いきなりですが「照明計画は間取りが確定してからインテリアコーディネーターさんと決めるもの!」って思い込んでませんか!?実はこの考え方は思いっきり❌な進め方なんです。。
何故それがダメなのか、理由を分かりやすく解説していきます。家づくりにおいて照明計画は攻略が一番難しいと言っても過言ではない項目です。理解した上で正しく打ち合わせを進めていきましょう💡
照明計画を成功するのがハードモードすぎる現実
色んな方の家づくりサポートをして思うこと。。それが照明計画をきちんと提案してもらえてる人が超超少ないという現実です。。なので基本の前提として、出された照明提案が完璧だと思わないことがまず大事です。
1、明るさの感覚は人それぞれ
明るい、暗いの感覚って人それぞれですよね。言語化するのも難しいです。だからこそ、とりあえずクレームを言われないように、安全を見まくった、とにかく明るいだけの照明提案が現実世界は大半になります。。恐ろしい現実😨
2、施主様自身がイメージ出来ていない
打ち合わせしてる施主自身が「暗いのは嫌!明るい照明がいい!」と言ったらもうそこで試合終了です。。とにかく絶対にクレーム言われないように、多め多めに安全見て提案しておこうって心理的になります。
実際に照明を体感できるショールームもあるので、個人的には絶対に体感しに行くべきだと感じてます。その上で打ち合わせに臨むのが理想的です。行かずして戦場に立つのは無謀すぎます。
3、クレームにならないようにただ明るいだけの提案になる
大体の会社の仕組み的に、コーディネーターさんは契約社員だったり、外注だったり、社員さんだとしても権威性が薄い場合が大半です。つまり何が言いたいかというと、クレームで損失が生じても、責任が取りにくい立場にあります。
故に、本当はこの照明がなかった方が綺麗なのにと思っていても、攻めた提案は辞めておこう。。無難にトラブルにならない照明にしておこうとなっちゃうわけです。その気持ちも非常に分かります🤨
4、契約後の打ち合わせが分業制
ズバリ!本来は照明計画も設計士さんが一貫して提案するのが理想的です。前職時代の物件でも、設計士さんが本気モードの時は、照明提案も全部設計士さんがしてました。
でも現実はというと、設計は設計業務、照明はインテリアコーディネーターが打ち合わせするものと分業制になっています。この仕組みに今回のテーマと密接な関係が潜んでいますので、後ほど詳しく解説していきます。
5、打ち合わせ終盤で集中力が切れがち
照明計画は必ず終盤戦になります。最初は意気揚々と楽しく打ち合わせしていた人も、段々と疲れたり集中力が切れてきた頃に、この照明打ち合わせが迫ってきます。ただでさえ攻略が難しいのに、万全の体制で挑めません。
コーディネーターさんの立場としても、生産性を高めた打ち合わせをする為に、極力施主様が安心出来る明るそうな提案になってしまいがちです。わざわざ攻めた提案をしても、打ち合わせに時間と労力がかかってしまうだけです。
6、打ち合わせ期間が短い
これだけ攻略が難しい照明計画なのに、打ち合わせ出来る回数は殆どの会社において少ないのが現実です。平均すると2〜3回位が多い印象です。それを聞いた皆さまはイケる気しますか!?笑
きちんと勉強&体感した施主様で、信頼できる提案者と出会えた人なら、正直一回の打ち合わせでも十分決まるとも思っています。そうじゃない場合は、何回打ち合わせしても攻略不可な位ハードモードでもあります。
間取りや窓とセットで照明を考えないといけない理由4選
それではここからが本題です。なぜ照明計画が間取りや窓とセットで考える必要があるかを解説していきます。
1、照らせる綺麗な壁面がない
照明計画のアドバイス、添削をお願いします!と言われて、この図面が送られてきても「正直綺麗な壁面がなさすぎてどうしようもないです!!」という状態です。。
照明を考える上での基本ポイントとして、綺麗な壁面や天井面を照らすことがあります。が、実際に家づくりをしていると、綺麗な壁面や天井面の邪魔をしてくるヤツ達がたくさん登場してきます。。例えば↓
この一枚の写真の中にも、さまざまな邪魔者が点在してきていることにお気づきでしょうか!?この状態でコーディネーターさんにパスが回ってきても、骨格(間取りや窓)がぐちゃぐちゃすぎて照明どうにも出来ない!となります。。
【照明計画の邪魔をしてきがちなポイント】
①余計な窓
②余計な建具
③配慮せずにつけられたエアコン
④吸気フードや火災報知器等々
⑤間取りの無駄な凹凸
だからこそ!間取りを考えている段階、窓を計画している時点で、どの壁面をどう照らすかなど、照明計画もセットで考えておくことがマストになります!
綺麗な壁面が残っていて、骨格が綺麗な間取りの場合、照明計画も逆にスッと決まります。逆にぐちゃぐちゃな骨格の間取りだと、どんだけ凄い人が提案しても限界があるでしょう。。
つまり!間取りや窓だけを先行して考えて綺麗な壁面をなくした状態で照明打ち合わせに移行すると。。時すでに遅し!状態となってしまうわけです。
2、余計な凹凸のせいで照明のおさまりが悪い
先程から綺麗な骨格の間取りという話をしていますが、家の無駄な凹凸もまた、照明計画においてはとても邪魔な凹凸になってきます。
敷地条件的にどうしようもない時もありますが、出来るだけ建物の無駄な凹凸も減らして、綺麗な壁面を長く確保する意識を大事にしましょう⚠️
3、間取りの意図を理解できていない(お庭と一体的に考えれてない)
住宅業界の大半が分業制の打ち合わせスタイルになっています。でも間取りを考えているのは設計士さんや営業さんの会社がほとんどです。
ある程度間取りの骨格が決まった状態で照明だけを決めろと言われても、間取りの意図も知ってない状態で業務フローだけ回ってくるケースが大半です。
現役時代に体験してきた家づくりでは、優秀な設計士さんはコーディネーターさんに丸投げせずに、自分自身で照明計画も考えて提案していました💡逆にそうしないと、自分が意図してない照明計画になってしまうからです。
また、我が家のようにお庭をリフォームしたり、外灯計画まで手が回ってない照明計画になってしまうと、夜はご覧の通り全くお庭が感じれない状態になってしまいます⚠️
理想は夜もカーテン閉めずに暮らせて、夜もお庭の奥行き感や存在感を堪能出来る家づくりです。すべてのハードルを乗り越えて、ここまで到達するのは至難の業と言えるでしょう🤫
4、確認申請後は間取りも窓も変更不可
大体の打ち合わせの順番として
①まずは設計士さんによって間取り、窓、配置の確定→建築確認申請に向けて作図→②窓や間取りの変更が出来ない状態でコーディネーターさんにバトンタッチ
つまり、コーディネーターさんがこの窓は照明的にはいらんわぁ。。と思っても、口に出して言って変更出来ない状態にある!ということです。
照明で失敗しない為の対策法
ここまで熱心に読み進めてきた熱量高い人の大半が、そんなん言われてもどうすればいいの!?照明むずすぎない!?って思ってると思います。少しでも攻略す為にどうすべきかを最後にまとめておきます💡
1、SNSで照明の勉強を早めからしておく
昔と比べて、今は家づくりの情報収集をSNSですることが出来る便利な時代です(私が自宅を建てた2010年ではほぼ皆無)最大限に情報を活用して、照明リテラシーを高めることは必須です!
2、夜の実例やショールームを早めに体感しておく
SNSでの情報収集にも限界があります。動画や写真、言語では限界があるからです。体験に勝るものはありません。つまりは照明の体感をしましょう!!ということです。
どれだけダウンライトが眩しく感じるかや、間接照明だけでも明るく感じるのかを、ショールームだと比較することが出来ます👌
体感してきた上でコーディネーターさんにこの照明で十分な明るさでした!と言うことができたなら、安心してじゃあこれでいきましょう!となりますよね。
体感もして来ずに、照明が暗かったら嫌だ、不安だって呟いてると、じゃあもっと照明つけときましょう!!ってそりゃなりますよね。。原因は自分たち自身も作ってしまっているということです⚠️
3、先輩施主の方に意見を聞く
家づくりを一通り経験して、実際に住んでみている施主様の意見はめちゃくちゃ貴重です。今やインスタのDMで交流も簡単にできちゃう時代です。
本当にこれだけで大丈夫なの?と不安に思う場合は、そういった先輩施主の方の意見を聞いてみるのもとても有益な情報です。勇気を出して聞いてみましょう💡
4、有料コンサルタントに相談する
いらないダウンライトを数十灯つけてお金を無駄にするくらいなら、照明のプロにコンサル依頼してお金を払って、無駄な照明を省いてもらう方がよっぽど有益だと個人的には感じます。
まだまだ数は少ないですが、そういった照明アドバイザーのポジションの方も沢山おられます。自分たちであれこれ悩んでるよりも、プロに投資するアクションする方が最短ルートだったりもします。
5、紹介サポートシステムを活用する
最後は自身の宣伝とポジショントークになります笑
現在担当者さんを紹介するだけでなく、間取りや照明計画、外構計画まで含めて、一貫して伴走しながら家づくりサポートをする仕組みを構築しています。
まさに今回の記事のような事態にならないように、初期段階から照明も考えながらサポートしています。そんな手厚い家づくりサポートに興味がある方は、下の公式LINEからまずは気軽にお問い合わせ下さい✉️
【過去に家づくりサポートした一例】
まとめ
照明計画がいかに前段階から検討することが大事か伝わりましたか!?まだ伝わってない方は、何度も読み込んで理解することをお勧めします。まずはこの内容が理解できなければ、照明はまず失敗します!
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