福岡建築ツアー最終です!! 最後の実例案内とさせて頂きます 今回もきっと驚きと発見が。。。 私自身もとても良い学びとなりました 皆様とも共有できればと思います。
まだ下の記事をご覧になってない方は できれば順番にご覧になったうえで 今回の記事を見てもらったほうが 流れがよく理解できるかと思います 原田さんの案内ルートには 深い意味が込められています。。 (私の予想ですが。。。)
建物概要紹介
今回は積水ハウスの分譲地です。 今までの過酷な建築条件ではなく 土地も大きめの分譲地です。 まわりに建っている建物も ボリューム的には40坪位が殆どです 。 植栽を植える条件等もあるので 街並みもとてもいい感じでした 。
そして久しぶりに 〇〇バー〇も見れました(笑) 少しホッとした自分がいました(^^; ちなみに今回のお住まいは もちろん!!! 〇〇バー〇ではございません! 分譲地の中でも ひときわ格好いい外観でした。 三方からよく見える立地なので 建て方次第でよくも悪くもなります。 それでは早速見ていきましょう♪
内外紹介
当社分譲地でしたので 現地に到着するまでに 色々な家を見ながら歩いていきました 。 馴染みのある家が多かったので なぜか安心しました(笑) (ツアー中の刺激が強すぎたので。。)
しかしきっと今回も 何かとてつもない刺激があるのだろうと 覚悟をしながら到着しました 。 軒の水平ラインと 下屋(1階部分の屋根)がまわった 美しいプロポーションの外観です。外壁は吹き付けです。
玄関ドアを見えないようにしていたり 見せたくない雨樋等をうまく隠しています。玄関入ると肉厚感のあるタイルが と思っていたらまさかの!? 瓦らしいです。。。。
この形にやいてもらっているそうな。。 道理で。。。。 いきなりやられました笑
素材感があってとてもいい感じでした 。ご主人様が野球をされておられるそうで 家の中に入るまでに洗面所へ行けるように 土間から直接洗面へ行けますこのあたりの自由な発想はさすがです。家の中にハコがある感じです 。
この中に
- 玄関土間
- 洗面所+水まわり
- パントリー+冷蔵庫
- 自転車置き場
以上がつまっています
実はこのハコですが あるものともつながっています 。 その効果によって 空間がより広く感じますし 視線が向こうへと抜けていきます。
さて一体何でしょうか!? このブログを熟読されている方であれば もうすでにお分かりかもです。
正解は外装材の吹き付けです。 内壁とソト壁の素材がつながっています。窓枠が埋め込んであるのが 普通にすごいですが 、今回は普通という言葉は もう言わないようにします(笑)
普通なんて言葉は存在しません!!
リビングは外部に向けて ぐるっと段差をもうけてまわしています
・三方角地なのと
・下屋がぐるっとまわっているのと
・寄棟屋根がぐるっとまわってるのと
・リビングの段差がぐるっとまわってる
・二階もぐるっとまわった感じと
ぐるっとまわすが強調されていました ・ こういったコンセプチュアルなお住まいは 体感していても楽しいですね。
大トロ100円も気になりますが テレビの位置も秀逸です。テレビよりも 植栽や景色を見たくなります 。 当たり前のように 南向きに窓を設けるのではなく ほかの家とは全く違う方向に向けて 窓を設けていました (ほかの家はみんな方位通りでした。。。) このあたりはサラッと凄かったです 。
今回も何か隠されているのでは!? そう思ってくまなく探していると 段差の下にありました!! コンセントとロボットの基地が!! 毎回ワクワクします♪
施主様が段差を利用して デスクワークをされておられました 。こんな居場所で毎日仕事ができたら 良いアイデアがうかんできそうですね 。 この段差を利用して お昼寝とかもされるそうです (気持ちよさそう♪)
中途半端なボリュームの段差ではなく しっかりとることによって 用途が広がります けちくさいことをせずに しっかりと無駄を取りましょう そうすれば豊かさに変わります!!
キッチンの天板が超シャープでした いい感じのキッチンだなぁ 高そうだなぁ~と見ていたら。。。ですよねぇ~ってなりました(笑) 道理でいい感じなわけです。。 良いものはそれなりのお値段しますね 安くていいものがあればと思いますが。。
キッチンの後ろは置き家具です。 このあたりの発想もゆるくて素敵です 。 キッチンメーカーの家電収納は 値段の割に質感やデザインが微妙です (悪く言ってすみません。。本音ですm(__)m)
その金額を出すのであれば それ以上に質感の良い家具を それ以下の金額で購入することが可能です。 しかしながら 電子レンジや冷蔵庫が見当たらないぞ。。 そう思っていると キッチン横になにやら通路が 。。
もしや!?
やっぱりそうでした!! ここに集約されていました。
何を選択して 何を隠すか その辺りのバランス感覚が 原田さんは凄いと感じました 。そして施主力を高める力 、きっと原田さんと家づくりしていると 何か違った世界が見えてきて 引き込まれるのだろうと思います 。
言葉ではうまく言えませんが 良い意味で最強の人たらしです(笑) (最高の誉め言葉として)
当たり前のように エアコンは収納の中に隠れていました 。これくらいはもう驚きません(笑)
一階で十分お腹一杯です。さすがに二階はまぁまぁ そこまで驚くことはないだろうと 不思議な感覚になる階段を。。先ほどご主人様のデスクになってた所です おそるおそる階段をのぼると
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ワッツ発奮!? (ワッツハップン!?)
何か分かりますか!? いつも皆様が欲しがるアレです!! アレ!!! そうです畳が敷いてあります なるほど。。。 畳ですか。。。。 なるほど。。。。 そうか。。。。 畳か。。。。。。
飲み込むまでに時間がかかりましたが 無条件に気持ちいいのです。 だからありじゃないです!! むしろいいじゃないですか!!!
今打ち合わせ中のオーナー様宅も アイデアを拝借しようと思いました 姫路に帰った後 オーナー様との打ち合わせにて
「この部分を畳にすることに決めました」
そうお伝えさせて頂きました(笑) そして無事にご採用頂けました。完成が楽しみです♪
上がりきった部分は あえて少し広めのホールです (和室です???) (もうどっちでもいいです(笑)) もうなんというか とにかく気持ちよかったです 。 うまく表現できませんでしたが これは素敵なアイデアです 。
驚いていたのも束の間です。。。 更なるインパクトがくるとは。。。 今回ブログのタイトルでもある
バルコニーに〇〇〇がある住まい
勘の鋭い方は もう既にお気づきかもですが まさかの展開です。。。 これはもう事件です!!! そんなことあるはずが。。。
あったぁーーーーーーーーー!!!!!
バルコニーにタタミがしっかりありました。 もはやこれはバルコニーと呼んでいいのか? もしかしたら最先端の和室なのか? これってソトなのか? これって部屋になるのか?? 色々な疑問が浮かんできましたが 考えることをとりあえずやめて しばしご歓談です。
あまりに居心地が良すぎて この空間で長居してしまいました 。 今回沢山の住まいを体感してきましたが このソトが一番気持ちいい場所でした。 普段バルコニー不要論を唱えてましたが ちょっとそこは改めます(笑) 使い方によっては バルコニーの可能性が広がります。
バルコニーだって居場所になります。寝室に置いてあるテレビを バルコニーに向けることによって テレビ鑑賞だってできちゃいます(笑) まだまだ可能性秘めてますね。。
タタミの外側は 足触りを体感できるすのこです。 縁側のような働きをしています 。自然素材になるので 、デッキと同じようにメンテが必要です。 ちょうどご主人様が行っていました 。 浸透性のある塗料を ハケで塗り込んでいきます 。
けっこうな面積なので 作業としてはかなり大変だと思いますが 、施主様の家を愛する気持ちが とても伝わってきました。これに関しては後ほど あつく語りつくしたいと思います。
二階にもハコがありました。 天井は抜けています。 このハコをぐるっとまわる感じです 。ハコの中身は何でしょうか!?
ハコの中身はWICでした!!! この辺りはもはや驚きません(笑) 普通にいい感じです♪ぐるっとまわった最終地点には 書斎コーナーがありました 。 最後までしっかりとコンセプトが ちょうどいいサイズと場所です
実例を見て感じたコト
タタミの余韻が残っているかもですが 実はとても考え抜かれています。 派手なアイデアに意識奪われますが 細かい部分も重要です 。今回の学びをまとめます。
建物の高さとプロポーション
今回のお住まいは 1階と2階の天井高さが2250です 通常であれば2500と2470です。
常日頃思いますが 天井高さは 高ければいいというものでありません 。 高いほうがいい時もありますが 一般住宅にとっては 高くない方がいいことの方が多いです。
両方とも同じ建築メーカーの住まいです。 これだけの身長差があります 。 別にどっちがいい悪いはないですし 、好みによっては 高い方が大きく見えていい 。そういう方もおられると思います。
佇まいという観点で見ると 背は低い方がプロポーションはいいです。今回は植栽効果と相まって3方道路というのも相まって、背の低さが際立っていました 。
室内の天井高さ
先ほどの話に連動しますが 、室内側から見た時も 天井高が低いことによる 落ち着き感やメリットがありました。天井高さが低いことによって 窓が天井までピタッといきます。
ワイドに視線が抜けていくので 天井の高さは気になりません。 むしろこちらのバランスの方が 良いバランスです。 家づくりをされる方は ついつい高さを求めがちですが 、居心地の良さを追求していくと 必ずしも高さではないと思います (高さ自慢してる会社も多いですが。。。) (そんな情報流しているからお客様が誤解するのです)
植栽の目隠し効果
今回の分譲地は 植栽をたっぷり植えるのが 絶対的な条件の分譲地でした。普通の営業マンであれば
- コストがあがるからどうしよう
- 植栽嫌いのお客様だったらどうしよう
- お手入れ大変かぁ。。
ネガティブに考える人は多いでしょう 。 そこで原田さんはポジティブに考えて 植栽を目隠しとしても利用できるように 開口部をうまく設けています。
中から見るとよく見えてますが、 外から見ると案外見えません。 というか全く見えません👀
頑張ってのぞきこもうとしましたが まったく見えませんでした 。 さっきまでは中からよく見えていたのに 不思議ですがこれが現実です。もはや家すら消える勢いですが これがまた素敵です 。 背高のっぽがにょきっと出てるよりは まちに対して優しいです。
固定観念を無くすこと
いつも言ってることですが 、言ってる私もまだまだでした(笑) というか全然でした(^^; まだまだ勝手に決めつけています。
廊下という概念を持ってました 。ちょっとしたスペースでも 活かし方では居場所になります。居心地よくつくれば そこに人が集まります 。 タタミの寸法も 入り口の幅に合わせてありました 。地味にすごい。。。
居心地のよい場所
この旅で一番居心地よかった場所です
- 素材感
- 抜け感
- 天井の高さ
- 風の気持ちよさ
- 空気感
- みんなが楽しそうな笑顔
- 施主様がキラキラしてる姿
この全てがそろっていたからこそ この居場所が良く感じたのだと思います 。 人によって居心地の良い場所は違いますが 、家づくりをする以上は 居心地を追求せねばなりません 。
これからも色々な居心地を体感して 自分自身の世界を広げたいです 。ちなみにこのタタミがない部分は 、この前の台風にて ぶっ飛んでいったそうです(笑)(笑) そして行方不明に。。。 タタミが飛ぶんですね(^^;
火災保険の対象内みたいなので タタミはまた戻ってきます(笑) (火災保険地味にすげぇ)
どの面をファサード面とするか
今回のメイン道路側面はこちらです。 勿論この面は 毎日ただいまを迎えてくれる顔です 。 この面も大事ですが 、3方道路とかの土地の場合は 色々な角度から見られます 。
寄棟の軒水平ラインは どこから見ても素敵です。
片流れの屋根とかにすると 、ある方向から見ると格好いいけど ある方向から見ると格好悪いです。 おでこ(外壁面)が広く見えます (ちなみに我が家がそうです(笑)) 3方どこから見ても素敵なお住まいです。
こういう建て方をすると 角地を選んでよかったと思いますが 、何で高いお金を出して この角地でこんな建て方をしたのだろう? そんなお住まいも多く見受けます。どの面をファサード面にもってくるか まずは考えるべき項目です 身の回りを見てみると あまりに考えられていない家が多いです 9割以上がそうだと思います。。。
一畳の可能性
この旅で感じた可能性 それが一畳の威力です。 一畳のスペースがあれば 人間寝れます 。
これはツアーで宿泊したホテルです(笑) (ホテルではなく見せてもらった営業マンの自宅です) 新しくきれいなホテルを しっかりと予約していたのですが 宴会場(営業マンの自宅)が楽しすぎて ホテル(博多のまち)にお金を寄付して 防空壕(営業マンの自宅)に泊まりました。そこで寝たのも一畳です 。
ちなみにこれも約一畳スペースです。WICクローゼットの中で 施主(営業マン)が寝ていました(笑) WICでも 人間極限までいくと 寝泊りできるわけです 。 カプセルホテルもそうですね 。
これが体得できたら 家づくりの可能性はもっと広がります。 かける部分にコストをかけて 抑える部分は究極にコストカットする 。それが実現できそうです 。
施主様の魅力
記事を書きながら 今までずっとあえてこらえていましたが 、一番伝えたかったことがあります。 何かと言いますと 家も格好いいし素敵でしたし タタミというアイデアもぶっ飛びですが
何より我が家に愛着を持っているご主人様が素敵で超かっこよかったです!!! (恥ずかしくて言えませんでしたが(笑))
数十分間話を聞いただけですが 、ものすごくキラキラされてました (稚拙な表現ですみませんm(__)m) 色々なお言葉の中で印象的なのが
- 家を建ててから植栽が好きになった
- 水やりに1時間程時間をかけている
- 自分の家の外観を見るのが好き
- 植物の成長が楽しみ
- 植栽が好きすぎて下草を追加した
- 寒くても畳バルコニーに行く
- この角度から見る我が家が好き
もっとぐっとくる表現の仕方でしたが 、純な気持ちでキラキラしながら 我が家への愛を表現して下さりました 。 きっと原田さんがここを最終地に選んだのは 巧妙なシナリオだったのだと確信しました(笑) 最初からこのドラマは完成していました。。
家を見てほしいのもあるけど 家を愛する施主様の姿は 家づくりをする我々にとって 何よりもエネルギーになります 。 綺麗に格好よくつくっても 住まわれている施主様が 楽しく住んでくれてなかったら ただの自己満足な建築物です。
極論言うと 例え家がいまいちでも そこに住まう施主様がキラキラしていたら それはもう素敵なことだと思います。それ以上のことは不要です。原田さんとご主人様が出会ってなければ このお住まいは誕生していません。
色々な化学反応が起こって ここに行き着いたのだと思います。 原田さんが言っていました
「施主様のデザインレベルを育てて、共感頂きながら、一緒につくっていく」
一言一句は覚えてませんが 施主様を育てるということ。 施主様の可能性を決めつけないこと。 改めて大事だと感じました 。
まとめ
いかがでしたでしょうか?濃い福岡建築ツアーでした 。 当たり前とか普通とか もはやどうでもいいです(笑) 今回得た学びを これからの住まいづくりに役立てたいです 。 日本中の家づくりに携わる方に こういった情報を伝えていきたいです 。
日本中の人の施主力を高めたいです(笑)!!!
福岡でご協力頂いた皆様、 本当にありがとうございました 。感謝いたしますm(__)m
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