入ってきますか!?こういった複合的な視点で間取りは考えられるべきです。
おそらく大半の施主様が、右側のプランがいきなり出されたら脳内は?????となると思います。今回の施主様は、日頃から私のブログを熟読下さっていたので、一発でこの間取りを何も疑問視せずに受け入れることが出来たそうです。
つまり!提案者任せの他責思考でも家づくりは上手くいかないということです。本当のプロを見極める眼力と、その信頼できる担当者を信じて任せ切る力も施主には必須となります。




実例紹介


西側の外観面は、吹き抜け窓とお庭への窓をシンプルにまとめつつ、カーテンを開けて暮らせる用の目隠し塀+日除けの為のリクシルSCテラスポートがついています。
一条工務店ルールの縛りがある中で(二階をオーバーハングさせて軒下空間がつくれない為)テラスポートを上手く活用していい感じにまとめてありました👏


カーテンを開けて暮らせるようにする為、木調のフェンスを道路側にたてています。ここでもひと工夫が実はあります!本来であればお庭スペースを最大限確保する為に、植栽が植えてある範囲もお庭に取り込みたいと考えがち(実際に外構業者さんの提案もそうなっていたそうです)
そのままだと外観的にも無機質になってしまうので、あえてお庭の範囲を少し減らして、外観上に影響を与える植栽スペースとしています。この効果は一条ルールで外観をいじれない状況下ではかなりの影響力だと感じました。
植栽やお庭が外観の印象に与える影響力は絶大です!!つまりは外構大事です。






夜は吹き抜け越しに、室内が気になる外観になっていました。照明計画は夜の室内のことばかりに意識がいきがちですが、夜の外からどう見られるか、どう魅せたいかも考えると楽しいですね👌


今回YouTubeでも撮影しました。一条工務店の一条らしくない家がどんな感じなのか?気になる気持ちを抑えて、あえて図面も写真も見ずに初見での取材です。その時の気持ちを思い出しながら解説します。
まずは目に飛び込んできたのは間接照明と地窓。一条さんへの偏見があり、間接照明をするのも一苦労では?と思っていたのでここは意外でした。でも何か普通の間接照明とは違う!?👀


お分かりでしょうか。やっぱり一般的な壁を照らす間接照明とは違います。一条さんの工法的に、壁際の天井を折り上げることが出来なかったそうです。故に間接照明になるような照明器具をつけています。
こういった小さな工夫の積み重ねによって、一条さんらしくなさを演出してありました。これから一条さんで建てる方は、一条だから間接照明が出来ないと諦めずに、参考にしてもらえたらと思います。
【照明品番】
◾️オーデリック:OB255228ER


玄関から少し進むと、トイレの前の飾り収納スペースがお出迎えしてくれました。ここも元々は天井面までの収納だったそうです。安っぽさを感じさせてしまう大きな要因の一つが既製品の扉や建具です(賃貸みたい。。)
その悪の根源である安っぽい扉を極力動線上、視線上に見えなくするような配慮がかなり効果的面しているように感じました。余計な扉をつけない、見えないようにする工夫ですね。






撮影後に頂いたお写真です。ともさんが竣工祝いとしてプレゼントされた間取りとパースと、私がプレゼントしたファンタジスタグラスを飾って頂いてます(グラスが馴染みすぎて存在感ないですが、黒く見えてる塊です笑)
照明✖️枝(語彙力なくてすみません)のセンスも地味にすさまじいです。この演出も一条らしくなさにつながっています。


ともさんの画力が素敵すぎます🥹中堅HMさんだと打ち合わせ中にパースを作成してくれないケースが多いので、こういうビジュアルで伝えてもらえると嬉しいですね。
外部にパースを依頼する方も最近では増えてきています。パースがなくてイメージが出来ていない人は、ココナラとかで外注するのも一つです。




洗面台とかも、既製品を使わないことによって安っぽさはかなり改善されます。施主様曰く、最近は一条さんも色んな特注に対する規制がゆるくなっているとのことで、昔よりはオシャレなアイテムを取り入れやすくなっているとのことです。
今回の施主様が家づくりしている時は、まだまだ厳しくて色々と採用する為に大変だったそうです。それでも諦めずに向き合ってきたからこそのクオリティーです👏


更に室内に入っていくと眼前に広がるこの高級感!!私がこれまでに抱いていたいわゆる一条さんのお家イメージが崩壊していきました。。ここまでいけるんだって感じです。でも皆さまは何故こう見えるのか言語化出来ますか!?できなければ再現は不可能です🙅♀️
【オシャレに見える工夫ポイント】
①キッチン自体をキッチンハウスにしている
②冷蔵庫を見えない位置に隠している
③照明計画の工夫
④カップボードにタイルを貼っている
⑤ダイニングテーブルもキッチンハウスで統一
こういった積み重ねによって、この雰囲気が演出されてるわけです。特に冷蔵庫はけっこう生活感出るので、個人的にもいつも隠す提案を意識してます。




キッチンはある意味インテリアでもあり、家具でもあります。こういうキッチンスタイルだと、見えてくる面材やデザインが安っぽければ、空間のチープさにも直結してきます。
一条さんの標準仕様から選べるキッチンだと、個人的には選びたいと思えるアイテムは皆無です。一条さんらしくない家を建てたいなら、この辺のプラスオプション費用は見込んでおきましょう(プラス200万円台だったとのこと)


もしも予算的にそこまでオプション費用かけれないよ!って方は、こういう感じでキッチンをハコっぽくして隠してしまうのも一つの方法です。
これならキッチンを安っぽいタイプにしたとしても、空間の邪魔にはなりません。私もよく使う手法なので、予算抑えつついい感じにしたいという欲張りな方は真似してみて下さい👌




大きな吹き抜けから差し込む光が、白い綺麗な壁面に映し出されてめちゃくちゃ素敵でした。光を受ける綺麗な壁面をつくることが出来ると、日々の暮らしの質が高まります。
壁に映る光のライン、角度によって、四季まで感じることが出来るようになります。




皆さんが読みながら気になっているのが、西日暑くないんですか!?だと思います。もちろん西日は暑いですが、昨今の窓性能の高さと、そもそも西日の暑さが気になる日数が365日の内どのくらいか?という話です。
仮に暑く感じる日が65日だとしたら、残りの300日は空へと視線が抜ける気持ちいい開口部となります。冬場は自然光でポカポカとあったかいです。


これを西日気にして南側にリビングとお庭と窓を取った結果、隣家を365日拝む景色となり、ほとんどの場合がカーテンすら365日閉めっぱなしになってしまっています。
「それでも西日は避けますか?」






一条さんの既製品の中でもめちゃくちゃ優秀な商品も低価格でありました!それがの窓についてる日除け電動スクリーンです👏電動なだけでも凄いのに、ものすごい遮光と遮熱タイプだったので、これがあれば夏場の暑いシーズンもへっちゃらだと感じました。
しかも電動にする差額が一箇所辺り2万円位だった?と施主様が言われていて更に驚愕👀(現時点での差額は変わってるかもです🙏)




ともさんもどうしても解消できなかったのがこの吹き抜けについている太い見切り材です。せめてもっと細いタイプを選べたらいいのですが。。
この見切り材の役割としては、木造の躯体が動いた時に、クロスが割れたり隙間があいたりするのを抑える為です。なので、意味はきちんとあります。住友林業さんとかでもこの見切り材はつきます。前職の積水ハウスではつかなかったです。


リビングに大きな吹き抜けをつけた場合、実は照明計画が難しくなったりします。今回も色々と検討した結果、この吹き抜け上のダブル間接照明オンリーとなっています。
「え!?それだけで暗くないんですか??」そう思われた方も多いと思います。実際はというと↓


暗くなるまでこの空間で飲ませてもらいましたが、ご覧の通り!まったく暗いとは感じませんでした。むしろ明るいくらいです。
天井までの距離があるので、吹き抜け上にダウンライトをいくら沢山つけても効果は激薄です。壁や天井面を照らす意識が超大事になってきます。




照明の明るい暗いの感覚は人それぞれなので、提案する人もついつい多めに、安全めにつけてしまいがちです。施主側も不安な様子を見せがちなので、更に安全を見た、とにかく明るい(天井がダウンライトだらけの)照明提案になりがち。
ダイコーさんのショールームで体感も出来るので、最低限施主として出来ることはしておくことがおすすめです。無防備で照明の打ち合わせに突入すると、高確率で一生涯後悔する照明となります。。ただのおどしではありません。






何もノイズがない天井や壁面ってなんでこんなにも美しいのでしょうか。オシャレな家の条件として、綺麗な壁面と天井面の存在は必須です。
大半の家や空間は、ここに余計なダウンライト、エアコン、扉、リモコン、スイッチ、コンセントなどを思考停止でつけてしまいがちです。
そこを一歩立ち止まって、この仕上がりをイメージしながら打ち合わせしていけた人のみが得れる頂です⛰️




WICを通過して居室に入るアイデアも、柔軟で素晴らしかったです👏二階の間取りは適当に廊下と部屋!となりがちなので、油断せずに少しでも工夫して欲しい部分です。


体感してみて感じたこと
温度ムラの無さと快適性





撮影日は3月1日。良い天気で比較的あったかい日ではありましたが、家の中は玄関から吹き抜け上も含めて、全ての空間でまっっっっったく温度ムラがありませんでした。半袖で過ごせるのでは!?と思うレベルです。



アルミサッシで寒くて温度ムラのある我が家とはドえらい違いです笑


一条工務店の可能性





以前から性能は高いのは知っていましたが、自由度やデザイン性が厳しいというイメージが強すぎました。が!今回のお住まいを体感して、少し考え方も変わってきました。



性能の高い一条の家✖️信頼出来るコンサルタントを入れた住宅は、かなりコスパよくてアリなのでは!?と思ってしまいました。デザイン重視したい方には向いてないかもですが、性能も含めてバランスよく建てたい方は、是非これを機に一条らしくない家に挑戦してみて下さい!



私自身も日本中で色んな建築会社さんとの家づくりをサポートしています。ご興味ある方は、まずは気軽に下の公式LINEからお問い合わせ頂けたらと思います↓
【家づくりサポートした一例】





ともさんに間取りの添削やサポートを希望される方は、インスタをまずは覗いてみて下さい↓
まとめ





今回はめちゃくちゃ貴重な体験が出来ました!長い間住宅業界に身を置いていながら、食わず嫌いで一条さんに対する思い込みが激しかったと反省しています。高性能✖️出来る限りのデザイン住宅に可能性を感じた一日でした👌
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