注文住宅の見積もりは
お客様が見ても分かりにくいです
こんな細かい項目の中から
何を削減していいか分からない😨
今日はそんな方の為に
私が日頃の営業活動において
いつも意識しているポイントを
皆様にお伝えできればと思います
注文住宅の見積もりは
3000万円とか4000万円!!
みたいになってくるので
建具の5万円や6万円なんて(^^;
みたいな気分になりがちです
コストをあげるのは簡単ですが
下げるのはかなり大変です
数万円の積み上げが100万円になります
私の家も今思えばもっと削減できます
もう一度家づくりできたら
100万円は安くできそうな気がします
皆様にはそんな目にあわないように
しっかりとお伝えしていきます
参考になる部分だけご利用下さい
コストダウン項目20ポイント
私が思いつく限りです
もしかしたら他にあるかもですが
私的ポイントをご紹介!!
1、建物の凹凸を減らす
これは想像通りかもしれませんが
真四角の総二階のハコが一番安いです
外観どうこうはありますが
シンプルイズベストです!!
たまに目にするダメな例として
お客様の要望通りにするために
洗面所の収納が欲しいって言われたから
ここをポコッと出しておこう
みたいなプランをたまに見ます
新入社員がつくるプランや
契約までに営業が間取りをつくる場合に
多い傾向があります
外観をつくる為の意味ある凹凸ならいいですが
無駄な凹凸はコスト的にも
他の面でもいいことは一つもありません
今一度プランを見直してみて下さい
2、バルコニーを無くす
バルコニーはとって当たり前
皆様そう思われてませんか?
建てる側の人間ですらその認識が強いです
何も要望しないとバルコニーがついてきます
バルコニーは床面積には入りませんが
施工面積には含まれます
見積もり書では分かりにくいですが
30万円~以上のコストはかかっています
将来メンテナンスに数十万円かかります
なのに実際はバルコニー使ってません
結局室内干しです。。。
みたいな方はかなり多いのが現実です
使わないものに数十万円かけるなら
使いたいものにかけましょう
よく使う方はそのままとっておいて下さい
バルコニーに関しては記事を別でまとめてます
気になる方は参考にして下さい
3、屋根をシンプルにかける
表現した好みの外観はあると思いますが
外観に対する気持ちは人それぞれです
そんなにこだわってないとか
シンプルでいいという方もいます
そういう方にとって
無駄に屋根でコストをかけてないか
今一度見てみましょう
屋根のコスト高い順(当社仕様の場合)
- フラット+片流れ
- 片流れ
- フラット屋根
- 切妻屋根
- 寄棟
1、フラット+片流れ
フラット部分と片流れ部分の組み合わせ
このパターンが一番高いです
一時とても流行った屋根形状です
片流れ部分の勾配がきついほど
外壁量が増えるので高いです
この写真は2,5寸なので緩やかです
2、片流れ
我が家の外観です
土地が三角だったので
外観もとんがりました(^^;
今ならしません。。。
片流れ勾配は5寸なので急です
当時は2,5寸の設定が無かったです
片流れが高い理由は
外壁の量が増えることによります
当時切妻屋根と見積もり比較した場合に
100万円近く変わりました(^^;
流石に気持ちがゆらぎましたが
グッとこらえました
今なら軒の深い寄棟が好きです(笑)
3、フラット屋根
フラット屋根も流行りました
この実例のオーナー様も
デメリットはご説明した上で
外観を重視されました
初期費用も高いですが
雨漏れリスクも高いですし
メンテナンスコストも高いです
採用する場合は理解したうえで!
当社は防水初期保証が30年になったので
少し提案しやすくはなりました
4、切妻屋根
三角屋根の形です
軒を出す出さないはありますが
ポピュラーな屋根形状ですね
できる限りシンプルにかけましょう
屋根形状以外にも
瓦材かカラーベストかによっても
価格は違ってきます
メンテナンス性とイニシャルを考えて
どちらでいくか決めましょう
5、寄棟屋根
この屋根形状が一番多いです
四方に軒が出ているので
外壁も汚れにくいですし
雨の侵入も防げます
外壁量も少ないので
コストも一番安いです
これだけ軒を出すと
コストアップにはなります
費用と機能を天秤にかけましょう
軒の出の重要性に関しては
こちらの記事を参考にして下さい
4、余計な建具を無くす
住まいの中で
意外と使わない建具があります
我が家で言うと
リビング入り口と畳コーナーです
特注でつくった建具なので
これだけで20万円近く削減できます
最近の住宅は断熱性が高いので
変に細かく仕切らない方がいいです
全体を暖めてしまった方が快適です
寒い廊下もなくなります
初めて建てる家なので心配かもですが
あまりに心配な場合は
住んでみて将来つけれるように
天井補強を入れて
建具無しでスタートしてみましょう
この実例はそもそも玄関という概念無しです
土間もあって吹き抜けもありますが
床暖房のみで十分です
寒くないか心配な方は
実例をご体感下さいm(__)m
オーナー様の体験談を聞いて下さい
5、間仕切りを減らす
先ほどの話に通じますが
無駄な廊下や壁を無くしましょう
目隠しの為に必要なカベはありますが
間取りを見直すと不要なカベもあります
最近特に多いのは
子供部屋を将来間仕切りか
間仕切りせずに家具で仕切ったり
軽めのカベだけで仕切ったりします
アクセントのカベで
プライベート空間を少しだけ目隠し👀
極論これだけでもある程度OKです
全て扉や壁がついてしまうと
圧迫感にもつながります
今一度そのカベ必要か
検討してみて下さい
6、余計な窓はとらない
余計な窓は断熱性が落ちるだけです
掃除する部分が増えるだけです
防犯性が落ちるだけです
必要な場所には広くとりましょう
あまり深く考えずに
とりあえずつけてる窓が多いです
カベをデザインするのも設計です
伊礼先生の本でも書いてありました
水まわりの窓に関しても
換気の為だけなら
とらなくていい方もおられます
明るさが欲しい場合は必要ですが
お風呂の換気だけのため!
みたいな方は窓をとらない選択もあります
扉と窓を閉め切った状態で換気扇が
正しい換気方法です
このあたりも過去の記事でまとめてます
自分たちのライフスタイルや価値観では
必要かどうか今一度検討下さい
7、収納扉をつけない
これもよくする手法です
一階部分はしっかり扉はつけています
二階のプライベートゾーンに関しては
扉無しのパターンが殆どです
(会社の中では私だけですが(笑))
隠したければ
カーテンやロールスクリーンで十分です
カーテン等であれば好みのデザインも選べます
建具だと5万円~してきます
気になったらつけれるように
天井補強スタートでいかがでしょうか
二階全ての収納扉を無くすだけでも
二階の無垢フローリングが実現します
我が家がまさにそれで失敗しています(^^;
収納扉をつけるかどうかも
個人の感覚によりますので
賛同頂ける方は無しでもいいと思います
8、和室をつくらない
家づくりを考える方で
和室が欲しいという方は多いです
どんな使い方か聞くと
- 来客用
- 親が泊まりにきた時に
- ゴロンとしたいから
- 子供をお昼寝させる為
等々の理由がかなり多いです
では逆にどうでしょうか
- 年に何回来客がきて和室に通すか?
- 親が泊まりにくる日が何日あるか?
- 子供が小さい間は何年の話か?
等々紐解いていくと
じゃあ無くてもいっかという方が多いです
昔畳コーナーを取って仕切れる家に行くと
大体が物置になっています
聞いてみるとほぼ使ってないそうです
仕切れる畳スペースのせいで
リビングは家具を置くと狭めです
それでも35坪の建物です
畳を無くして32坪の家のリビングの方が
かなり広々とします
もちろんコストも安いです
最近は仏壇もコンパクトになりました
法事も家でする方は減りました
和室の必要性と在り方を
今一度検討して下さい
必要な方や畳が好きな方は
利用できるように上手にとりましょう
9、二階トイレを無くす
ここもいつも論点になります
私はお腹が弱い方なので
二階トイレは必要派です(^^;
あるとないとではあった方がいいですが
無くても特に困らない方は
無くしてもいいと思います
育ってきたご実家とか想像して下さい
大体が二階にトイレはなかったです
それでも困ってないということは
無かったら無かったで
どないかなるという事です(^^;
トイレを無くすことによって
何かが良くなるのであれば
無しにするのもありかと思います
パイプスペースも無くなるので
コストダウンにもつながります
実際はとられる方の方が
多い傾向にあります
10、可動棚を固定にするか無しにする
かなりケチくさい小さな話ですが
チリもつもればです(^^;
図面をよく見てみると
とりあえず可動棚になっています
高さと枚数を変えれるので便利ですが
可動が必要ない場所もあります
自分で収納を買ってきて
置いた方が便利な場所もあります
ホームセンターで購入したラックなら
数千円で買うことができます
メーカーに工事してもらったら
数万円かかります(^^;
細かいところですが見直しましょう
11、極力DIYする
先ほどの可動棚とかもそうです
手先の器用な方であれば
ホームセンター等でも棚は売ってます
IKEAにも色々便利品あります
カベに補強さえ入れておけば
後でどないにでもできます
最初はシンプルなハコにしておいて
必要に応じて自分でつくっていくのも
面白いと思います
下記2邸はその点参考になりますので
気になる方はご覧下さい
IKEAにお客様と一緒に行って
カラフルな棚や洗面台の鏡等を
利用したお住まいです
カベを自分で塗ったり
くつ箱をつくったり
木塀をつくったり
芝生を植えたり
植栽を植えたり
色々自分でつくった住まいです
家は引き渡し時が完成ではない
byヒカキン似設計士
12、無垢の場合玄関框を無しにする
まずは玄関框がどこのことなのか
このカバーしてある部分です
複合フローリングの断面が見えないように
框をつけています
この部材も数万円するのです
無垢フローリングにした場合
断面も木になるので
切りっぱなしの仕上げにします
この玄関とかも切りっぱなしてます
框で覆わずにそのまんまです
見た目もスッキリします
この玄関も切りっぱなしてます
無垢フローリング限定の特典です
もちろん框をつけることも可能です
無しにした場合は
7万円~10万円位コストダウンできます
13、無垢材の端材を利用する
これも無垢材限定の特典です
無垢フローリングは施工が大変なので
材料を少し多めに発注します
床材が余ることが多いので
大工さんに無理言って
カウンター代わりに取付です
普通のツルツルのカウンターよりも
質感アップしますし一石二鳥です
大工さんいつもありがとうございます
特に杉のフローリングは
一枚の長さが4mのものを使ってるので
これだけ長くても継ぎ目無しです
他には洗面台の腰壁上にある笠木です
通常であればツルツルの材ですが
ここにも端材をカットして利用します
ただし水は吸収するので
経年変化はご理解が必要です
同じように階段の笠木にも利用です
置いて接着するだけなので
床材の断面がそのまま見えています
個人的には違和感ないですが
完璧を求める人にはダメかもです
ご主人様にてレールを取り付けて
棚は余った杉材です
ちょっとした物は置ける奥行です
これなら棚にも愛着わきますね
14、床暖房を無くす
床暖房をつけるかどうか
とても悩ましいかと思います
オール電化では55万円~60万円位
ガスの場合は30万円前後の
初期費用が必要になります
削減項目としては大きいですね
つける時期は冬前後のみです
10年~15年くらいでメンテも必要です
床暖房があればもちろん快適ですが
どこまで必要か見直しましょう
個人的には床材を選定すれば
エアコンだけでも十分暖かいです
冷たく感じる床にしたら
かなり底冷えします
色々な床材をさわってみて下さい
冷蔵庫に入れてみても面白いです
床材によって触った感じが違います
床暖房に関しては
下の記事も参考にしてみて下さい
15、設備メーカーを統一する
これは営業マンがよく使うトークです
各建築会社によって
よく使う会社とそうでない会社があります
当然ですがよく使う会社は
無理を聞いてくれます
私で言うとパナソニックさんが9割なので
いつもかなり無理言ってます(^^;
その分他社さんに浮気しません
色々浮気していると
あまり無理聞いてくれません
メーカーを統一することによって
値引き率も上がります
住んだ後のメンテナンスに関しても
メーカを統一していると楽です
気に入った設備を入れるのが一番ですが
こだわりが無い部分に関しては
ある程度メーカー統一してもいいかもです
16、ガーデンパンを無くす
ガーデンパンとは外部水栓の受け皿です
標準で見積もりに入っているのは
このクオリティです(^^;
見えない位置であればいいですが
見える位置なら嫌なレベルです
我が家もこれが庭について
嫌すぎてお金払って取り替えました
ここでコストダウンするとすれば
ガーデンパンを無しにします
受け皿を無しにして棒だけの状態です
ひねった水はそのまま自然浸透です
コンクリート仕上げなら問題ですが
まわりが砂利なら問題ありません
水をためたい時はバケツを利用です
たかだか1万円ちょいの話ですが
チリもつもればです
見た目もイマイチだし無しでもいいかなと
17、アイカセラールを無くす
聞きなれない言葉が続きますね
洗面所の横壁につくアレです
右手に見えるツルっとしてるパネルです
これが案外高くて3万円前後します
水が飛び跳ねても
ごしごしふけるようにつけてます
激しくまき散らす人なら別ですが
普通に使えばそこまで飛びません
クロスでもふきとれます
必要でないと感じる方は
クロス仕上げにしてもいいかと思います
18、余計なTV端子はとらない
細かい話ですが当社の見積書には
全部屋分とりあえず入ります
将来子供部屋にテレビつけますか?
寝室にテレビ必要ですか?
勿論必要な方もいると思いますが
必要ない方も多いと思います
我が家も二階にテレビは置いてません
最近はテレビすらあまりつけません(^^;
携帯やタブレットの普及によって
テレビの重要性が薄れています
一ヵ所あたり13,000円位の話ですが
3つ削減したら約4万円です!!
今一度いるかどうか考えてみて下さい
19、照明カーテンを自分で手配する
ダウンライト等の
工事が伴うものは仕方ないですが
後で自分でつけれるものに関しては
メーカーを通さない方が安いです
自分でポチポチしたりする手間は必要ですが
数万円でもコストダウンできます
メインのLDK等は全てしてもらって
二階等は自分で手配とかもアリですね
20、うまく交渉する
最後はかなり漠然としています(笑)
SNS上でも値引き等に関しては
諸説あるかと思います
少しでも安くしてもらう為には
営業マンに頑張ってもらわないといけません
私なりのポイントとして
- 自分のまわりに建てる人おるアピール
- 会社希望の工期に設定する
- 実例見学会に協力する
- 入居後も案内できる旨伝える
- 普段からスタッフを気持ちよくさせる
- 信頼する
メンタル的な部分もありますが
相手も人間です
この人の為にしてあげたい!!
そう思ってもらうことが重要です
警戒心むきだしな態度だと
相手も駆け引きせざるを得なくなります
家づくりは対等だと思うので
お互いのメリットになりそうなことを
考えていきましょう
間取りの相談や担当者紹介希望の方はコチラの公式LINEから気軽にコメント下さい(公式LINE登録特典■要望チェックシート■家づくりレベル診断ゲーム■家づくり攻略動画無料配信■定期的に役立つ情報発信もしています)
まとめ
いかがでしたでしょうか
皆様の見積もり書から
少しでも無駄を省けそうでしょうか
このブログがきっかけで
誰か一人でもコストダウンができれば
大変嬉しいです
この他にもきっと項目はあります
予算オーバーしたからと言って
コストダウンしてはいけない部分を
コストカットしないようにm(__)m
許せる部分と許せない部分を
判断していきましょう
個人的には床材は大事です
目標金額に向けて
パートナーと話し合って下さい
【私のブログや動画に共感頂ける皆様へ】
これから家づくりされる方で
ファンタジスタのサポートを受けたい!!
良い担当者や建築会社を紹介して欲しい!!
そう思って下さる方は
下記リンクより詳細をご覧下さいm(_ _)m
画期的な仕組みを作りました!!
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