この記事を書いている前日に
例のごとく住友林業さんと
競合真っ只中のお客様から
見積もり内容の問い合わせがありました
各社によって資金計画の書式は色々です
建物が安く見えるように表記していても
総額を見たらそこまで変わらない？
見積書が不明瞭で比較しようがない。。
営業マンは安めに伝えようとしがちです
総額安い方を選んで契約したのに
契約後に大量の増額に。。。
きちんと確認しておけば良かった。。
なんてことになりがちです(^^;
今回の他社さんの書式も
私が見ても何が入っていて
何が入っていないのか不明でした
次週末に当社と住友林業さんで
最終の提示状態です
契約前の状況の方に向けて
何を比較したらいいか10選を
今回の例をふまえて紹介します
現時点では林業さんと800万円差です
当社の方が高い状態です。。
ですが次週末ひもといていくと
大分差が縮まると思います。。
見積もり比較チェックポイント10
今回は当社と住友林業さんの比較です
工務店とハウスメーカーとなると
またチェックポイントの内容が
ガラッと変わってくるかと思います
ちなみに今回の林業さんの営業は
私も二回飲みに行ったことがある
仲のいい営業さんです
めっちゃおもろい人です
林業さんとは横のつながりがあります
なので客観的な比較はしてますが
悪意は一切ありませんのでm(__)m
このたたかいが勝っても負けても
お客様含めて三人で飲みましょうと
現時点で言っています（笑）
１、地盤改良工事が含まれているか
今回の事例でもこの問題が。。。
当社は造成した宅地分譲なので
おそらく地盤改良が必要との予想
平屋なので多めに見て150万円の概算
住友林業さんは
ベタ基礎なのでいらないかも？
ということで必要時別途表記
この時点で困惑します。。。
金額的にも大きい部分です
そして地面の下は調べてみないと不明です
土地から購入の場合は
契約しないと地盤調査できません
補強なさそうと言われて契約しても
契約後の調査によって必要な場合も
十分にありえる話です
「そんなん知らんがな！！」ってなります
でも足元は大事なので
基礎補強せざるをえません。。
せっかく信用して契約したのに
険悪なムードになってしまいます
契約後に追加になるよりは
少しでも可能性がある場合は
かかる想定をお勧めします
契約後の調査によって
無しなら無しでラッキーです
２、エネファームかエコキュートか
今回はお客様の方が
オール電化でもガスでもどちらでも派
床暖房は入れるか悩んでおられます
住友林業さんはエネファームで提案
だけどなぜか見積もりには含まれず。。
当社はエコキュートで提案（オール電化）
またまたこの時点で困惑します。。
純粋な比較として
エネファームの方が初期費用としては
ざっくり50万～60万円位高くなります
光熱費はエネファーム搭載の方が安いです
・あとは床暖房いれるいれないとか
・長期で見た時にどちらが得なのかとか
・オール電化の方が掃除しやすいとか
・熱源は２つあった方がいいとか
色々な価値観があります
一概にどちらがどうとは言えませんが
見積もり比較としては意識しましょう
３、外構工事がどこまで含まれているか
これまた大きな内容です
当社は外構の詳細はこれからです
やりたい内容を考えると
250万円位はみておきたかったので
資金計画に概算250万円と表記
住友林業さんは別途表記
この時点で税込み300万円近い差です
そして今回プラン提案の仕方も違います
・当社は建物で囲うコートハウス
・林業さんは外構と植栽で目隠し
この時点でも外構費用は大きく変わります
我々の提案は建物で完結しているので
外周の外構工事もいらないくらいです
この外構工事を少なく見積もっていると
契約後に確実に増額となります。。
４、火災保険をいくらでみているか
火災保険は最長で10年間加入できます
できるだけ長く一気にに加入した方が
金額的にはメリットが出ます
建物金額によっても
火災保険の金額は変わるので
資金計画上は概算が多いです
あとは何年位でいくらみておくか
今回当社は概算20万円で
林業さんが1年分で26000円
ここも見落とすと差になります
改めて色々なトラップがあります。。
あまりチェックしないお客様だと
安く見せた資金計画の方に飛びついて
即契約してしまう。。。
後で増額になって後悔する。。。
こうなりがちです
ある程度の知識をつけたうえで
見積もり比較しましょう
５、キッチンの金額と内容はどうか
ここもどのランクで見積もるか
大きい内容です
私は相変わらずパナソニックで概算120万
林業さんは現時点では表記なし
おそらく提携しているトクラスかと
どちらがどれくらいのグレードなのか
私ですらこの情報では分かりません
理想は契約前において
キッチンショールームを見た方がいいです
今回はそこまでの時間がないので
次週末にカタログにて説明します
キッチンの仕様によって
かなり金額差がでるので要注意です
６、照明・カーテンがどこまで含まれるか
この項目も概算になりがちです
契約後にコーディネーターと打ち合わせです
あとは概算でどのくらいみておくか
当社は居室以外をイメージしました
照明カーテンで概算50万円
選ぶ物によってはもう少しかかるかも
そのくらいの金額です
林業さんはインテリア工事え87万円
その中に何々含まれてるか分からないので
比較できない状態です
次週末には詳細になりそうです
７、エアコンは含まれているか
エアコンに関しては
配管工事だけの場合が多いです
量販店の方が安いからですm(__)m
インペイ配管を伴う工事の場合は
ハウスメーカーでエアコンも手配します
今回は当社は別途表記で
林業さんが新規2台で58万円
ここは当社の方が低くみています
この辺りも含むか含まないかで
大きく変わるので注意しましょう
８、補助金が含まれているかどうか
たまに資金計画書の中に
・太陽光補助金
・エネファーム補助金
・ZEH補助金
・住まい給付金
等々の補助金を
さも値引きかのように表記して
総額を安くみせているケースがあります
補助金を受け取るタイミングとしては
入居後数カ月してからになります
つまりは一旦お金が必要です
最初から値引かれるわけでなはいです
後からもらえる別物として認識しましょう
９、太陽光は含まれているか
これも大きな項目です
当社は概算100万円で表記
林業さんは金額表記無し
おそらく含まれていなさそうです
エネファームとセットで別途の様子
両社ともお客様の希望予算からは
大きく外れているので
少しでも安く見せたい気持ちは分かります
お客様が困惑しないように
みんながフェアに提案したいとこです
１０、床材の仕様と範囲は
これも見積書には見えにくいです
そしてお客様もさほど興味がない項目
しかし個人的には重要項目（笑）
家8割は床で決まると言っても
過言ではありません！！
今回当社は杉の無垢材で提案
もちろん寝室も含めた全ての部屋です
平屋で１つながりなので
居室だけツルツルの床材とか
けちくさいことはしません
しかし大体の営業マンが
居室は安い床材で提案しがちです
本当にお客様の為をおもうと
そんなことしないはずです。。
その営業マンの自宅では
ちゃっかり全室いい床入ってるはず。。
（今回の林業さんは関係ないです）
どんな床材がどの範囲に入っているか
きちんと確認しておきましょう
まとめ
いかがでしたでしょうか
大きい項目だけでも
かなりのポイントがありますね(^^;
これは困惑するはずです
そして総額が「安いか」「高いか」
ここだけに意識がいきがちです
ここばかりに圧力をかけると
真実が見えなくなりがちです
営業マンも安く見せがちです
契約後に増額にならない為にも
この辺りは慎重に確認しましょう！！
関連記事も貼っておきます
明日の記事では
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