おはようございます！！
ブログを書いている本日は
会社の創立記念日で休みです
私の人生で初めての
親孝行旅行に行ってきます（笑）
「親孝行したい時には親はなし」
という言葉があります
稼げるようになってからでは遅いです
今でしょ！！ということです
ということで本日の記事内容は
過去にお引渡しさせて頂いた
実例紹介についてです
オーナー様から許可を得れたので
世に発信したいと思います！！
個人的に
めちゃくちゃ刺激をもらった物語です
今回のお住まいができるまで
今回の物語も特殊です
当時私も若かったです（笑）
今も十分にピュアですが
更にもっとピュアでした（笑）
8社競合
当時は一社検討の人しか提案しない！！
そんなスタイルではありませんでした
自己ブランディングもできてないので
とにかく提案スタイルです
その当時8社くらい？競合していて
ローコストからHMまで
いろんな会社さんがいました
今の私なら
ここに参戦していなかったでしょう（笑）
H設計士とのやり取り
プロジェクトシリーズでおなじみの
H設計士と担当しました
ちなみにH設計士とは
ヒカキン似設計士ではありません
誤認を与えていた方がいたので
ここで訂正です
H設計士とはコンペを毎回受賞して
ブイブイ言わしていた時期でした（笑）
一緒につくる家全てが
コンペに受賞する勢いでした(;^_^A
もちろん今回もいきまっせ！！
そんな勢いの私に対して
H設計士はと言うと
- ８社も競合している。。
- あれこれ要望がある
- 予算内でできるのか
- etc。。。
みたいな状況なので
完全に熱くなっていないのが伝わりました
そこで出てきたプランが
そんな気持ち丸出しのプランだったので
初めてプランを突き返しました（笑）
「お客様の可能性を勝手に決めつけていませんか」
「ちゃんと本気でつくって下さい！！」
若かりし私は
そんな偉そうなことを言ってました(;^_^A
内観・外観紹介
そんなこんなのプロセスを経て
８社の中から選んで頂けました
同じような要望通りの提案をしても無理なので
当社だけ全く違うアプローチでした
それが功を奏して
見事にご縁を頂きました。。
そこから生じた化学反応が続き
とんでもない家になるのです。。
外観＋敷地状況
今回の敷地は東向き道路です
南北には二階建て
西側には二階建ての賃貸が
間口も広くないので
南側からの採光は微妙です
東側には山並みが見えていたので
そこを活かすべきなのは明白です
他社さんはすべて。。
いつもの方位だけを見たプランでした
(しめしめ。。(笑))
一階スペース
今回はあえて部屋名は言いません
すべて何となくのスペースです
完全なる個室はWICくらいです
仕切れるようにしていますが
当面はゼロLDKの状態からスタートです
扉や壁はないんですが
真ん中のハコがあることによって
何となくの領域が分かれています
奥へくぐっていくと
寝るスペースらしき場所に行きます（笑）
すべては【らしき場所】です
一階スペースから隙間をのぞくと
何やら椅子が見えます👀
一体ここは何のスペースなんでしょうか
後ほど登場してきます
ある意味家中つながったお住まいです
奥側のベッドスペースです
とは言え何か違和感を感じませんか？
そうです！！
二階？ともつながっています
気配はつながっているのです
ちょっとした死角になっているだけです
絶妙な塩梅です
中間層スペース
階段をのぼっていく途中に
段が下がったスペースがあります
ここの椅子に座ると
床が机代わりになります
見てのとおりです
この椅子は
お世話になっている家具屋さんにて
特注でつくってもらいました
この家で使っている床材を用いた
キュートな椅子です♪
段差の足元部分には
段差を活かした絶妙な収納が
本や漫画を置いて
段差部分でゴロゴロ本を読めます
この段差部分の床を
杉材にして居心地アップしてます
2階LDK
今回の敷地状況を考慮して
迷わず二階リビングで提案しました
ご要望通りではないですが
プロとしてベストな選択をしました
山並みがきれいに映り込むように
開口部まわりも丁寧にデザインしています
ロールスクリーンは隠れています
切り取られた山が美しいですね
二階スペースの中心には
ジャングルジムのようなハコが
このスケルトンなハコを中心に
家中が絶妙につながっているのです
空間はひとつながりですが
領域は分かれています
一見危なそうに見えますが
お子様たちはへっちゃらです
親が心配する以上に
お子様の能力は高いです
今回の住まいづくりを通じて
まざまざと感じさせられました
ひとつながりの空間に
様々な居場所がちりばめられています
その時々によって
居心地の良い居場所を選択する
そんな素敵な空間です
キッチン側からもすべてを見渡せます
完全に見えるわけではなく
適度にっていうのがポイントです
干渉されるわけじゃないけど
気配だけ伝わる感じです
クリフハンガーを連想するような
ジャングルジムの遊び方です
まさかここまでとは。。
大人が心配して打ち合わしていたのが
何だったのかってなります（笑）
照明計画にもこだわり
勾配天井の天井は綺麗にキープしました
スタンドやペンダント照明を駆使して
夜も超絶いい感じです♪
ロフトスペース
今回はロフトもついています！！
二階建ての家なんですが
まるで三階建て？みたいな感じです
居場所が沢山あります
ロフトの活用頻度を高めるために
固定階段にしています
木の列柱に段板を差し込んだ
コスパの良い階段です
ロフト部分ももちろん杉材です（笑）
めっちゃ気持ちいいのです
ロフトだから安くするのではなく
ロフトだからこその居心地アップです
ロフトからはキッチンを見下ろせて
お母さんを唯一上から見れるところです
子供の目線というのは
常に親から見下ろされています
こういった居場所というのは
お子様にも刺激を与えてくれます
ダイニングらしき居場所です
ハコを中心に走り回るので
高速道路の路側帯みたいな感じです
お子様の友達が来たときは
本当にそんな状況です
リビングらしき居場所も
ソファーで居場所を限定していません
いったい何カ所居場所があるのか。。
普通の35坪の家と比べたら
何十倍。。
いや∞倍でしょう。。
素敵です
今回の家づくりから感じたコト
毎回いろんな発見がありますが
今回は特に大きな気付きがが多かったです
固定観念がどうのこうの言ってる私ですが
やっぱり意識していてもつくりがちです
そんな私の中の壁が
より一層ゆる～くなりました
お客様の可能性を決めつけない
いつもはH設計士に１００％託してみますが
後にも先にも
今回だけはプランを突き返しました（笑）
この時だけの出来事です
「お客様の可能性を決めつけてはいけない！」
- 8社競合しているから
- 予算が〇〇だから
- 要望が沢山ありすぎるから
- etc。。
みたいな勝手なイメージを植え付けて
提案の選択肢に制限をつけてしまう
気持ちも分かりますし
実際このような家づくりが
世の中には溢れかえっていると思います
しかし今回そこに抗ったがために
今回のようなお住まいが誕生したことに
新たな可能性を感じます
どの期間にフォーカスをあてて家づくりするか
皆様が家を建てる目的は何ですか？
- 家賃が高いから
- 資産として
- 子育て・子育ちのため
- セカンドライフを行うため
- 老後の終の棲家
- 職場の近くに住みたいから
- 趣味を楽しみたいから
まだまだあると思いますが
人それぞれシーンも目的も違います
なので正解はありません
こういった実例を紹介したり
二階水まわりの実例を紹介していると
- 老後どうするんですか？
- 車いすになったらどうするんですか？
- 歩けなくなったらどうするんですか？
- 危なくないですか？
こういったコメントやご意見は必ずきます
もちろんそういったご意見はごもっともです
しかし人それぞれ家を建てる目的は様々です
人生いろいろです
そもそも老後を迎えずに死ぬかもしれません
病気になってからは病院かもしれません
老後のことだけを考えて無難な家を建てて
無難な人生を送るのも一つです
体が元気なうちに
家族全員が２００％楽しい家で30年住むのも
一つの人生です
私の身のまわりにも
ある日突然病気になってから
自宅では住めなくなった方もいます
どれだけ想定していても
人生思い通りにはなりません
ちなみに今回の家づくりは
子供が【楽しい家】にフォーカスをあてました
結果的にどうなっていくか分かりませんが
テーマを決めて追及するのも一つです
そんなことを感じました
子供の可能性
今回はある意味危険に感じるポイントが多いです
普通ならそれを全てブロックしがちですが
できる限りゆる～くつくっています
ここに関しては論議を繰り返しながら
設計士の意図やコンセプトも大事にしつつ
絶妙につくったラインです
(めちゃくちゃ何回も打ち合わせしました)
我々が心配しまくっていた内容は
出来上がった後に払拭されました
お子様達の可能性は∞である
親が思っている以上に
我々以上に
お子様が持つ力と可能性は絶大です
住まいが人生を変える
今回このお住まいを建てたことによって
学校で軽く噂になったそうです
「〇〇くん家すごいで」
「〇〇くん家行ってみようよ」
私がお客様を案内した際も
お子様が楽しすぎて帰りたがらない。。
みたいなこともしばしばありました
まさに人は住まいを創り
住まいは人を創ると言われる
企業理念通りのことが生じています
まとめ
いかがでしたでしょうか
賛否両論あると思いますが
家づくりは究極の自己満足でもあります
どんな家を建てるのか
ある意味人生そのもの的なイベントです
ここに正解は存在しません
決まった型はないので
自分の人生と向き合いましょう
人生いろいろです
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