リビング階段=寒い
こんなイメージを持たれた方が
とても多いように感じます
ネット上を検索していても
・リビング階段は寒いからやめておけ
・リビング階段にして後悔している
等々のネガティブな意見がよせられています
では実際のところどうなのか!?
私はそうでもないと思っていますし
うまくリビング階段を取れば
メリットの方が多いと感じています
ただし一歩間違うと
確かに寒ぅーくなってしまいます(^^;
間取りは建ててから変えれません
色々なリビング階段を紹介しながら
皆様の家づくりにおいて
失敗したリビング階段にならないように
まとめていきたいと思います
あくまで当社の仕様で
感じた経験をもとにお伝えしていますので
ご了承くださいm(__)m
リビング階段のメリットデメリット
まずはリビング階段をとることによっての
メリットデメリットを考えていきましょう
リビング階段のメリット
- 上下階の気配が伝わる
- 顔を合わせてから二階に上がる
- リビングが広く見える
- 階段から光がおちてくる
- 使い方によってはインテリアになる
- 吹き抜けとの相性がいい
- 階段を居場所にすることができる
上下階の気配が伝わるとか
顔を合わせてから二階にあがる項目は
メリットになる場合と
デメリットになる場合があるので
表裏一体ではあります
自分たちのライフスタイル等と相談して
何を取るべきか選択してもらえたらと思います
意外と知られていないメリットとして
階段が居場所になるということです
あえて少し広めにとることによって
階段が居場所になります
階段の踏面をあえてダイナミックにとります
腰掛けたり机にしたり何かを飾ったり
使い方は無限大∞です
階段をただの移動通路とせずに
ちょっとスペースを譲るだけで
機能が追加されます
今考えたらこんなスペース最高ですね
先ほどの写真を下から見たバージョンです
階段下部分は天井の低い畳スペースです
こもれる感じが居心地最高です
階段×採光×書斎×畳コーナーですね
下にも途中にも書斎があるパターンです
高さが変わると景色も変わるので
同じ空間でも別の場所に感じます
その時その時期によって
気持ちのいい場所で作業を楽しめます
実は家の中で一番の眺望です👀
家の面積は小さくとも
居心地のいい居場所が沢山ある家は
広く感じます
共感頂けた方はこんな記事もおススメです
スペースがそんなにとれない場合は
4段までなら法律的にもオープンできます
これはやらせではなく実際の光景です
子供の独創力と遊ぶ力は
大人の想像の遥か上をいきます
居場所を提供するだけで十分です
リビング階段のデメリット
- 断熱気密がしっかりないと寒い
- 階段によってはコストがかかる
- ニオイや音が伝わる
- リビングを通らないと上がれない
- 冷暖房効率が悪い
実際にリビング階段にしたオーナー様から
一番多く言われるお言葉が
音が思ったより伝わるということです
一階でテレビを普通に見ている音が
二階の寝室にかなり聞こえる等
音に対する理解と配慮は
場所によっては必要かと思います
実際寒かったという話は
一度も聞いていません
色々なタイプのリビング階段
リビング階段と言っても色々なパターンがあります
まずはどんなパターンがあるか見ていきましょう
リビング階段の王道!!
リビング階段×シースルー×大きな吹き抜け
これぞリビング階段って感じですね
がバッととった吹き抜けから
サンサンと光が入ってきています☀
下から見上げたソラもいい感じです
ゴロンとした時に
ソラへ視線が抜けるのは気持ちがいいです👀
これだけ吹き抜けてると
寒そうに感じますか!?
そうでしょー
でも実際そうじゃないんですよね
後で掘り下げて説明しますm(__)m
同じくがバッととったパターンです
ピット畳に階段の段差に
沢山の居場所と絡めた吹き抜け階段です
こちらに関しては大きな吹き抜けだけでなく
土間まで絡んじゃってます
パッと見寒そうですよね!?
どうなんでしょう(こたえは後ほど)
シースルー階段を採用パターン
このパターンも憧れる方は多いかもです
これぞシースルー階段ですね
視線が向こうの壁まで抜けるので👀
やっぱり広く感じますね
階段の手前に壁があると想像したら
圧迫感になりそうです
このシースルー階段ですが
すけすけで部材が少ないから
安いんでしょ??
結構な頻度でそう言われるのですが
残念ながらそんなことはございませんm(__)m
特注の階段になりますし通常の階段よりも
50万円~80万円位アップになります
(作り方によりけりです)
既製品のシースルー階段もあるのですが
デザインがやぼったいので使いません(^^;
余計な金具が見えたりでスッキリしてません
壁一面の吹き抜けと絡んでいるので
垂直方向への抜け感がすごいですね
毎日のぼりおりする階段ですので
のぼりおりが気持ちいいですね
階段のぼりおりする姿も
リビングから見えるので
気配も伝わり動きが合って楽しそうです
こんなパターンもあります
カベとカベにはさまれたスペースに
階段の段板がさしこまれています
通常の階段と違って視線が抜けるので
これも広く感じますね
この家は細長い家なので
長さを強調する為にこの階段です
家の端っこから端っこまでが見渡せます👀
30坪の建物ですが広く感じます
そして先ほどの特注シースルー階段よりも
コストは抑えれます
標準の階段に+25万円~30万円くらいです
(会社と仕様によります)
この位の金額ならありですね
リビング内に階段があるパターン
シースルーでもなく
吹き抜けが絡むでもなく
何となくリビング内に階段があるパターンです
地味であまりメリット活かせていません
そう言いながら実は我が家がそうなんです
10年前の私にとっては
階段とか吹き抜けとか
よく理解してませんでした(^^;
住宅営業マンなのに(笑)
建ててみると色々分かりますね。。
身をもって勉強しました(^^;
キッチンの横に階段があります
左隣に冷蔵庫があるのですが
スッキリさせたかったので
扉で隠せるようにしています
スライドさせるとこんな感じです
スッキリさせる目的でとった建具ですが
寒さ対策効果の方が大きかったです(^^;
購入予定の冷蔵庫が
入らない事件もありました
業者さんが下見に来て
床に傷が入ってもよければ入れれますが?
いやいやいいわけないでしょ(^^;
即効冷蔵庫を別の物に変えました
最近の冷蔵庫は大きくなっているので
寸法要注意です
我が家の詳細については
下記記事でまとめています
シースルーではないけども
吹き抜けが絡んだパターンはこれです
階段がどこにあるか分かりますか?
四角い窓の左手に階段が隠れています
階段の下はトイレとして利用
当社はシースルー階段で提案していましたが
コスト調整で壁タイプにしました
ですが吹き抜けと絡んでいますので
光はしっかりと入ってきます
階段スペースもある意味吹き抜けなんです
これだけの階段スペースでも
採光をとる装置にはなり得ます
うまく利用しましょう
このパターンに要注意
様々なパターンを見てきました
この中で寒さに危険なパターンが一つあります
何となく皆様お分かりでしょうか?
ヒントとしては
あたたかい空気は上にあがり
冷たい空気は下に下がります
当然のことでご存じかもですが
この作用が大きく関係しています
これで分かりましたでしょうか!?
正解は!!!
このパターンです(^^;
我が家ですやん。。。。
そうなんです
これが一番寒いリビング階段です。。
広く感じるわけでもないので
メリットも少なめです
冬場は階段より上のスペースが
キンっきんに冷えてます
かたやリビングは床暖房であっためてます
ということは!?
階段を通じて暖かい空気があがっていき
キンキンに冷えた空気が
リビングに舞い降ります
階段の幅も狭いし
ちょっとだけじゃないの?
そう思われるかもしれませんが
あなどってはいけません
すごい勢いで冷気がおちてきます
まるで冷房でもかけているかの如く
スースーします(^^;
暖簾とかで実験してみると
風もないのに気流でパタパタ揺れます
それぐらい細い階段(吹き抜け)に集中して
空気が入れ替わるのです
二階の空気があたたまっていれば
この動きは起こりませんが
二階を常に暖めませんので
そんな状態にはまずなりません
仮にこれだけつつぬけてると
床暖房やエアコンで一二階の空気が暖まります
上下階の空気の動きが
殆どなくなるわけなのです
これは何度も体感しているので
間違いはありません
当社の建物では
シーリングファンも無しで大丈夫でした
つまり!!
リビング階段をとるのであれば
吹き抜けを絡めてガバッと開きましょう
中途半端な細い空気の通り道が
一番寒さを感じさせます
階段=細い吹き抜けです
その認識を忘れずに考えて下さい
どうしてもこのパターンにする場合は
- ロールスクリーンをつけれるようにする
- 暖簾等を冬場つける
- 建具をつける
みたいな対策をしておきましょう
念のために天井補強入れておきましょう
この辺をおこたると
冬場常にヒューヒューします(^^;
実例紹介
色々なリビング階段を採用した
実例を紹介していきます
https://fujimonmon.comvoid-house3/
北東角地に建つお住まいです
南側すぐに隣家が建っているので
吹き抜けをとらないと暗くなります
吹き抜けが必須条件でしたので
南東側に大きくとっています
そこに階段を絡めていったプランです
二階に水まわりと脱衣スペースがありますが
一階の床暖房の暖気が
脱衣スペースまであたためてくれるおかげで
冬場も快適とのことです
先ほどから登場している
土間×大きな吹き抜け×書斎のある実例です
これだけ土間と吹き抜けあったら
流石に寒そうなもんですが
きちんと床暖房だけで暖かいです
冬場よく案内させてもらいますが
皆さん驚かれます
昔と違って土間の施工も変わっています
土間下にも断熱をとっています
この辺りの裏付けがあるから
どんどん攻めた提案ができますね
建ててもらった後に
クレームになるのは悲しいです
このお住まいは元々南向き信者の方でした
西側道路の区画でしたので
南側をあけるには限界があります
そこで
リビングシースルー階段×吹き抜けを採用
ZEH取得した住まいの断熱性ですので
もちろん床暖房だけで暖かいのです
そしてそして気になる光熱費が!?
記事内にてリアル光熱費を公開しています
気になる方はご覧くださいm(__)m
東西が細い吹き抜けになっているお住まいです
土間も当たり前のようにあります
ほぼ間仕切りの無い空間且つ
床暖房は無いお住まいですが
冬場はエアコン1台だけで暖かいのです
冬場に案内した時は驚きました(^^;
エアコン設定温度がまさかの20℃!!
むちゃくちゃ暖かいのです
断熱性の効果もありますが
おそらく杉の無垢フローリングが大きいです
冬場でも足ざわり最高で
暖かさにとても貢献してくれています
床暖房無しでいく場合は
床材の選定が大事だなと
そう感じさせてくれました
その経験をもとに
現在建売計画中です
まとめ
いかがだったでしょうか
リビング階段にするかどうか
迷ってる方の為になったでしょうか?
間取りは建ててしまうと変更できません
同じ断熱性の家であっても
間取りの取り方次第でかなり違います
断熱性よりもむしろ大事な部分です
空気の特性をよく理解したうえで
採光をかんがえたうえで
階段の位置をチョイスしましょう
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これから家づくりされる方で
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