今回の記事は
前回投稿したこの記事に関連します
皆様の家づくりにおいて
どんな設計士に担当してもらいたいですか？
皆様からは「いい設計士つけてください！」
そう言われることが大変多いです
そしてこの言葉が大変難しいです(^^;
人によっていい設計士の定義は違います
そこに今回はフォーカスをあててみます
ベテラン設計士だから経験豊富でいいのか？
若手だから任せるには不安なのか？
二級建築士だからだめなのか？
皆様の素朴な疑問としてありそうです
あくまで私の経験と主観的な意見です
参考にする部分だけして下さいm(__)m
とくに設計ごとの実例紹介では
個性と傾向がでているかと思いますm(__)m
設計士のタイプ
年次や性別等によって
様々なタイプの設計士がいます
大きく分けるとこんな感じでしょうか
- ベテラン設計士（40後半～50歳～）
- 中堅設計士（30歳～40歳半ば）
- 若手設計士（20歳～30歳）
- 一級建築士or二級建築士
- 女性設計士
私の中ではこんな分類になります
それぞれ傾向がありますので
ひとつずつ見ていきましょう
ベテラン設計士
相性や価値観や感覚が
私は合わない人が多い傾向にあります
向こうも同じように感じてるはずです。。
なぜなのかを考えてみると
ベテラン設計士の方が生きてきた時代
それは住宅を量産する時代でした
当時の当たりまえだった項目として
- 玄関は南向きがいい
- リビング階段は寒い
- 二間続きの和室が多い
- 水まわりに窓はあたりまえ
- コートハウスは殆どない
- 無垢材はあまり使用しない
- 〇LDKの家が当たり前
- 携帯電話は無い
- LINEも無い
等々いろいろあります
そしてその項目は
現代においては該当しないことが多いです
しかしこの染みついた感覚は
中々払拭することができません
なのでプランをかいてもらっても
どこか古めかしい感じがします
昔流行した間取りから抜け出てません
別にそれが悪いとは思っていませんm(__)m
ただ
今の若い世代の方には合わない事が多いです
逆に言うと
50歳以上の方にとっては
違和感のない良い間取りに感じるかもです
なので高齢のお客様等であれば
あえてベテラン設計士に依頼します
生きてきた経験値も違います
営業マンにプラン依頼する際に
どんな設計士がご希望ですか？
こんな風に聞かれることもあるかもしれません
意外とすぐにうかんでこないので
この傾向をご覧頂いて参考にして下さい
ちなみに過去一人だけ
我々よりも若い考え方で
ずっと先を走り続けている人と出会いました
超カッコいいベテラン設計士です
もう生き様からしてかっこよかったです
・いいにおいもしました（笑）
・絶対に「できない」とは言いません
・無茶をやってのけます
・ご自身がとんでもない家に住んでます
・冬は寒くて当たり前やと言ってました
その方のかくプランは
全く異次元でした
ごく少数ですがおられます
こういう方は感性が若いです
日常生活から違います
これはハウスメーカーでの話なので
建築家になると該当しないと思います
中堅設計士
私が一番おススメなのがこのゾーンです
ある程度の経験も積んできて
沢山の失敗も経験してきています
失敗を経験すればするほど
同じ過ちは繰り返しません
そして今の世代の方のことも
理解できる世代でもあります
自分自身が子育てしている人も多いです
マイホームを建てた設計士も多いです
自分たちの状況を理解しつつ
経験をふまえて提案してくれます
あとはその人のもつセンスだと思うので
合う人を探し当てて下さい
営業マンにどんな人がいいかを伝えましょう
若手設計士
一般的には経験が少ないから
不安に思われる方も多いと思います
経験が少ない分
ミスも多少多いかもしれませんが
そこは会社がバックアップしてくれます
そしてこの若手設計士達は
何よりモチベーションが高いです
どの設計士よりもキラキラしてます
設計できることにうえてます
他の業務も少ないので
あなたに全力を尽くしてくれます
大学時代から建築好きな若手は
めちゃくちゃハイセンスです
いい物を見て体験してきています
若手だからと言って侮るべからずです
若い感性で未知数です
若くして優秀な設計士は多いです
そんな目であたたかく見て欲しいです
一級建築士or二級建築士
これに関してもたまに言われることがあります
正直家づくりに関しては
一級だから二級だからというのは
関係ないと思っています
最終的には感性とセンスです
一級建築士になるために
努力してきたことはすごいことです
その分建築に対する知識も多いと思います
ですが一級＝オシャレな家
とかはつながってきません
これに関して深堀したい方は
下記ブログがおススメです
私はこの辺りの詳しいことは苦手ですので
ご興味ある方はご利用下さいm(__)m
女性設計士
最近女性設計士の採用が増えております
奥様目線に立った
きめ細やかな提案が得意です
やはり全然目線が違います
中でも家事や育児を
経験されてる人は格段に違います
当社の中でも活躍されてる方は多いです
設計士を希望される際に
選択肢の中に入れるのもありですね
設計ごとの実例紹介
かなり私目線でしたが
タイプをご説明してきました
ですが最終的には人です(^^;
その人の個性とセンスです
相性も大事になってきます
その辺りが分かるように
各設計ごとに実例を紹介します
何か傾向が見えてくると思います
だからどうという事はないのですが
何かの気付きになるかもしれないと思い
まとめてみました
H設計士（４０代）
一緒にコンペ受賞した数がダントツ多いです
私はシンクロしていると勝手に思ってます
施主力×設計力×営業力が重要と教えてくれた
タイプ
- 口下手
- お客様の要望を聞いてくれない
- 内なる闘志がすごい
- かめばかむほどあじがでる
- 竣工パーティーで飲み過ぎて会社休む
- 仕事が早い
- 写真がうまい
- プレゼンで秀逸な言葉を使う
最後の秀逸なプランタイトルはこんなんです
・一縷の光
・8×８はヒエラルキーを無くす
・陰翳礼讃（いんえいらいさん）
・３＋１＝∞
では実例を添付していきます
天井高を１，２階とも２２５０にしたり
屋根の勾配をあえて６寸にしたり
勝手にいいように図面を変えます（笑）
それだけ細かな設計を常に考えてくれてます
設計指名でオーナー様からのご紹介です
いい建物は紹介をうんでくれます
北向き区画にて
色々な常識を逸脱したプランです
サラッと提案した設計士も
それを受け入れた施主様もすごいです
心地いい空間と採光の住まいです
旗竿地で何をしでかしてくれるか！？
そう思って依頼したお住まいです
私の期待値を遥か上回っています
そして同じく受け入れた施主様もすごいです
９０㎡とは思えない豊かな空間です
他にもご紹介したいすごい物件があるのですが
ご承諾を頂けていないのでこの３邸です
傾向はかなりあると思います
N設計士（４０代）
当初はエリアが違うかったので
そこまで物件数はないです
今は同じエリアなので
一番信頼をおいている設計士です
タイプ
- 端部フェチ
- ディテール設計が得意
- お客様からの信頼が厚い
- 高額物件も多数している
とにかく細やかなデザインがすごいです
その積み重ねが洗練された空間をうみます
我が家の自宅もN設計士です
打ち合わせでは知らされてませんが
細かな配慮が勝手にされてました（笑）
勝手に天井が下がってたり
勝手に廊下幅が変わってたり
全てデザインからなるものです
普通の間取りなのに
施工詳細図面の量がすごかったです
しかしその図面があるからこそ
大工さんにも意図が伝わります
同じエリアになってから
いきなりかました物件です
流石としか言いようがありません
私のむちゃブリにこたえてくれました
条件の悪い売れ残りの分譲地区画で
開放的で明るい暮らしが実現できます
実例紹介は後日になりますが
この物件も一緒に担当しました
細長い土地でしたが
長さを広さに変えてくれる
素敵なお住まいになりました
O設計士（４０代）
釣り仲間でもある設計士です
いい家をつくりたい！！
その気持ちが強い設計士です
タイプ
- 残業が少ない
- プライベートを大事にする
- 最近マイホームを建てた
- お客様にどんどん提案する
軒の深いブラックな平屋です
外観や外構の詳細についても
設計士がこだわってくれました
施主様にての外構になりましたが
利益にならない打ち合わせも参加
おかげで良い外構にもなりました
お客様のこだわりも強かったですが
O氏からの提案も多くありました
ほぼすべてをご採用頂けたので
素敵なお住まいになりました
外構にもこだわってくれました
ヒカキン似設計士（３０代）
そして最後のトリはもちろん彼です！！
私が独身寮に入っていた頃に
彼はピンポンを押して挨拶に来ました
私の独身時代を共にした後輩です
数々のお酒の失敗も共にしてきました
難病も経験してのりこえて復活してます
結婚式では感極まって最初から泣いてました
色々とシンクロしてます（笑）
タイプ
- DIYが好き
- お酒が好き
- 営業からの依頼が多い
- 見た目はおとなしそう
- 人が好き
物件数が多いので
リンクをはるだけにしておきます
最後は彼の自宅です
年齢が近いのと後輩なので
依頼しやすいという点はあると思います
社内でも依頼が多いのもその点はあります
そしてお客様の床を磨いたり
芝生を一緒にはったり
家づくりを一緒に楽しんでくれます
一つ悩みで言うと彼との物件において
コンペに入賞しておりません
賞が全てではないですが
今後の目標です！！
まとめ
いかがでしたでしょうか
同じメーカーであっても
担当者によって全然違いますね
お客様を担当する設計士によって
人生変わると言っても過言ではありません
自分たちはどんな暮らし方がしたいのか
今一度思い返してみて
どんな設計士についてもらいたいのかを
まとめてみましょう
家づくりにおいては大事なコトです！！
【私のブログや動画に共感頂ける皆様へ】
これから家づくりされる方で
ファンタジスタのサポートを受けたい！！
良い担当者や建築会社を紹介して欲しい！！
そう思って下さる方は
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