今回は少しマニアックな部分です
空間の空気感を左右する幅木について
「幅木ってどこの部分のこと??」
そんな方も多いと思います
床と壁の間に見える部材が幅木です
様々な役割があって存在しています
今回はこの部分にのみフォーカスあてるので
この端部のみを凝視し続けて下さい(笑)
こういう積み重ねが大事です👀
幅木とは
まずもって幅木とは
幅木の役割って何?
その辺りから見ていきましょう
耐衝撃性
幅木の役割として
掃除機等の衝撃から守ってくれます
掃除機をガンガンかける時に
クロスが傷つくのを守ってくれます
あまり激しく衝撃を与えると
クロスがめくれてしまいます
最近はお掃除ロボットが流行っていますが
ソフトタッチなタイプと色々あります
ガシガシぶつかるタイプは要注意です
クロスのめくれ
床と壁からクロスがめくれないように
幅木で止める役目も担っています
この幅木がとめてくれてなかったら
クロスがめくれやすいのは想像できます
隅っこ部分をカバーしてくれています
床と壁の隙間
最近の住宅にはあまりないかもですが
昔の木造等の建物になると
躯体に動きがでてくるので
あえて隙間をあけて施工していました
その部分を幅木でカバーしていました
我が家は幅木無しの仕様ですが
隙間はこの通りありません
今のところめくれてる部分も無しです
築10年位では大丈夫です
普段の掃除は掃除機と
お掃除ロボットを併用しています
うちのロボットは比較的優しいようです
廻り縁(まわりぶち)
床と壁ではなく
天井と壁に隙間部分につけるやつです
昔の家とか見たことあるのでは?
この部分は衝撃は関係ありませんが
クロスの隙等の対策です
クロスをピタッと合わせなくていいので
施工はこの方が楽に可能です
最近は見た目のスッキリ優先で
廻り縁がついてないのが多いです
幅木を使う際の留意点
何となく役割は分かったでしょうか
大事な役割ではあります
ですが使い方を間違うと
空間の空気感を阻害します
たったこんな細かい部分で??
そう思われるかもですが
細かいディテールにこだわるほど
ちょっとした線や面が目立ってきます
すっきりさせればいいわけでないですが
何かしらの配慮は必要です
色味や幅
頑丈さや施工のしやすさだけでいくと
幅木もぶっといほうがいいです
ですが中々の存在感です
コーナー部分にカバーまでついてます
中々の存在感ですね👀
研ぎ澄まされた空間になればなるほど
こういった部分が際立ってきます
かえって目立ってしまいます
コーナーカバーはありませんが
中々の太さの幅木です
昔はこの太さが一般的でした
最近は幅木がどんどんスリム化していて
かなりシャープになってます
ここまできたら
掃除機ガンガンしたらあたるのでは?
それくらい細くなってきてます
使ってみたことはないですが
アルミ製の幅木もあるようです
アクセントクロス部分
では実際に家づくりをする時に
どんな選択と注意が必要なのか
実践的に見ていきます
この写真で幅木を使ってる部分と
幅木がついてない部分があります
皆様お分かりでしょうか
右手の白いクロス部分には幅木有り
左手のアクセント部分は幅木無しです
アクセントと全く同色の幅木はないので
幅木をつけると目立ちます
アクセント部分をハコっぽく見せたい場合
幅木をその部分だけつけないことが多いです
あまり細かい部分をスルーしてると
せっかくこだわったアクセント部分に!?
目立った幅木がくることになります
ブリッジ状になったアクセント廊下です
こういった部分をつくるときも
配慮しておきましょう
決して幅木を無くしましょうとは言ってません
社内的には幅木を推奨しています
住んだ後のメンテナンスや
耐久性が重視されています
何より現場の大工さんも大変です
幅木を無しにした場合
部材の量が減るので
金額は減りそうな気がします
ですが施工手間が大変なので
金額はプラスになります
(他社さんは違うかもです)
ホコリがたまる
幅木で連想されることと言えば
「ホコリがたまる」です
実際我が家も階段から二階は幅木あり
しっかりとホコリがたまっています
そして拭き取ろうとすると
グレーになって汚れます
まずは先の細い掃除機等で
ホコリを吸い取りましょう
たまにこの誇りが猛烈に嫌で
プラスになってでも幅木を無しに
そういう方もおられます
施工手間はかかりますが
出っ張らない幅木も存在します
施工できるできないも含めて
相談が必要となります
幅木を無くした場合
こういった段差をあえてつける場合
全てに幅木をつけると存在感が。。
こんな場合も幅木無しが多いです
会社的には怒られますが(^^;
こういった直線のラインを強調したい時は
余計な線を消したりします
もしもこの壁面に
ぶっとい茶色い幅木がくると目立ちます
演出したい雰囲気に合わせて
どんな感じでいくか考えましょう
細かい部分ですが
空気感を左右する大事な部分です
実例紹介
幅木のある実例
少しスッキリよりな話になりましたが
アクセント部に幅木をつけています
床の色と合わせることによって
幅木の存在感が感じにくいです
床のウォールナットに合わせて
濃いダーク系の幅木をつけています
アクセントクロス部分も幅木をつけてますが
床に合わせることによって
そこまで存在感なくついています
アクセント部だけ幅木が無い実例
アクセント部分は綺麗にみせたいけど
その他は機能的にしたい
そんな方にはこのパターンが👍です
打ち合わせで見落とさないように
要望を伝えましょう
伝えもれて打ち合わせもれて
施工してから👀ってならないように
お互いの認識が一致してたらOKです
幅木の無い実例
幅木の無い実例が多いですが
決して安易には決めていません
そして施主様のご理解も必要です
仮に入居後にクロスがめくれる可能性も
そこの相互理解がないと
我々も実施できない仕様です
場合によっては一筆承諾書も必要です
まとめ
いかがでしたでしょうか
この数分間は
幅木のことで頭一杯でしょうか(笑)
家づくりをしていると
間取りや大きい部分に意識やりがちです
ですが空間を構成するのは
細かい部分の集合体です
・天井
・床
・カベ
・開口部
・面
・外部
この全てがデザインできた時に
オーラのある建築が実現できます
私自身そう思っています
この考えは将来変わるかもですが
現時点の私はそう思っています
そして細かい部分を考えてくれる設計士
この存在はとても価値があります
何もこちらから言わずとも
空間デザインを考えてくれます
こんな細かい部分まで考えれません
皆様の家づくりにおかれましても
今一度ぬけがないか見ましょう👀
【私のブログや動画に共感頂ける皆様へ】
これから家づくりされる方で
ファンタジスタのサポートを受けたい!!
良い担当者や建築会社を紹介して欲しい!!
そう思って下さる方は
下記リンクより詳細をご覧下さいm(_ _)m
画期的な仕組みを作りました!!
応援がてらにポチッと押してね
↓↓↓↓↓↓↓↓↓
皆様の応援が地味に励みになってますm(__)m
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
計画中ランキング
お問い合わせはコチラ
エラー: コンタクトフォームが見つかりません。
コメント