今回の記事は意外と盲点なポイントです
庭=南側☀
そんなイメージをお持ちじゃないですか?
北側=暗い
北側=ジメジメしている
こんなイメージも連想されるかと思います
当たっている部分もありますが
イメージと違う部分が多いのが北向きです
我が家の庭が北庭になります
10年住んでみて
意外とメリットが多いのが感想です
優秀な建築家や庭師の方であれば
北庭の良さが分かっていると思いますが
家づくりを始める方には分かりません
敷地的に南側に庭を取りにくい場合もあります
少しでも柔軟な発想に対応できるように
北庭について掘り下げていきたいと思います!
北庭のメリット
当たり前の内容もあるかもですが
改めてフォーカスあてて考えると
メリット面が沢山あります
みていきましょう👀
適度に日陰ができる
皆様がお庭を活用する季節はいつですか?
おそらく寒い冬場はほぼないでしょう
暖かくなるにつれて活用すると思います
我が家も冬場は寒いので庭活用はゼロです
むしろ防寒の為にロールスクリーン閉めます
ですが季節がよくなるにつれて
無駄にお庭にでたくなります
そして夏場のピークを迎えると
日差しがきつくなってきます
お庭でBBQをしようもんなら
日陰が欲しくなります
そんな時に北庭の家であれば
建物の影が適度に庭におちてくれます
こんな感じです
日のあたる場所と日陰が良い感じです
暑い時期は人間は日陰に集まります
ずっと日なたにいるとしんどいです
そういう意味では北庭にするというのは
けっこう理にかなっています
このお住まいも北庭+1,5mの軒下空間です
太陽を背にして居場所をつくると
適度な日陰が心地よいです
南側の庭をお持ちの方であれば
タープをはったりしないといけません
強制的に日陰をつくらないといけません
建物で2m以上の軒下空間があれば
まだかなりましかもしれませんが
コストもかかる話です
庭の活用頻度が多くなる時期にとって
北庭がつくる適度な日陰が活躍します
一年中安定した光が
南向き=明るい
北向き=暗い
皆様の持つ印象はこうだと思います
ですがとらえ方次第では
南向き=眩しい+暑い
北向き=安定した反射光
こうなってくると思います
実際に夏場になると
せっかく大きな窓を南側に設けたのに
・シャッターを閉めてる家や
・カーテンで遮光している家
・グリーンカーテンをしている家
日差し対策で困っている家を見ます
南向きに大開口をとる場合は
深い軒下空間をおススメします

ですが実際問題はと言うと
深い軒下空間はコスト的に難しいです。。
皆様の要望は一階部分に集中します
- 広いLDKが欲しい
- 玄関は広めがいい
- 水まわりは一階がいい
- リビングに収納が沢山欲しい
- 服を収納するスペースが一階に欲しい
等々要望は尽きません。。。
そして二階は寝るだけ
この要望に軒下空間をつくろうと思うと
更に二階部分を大きくしないといけません
これ以上いらない二階部分に
コストをかけることになります
あまり合理的なプランではありません
北向きの開口部の写真です
北向きの窓から直射が入ってくることは
角度的にほんの一部の条件だけです
北側に建物が建っていない立地であれば
何かしらに光が反射して室内へ
心地よい穏やかな反射光が入ってきます
年中安定した光が入ってきます
北向きの景色は優しいです
南側からは元気すぎる光が入ります
適度に抑える工夫が必要です
とは言え元気な光も必要です
穏やかな景色と元気な光
この二つをうまくコントロールが必要です
この一枚の写真が分かりやすいです
北庭の穏やかな景色と
南側の元気な光は吹き抜けからとってます
こういった取り方は理想的です
北庭でも冬場はしっかり明るいです
ついでに吹き抜けにもふれておきましょう
吹き抜け=南側
そんなイメージもお持ちじゃないですか?
これも絶対ではないと思います
この写真は北向きに設けた吹き抜けです
十分に明るいです
眩しすぎもせずに暑くもないです
南向きにこれだけの吹き抜け窓を設けて
軒の出が無かったとしたら。。。
夏場暑いと思いますし
室内に入ってくる光が元気すぎて
ロールスクリーンを閉めると思います
北向きの吹き抜け窓であれば
直視できる穏やかさをもっています
我が家に住んでいても思いますが
北側のそらはアオイです
北型のそらは穏やかです
吹き抜けを取る場合も方位を考えましょう
植栽が美しく見える
皆様が意外と知らないのがここです!!
皆様の心を癒してくれる植物
キラキラとあおあおとしてますよね
でもその見え方を考えてみて下さい
少し冷静に眺めてみて下さい👀
正面から太陽を受けた植栽と
背中から太陽を受けている植栽と
このイメージが分かりやすいでしょうか
太陽を正面から受けたのを見ていると
植栽が非常に美しく見えます👀
木の影が壁に映し出されています
これも北庭ならではの光景です
影をデザインすることも大事です

コロナ期にお庭でご飯を食べた時も
北庭の良さを改めて感じました
上記の記事も良ければ参考にして下さい
何気ない日常ですが
家づくりにとっていいコトも書いてます
この窓も北向きの窓です
山に南からの光があたっています
これが逆だと暗い山を見ることになります
光が当たった山は美しいです
元気がでます
こういった景色を意識するのも重要です
間取りを考える際は
建築地にしばらくたたずんでみてください
色んな時間に行ってみて下さい
気持ちいい方向はどっちなのか
そうすれば見えてくるものがあります
北庭のデメリット
今のところいいコトばかりです
しかし世の中いいコトばかりではないです
メリットがあればデメリットもあります
我が家で体験済みです(笑)
悪戦苦闘もしています
デメリットも見ていきましょう👀
湿気がたまりやすい
皆様も予想されていたと思いますが
湿気がたまりやすいです
夏場の太陽高度であれば
北庭にも直射が入る時間がありますが
冬場前後にかけてとなると
北庭に直射がほぼ入りません
結果的に雨の水が乾きにくい状態になります
芝生がしっかりとはえていればいいのですが
芝生がない場所の水はけが悪いです
そしてこの水はけが悪いということが
下記のデメリットへと続いていきます
芝生の管理が難しい
新築当時は芝生が綺麗でした
北側の家の近くも緑でした
数年間は芝生も元気でした
「なぁーんだ」
「北庭でも芝生いけるやん」
ちょっと余裕こいてました(^^;
それが10年の年月を経て。。。
ナウです
これでも毎週のように庭管理しています
雑草もマメに抜いています
1~2週間に一度は芝刈りしています
何度か部分的に芝生をはりかえました
はりかえてもダメだったので
芝生の種を新たにまきました
それでも上記のような状況です
日当たりが悪く湿気がたまる環境は
芝生よりもコケに適していました
5年~6年以降くらいにコケが勝ってきました
そこからは年々芝生も元気がなくなり
今やこの状況です
これでも大分盛り返してきました
コケを除去したり水はけの良い土をいれたり
この繰り返しです
これを怠ると一瞬で芝生の範囲が狭まります
全面芝生も綺麗な間はいいですが
建物のふもとは綺麗な砕石にするとか
デッキにすれば良かったと感じてます
建ててみないと分からないものです(^^;
次建てれたら失敗を活かします
冬は影になる
当然のことですが冬の太陽光度になってくると
建物の影が庭におちます
写真は冬に近い秋の北庭です
北庭に直射が入る時間がほぼありません
冬場の北庭はより一層寒いので
ほぼ庭に出ることはありません
池の水も凍っています
日中でも氷はとけない日もあります
冬に日なたぼっこしたい方は
南の庭じゃないと無理です
・夏に主眼をおくのか
・冬に主眼をおくのか
・庭を活用する時期はいつが多いか
そのあたりで変わってきそうですね
我が家は冬場の庭活用頻度はほぼ0なので
特に問題はありません
庭に光はおちなくとも
南からの元気な光も入ってきます
逆に夏場は直射が室内には入りません
結果的に夏涼しく冬暖かい日射となっています
まさに設計担当者のイメージ通り
日射コントロールは完璧でした
やはり餅は餅屋です
プロの設計士に任せましょう
実例紹介
思い返してみれば
自宅の北庭を経験して以降は
お客様宅も北庭や北開口が多いです
実例を紹介していきます
北庭や北開口にご興味ある方は
こちらの記事もご覧下さい

この実例は南=窓の発想は無視しています
旗竿地+変形地+山が見える土地でした
山には光があたって綺麗です
山にあたった光が反射して室内に入ります
視線を山に向かって抜いた窓
方位は気にしていません
素直に視線がぬける方向へ
この家が建っている分譲地内の家は
みんななぜか南向きに窓をとっています。。

北向きの土地に北を向いて建てた家です
敷地に素直に建てています
南からは吹き抜けにて採光をしています
元気な光もしっかりとってます
北向きに開口を設けて植栽を植えているので
道行く人達も魅了してくれます
実際に沢山ある分譲地の家の中で
「この家が一番素敵」
そう言ってくれる方が多いです

北庭に関連してこちらも参考になります
北向きに対する印象が変わるはずです
不動産の資産価値的には北向きは安いです
しかし建築的にはいいことが多いです
あくまで建て方次第な部分はありますが。。

2階リビングの北向きの住まいです
南からもしっかり採光はとっています
ですが北側の景色がよかったのです
公園がそこにはありました
家が建つことはない場所です
そこに向けて素直に開口を設けました

最後はいつも彼の家でしめくくりです
そう!!
我らがヒカキン似設計士の自宅
流石としか言いようがないです
敷地の使い方といい発想といい
全てが斬新です
経験と施主力がなければ実現できない家です
一見の価値ありです
常識がくつがえります
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まとめ
いかがだったでしょうか
北庭のイメージは変わりましたか?
別に絶対に北庭がいいとは言ってません
いつも言っているように
「敷地を活かした住まいがいい家です」
その土地によって適した場所があります
ただ北側だからといって
選択肢から外さないで欲しいだけなのです
食わず嫌いしないで欲しいだけなのです
デメリットを探すのもいいですが
メリット面も探してみて下さい
北庭に限らず
色々と見えてくると思います👀
今回の講義はこれにて終了ですm(__)m
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