今回の記事内容は
吹き付け塗装外壁についてです
普段はメインで採用してないので
めっちゃ詳しいわけではないですが
過去の経験や見てきたものを含めて
採用のポイントをまとめてみます
ご興味ある方はご覧下さいm(__)m
家づくりするにあたって
家づくりするにあたって
外装材はとても重要な要因です
新築時は最高潮に美しくても
5年後10年後がどうなのか
いつまでも美しくいてほしいですが
形あるものいつかは。。。です
「経年美化」という言葉がありますが
家づくりにおいては
中々そういった素材は
一般的に使えないです
どちらかと言うと
いかにして「経年劣化」させないか
ここにフォーカスがいっています
外構の素材選定含めて
経年変化についても
考えていきたいところです
吹き付け塗装外壁の特徴
10年前に我が家を建てる際に
吹き付けにしたかったのですが
高額すぎて諦めました。。。
当社の吹き付け施工は
無地のサイディングの上に
吹き付けのお化粧をします
他社さんの吹き付け塗装工事よりも
さらに高額になってしまいます
当時の私には無理でした(^^;
(したかったなぁ。。。。)
まずは吹き付け塗装外壁の
特徴についてまとめていきます
目地がない
一番の特徴はこれでしょう!!
外壁と外壁の間にある
目地がでないのが最大の特徴です
目地をとるのにも
もちろん意味合いはあるのですが
見た目だけのことを言うと
目地が見えない方が建築美です
家を考える時は
地震の揺れに対してとか
複合的に考えないといけませんが
美しさという点では
目地のない吹き付けは美しいです
カラーバリエーションが豊富
一般的な外壁だと
カラーバリエーションが少ないです
吹き付け塗装外壁は
かなり豊富なバリエーションです
過去に私が担当した物件で
深緑の吹き付け塗装をしました
業者さんにサンプルをつくってもらい
理想に近い色をつくってもらいました
こういったことができるのも
吹き付けのメリットです
塗装の仕上げ方が豊富
吹き付けの表面仕上げに関しても
沢山のバリエーションがあります
- ざらっとしていたり
- 波打っていたり
- ペタッとしていたり
仕上げ方によって
醸し出す表情は様々です
メンテナンスサイクル
写真は我が家の外構吹き付けの
10年目を迎えた写真です
つつみ隠さず公表します(笑)
見た目重視で
塀の上に笠木をつけていないので
やはりもう既に汚れています
最近の塗装は光触媒塗装なので
もう少し汚れはマシなのかもですが
とはいえ汚れるとは思います
今の塗装は30年メンテサイクルですが
30年保証とは違います
30年まで汚れないわけではないです
この辺りが非常に判断が難しい部分です
![](https://fujimonmon.com/wp-content/uploads/2020/06/IMG_1860-300x225.jpg)
内装と連続させれる
吹き付けのメリットとして
内装仕上げと連続して見せれることです
この連続感の雰囲気は
外壁と内装材が分離していると
中々だすことはできません
独特の雰囲気が醸し出せます
一般の物件と比べると
まとっているオーラも違いますし
空気感も違います
ヒカキン似設計士の住まいにいると
洞窟の中で暮らしている感覚です
(居心地よいですし誉め言葉です)
![](https://fujimonmon.com/wp-content/uploads/2020/08/IMG_3228-crop-300x300.jpg)
吹き付け塗装外壁採用ポイント
なんでもそうですが
100%完璧なものなんてありません
何かをとれば
何かが失われます
吹き付け塗装にもそういう一面はあります
採用する際の注意点について
少しふれていきたいと思います
ファサード面の窓
吹き付けが一番汚れやすいのは
窓の枠にたまったホコリや汚れが
雨で流れ落ちて
涙のようになっていく汚れ方です
つまりはファサード面の
二階レベルには窓をとらないとか
そういった配慮も有効的です
汚れの原因をシャットアウトしましょう
こちらの吹き付け外壁も
4年程で窓からの汚れが確認できました
玄人なヒカキン似設計士は
もっともっと全体的に汚れて欲しいと
汚れていく感じを楽しんでいました
もはや汚れに見えてないはずです
グレーの吹き付けだと
そういう考え方も分からなくないです
![](https://fujimonmon.com/wp-content/uploads/2020/12/IMG_1751-300x225.jpg)
![](https://fujimonmon.com/wp-content/uploads/2020/08/IMG_3288-300x225.jpg)
黒系の吹き付けには注意
最近はやりの黒い外壁ですが
吹き付けをする場合は
少し注意が必要です
注意と言うか
覚悟が必要です
写真のような
白華現象がほぼ必ず生じます
詳しくはググッてもらいたいですが
簡単に言うと塀の中の成分が
雨によって染み出してきて
それが表面で乾いて白くなります
過去これが出なかったことはないです
採用する前から
説明しておけば大丈夫ですが
何も言わずに提案していると
普通にクレームになるレベルです(^^;
聞いてないよぉ~ってなります!!
震動の多い立地には注意
最近の吹き付け塗装は
粘弾性が大分あっぷしていますが
(追従して粘り強くのびる力のこと)
それでもやはり吹き付けです
ゴムのようには伸びません
その吹き付けの大敵として
震動があげられます
- トラックが通ったり
- 電車が通過したり
- 軽微な地震が起こったり
家は実は様々な震動に耐えています
塗装がその振動に追従できなければ
ひび割れが生じてしまいます
そこから水がしみこんで
凍害が生じてしまうと
外壁材にダメージを与えてしまいます
建てる立地的に
交通震動が心配ないかどうか
チェックしておくのも一つです
実例紹介
実例としては当社は少ないですが
貴重な実例紹介です
![](https://fujimonmon.com/wp-content/uploads/2020/04/IMG_5511-300x200.jpg)
まとめ
いかがでしたでしょうか
外壁一つとっても
考えないといけないことが沢山です
新築時の見た目も大事ですし
10年後20年後の姿も大事ですし
メンテナンスや災害に対する強さも大事
経年美化もしてほしいし
考え出すときりがないですが
大事な部分でもあります
最終的には自分が納得できるか
自分が愛着を持てるかだと思います
色々見聞きしたうえで
自分にとって最愛の相手を見つけましょう
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