今回は家づくりにおいて
誤解されることが多い内容です
「天井高が高い=良い」ではないということ
天井高が高いことを
全否定する内容ではございません
ケースバイケースです
全てにおいて
天井高が高ければいいものではない
天井高が低いことによる
メリットも意外と多いんですよ
ざっくり言うとそういう内容です
ご興味ある方はご覧くださいm(__)m
天井高に対する認識
以前のTVCM等で
天井高が高いことに対する
アピールがなされていた時期がありました
それを見た私は
とても残念な気持ちになりました
別にそういう商品開発していくのは
とても大事なことだと思います
ですが本質を伝えずに
数字合戦になってしまったり
高さ比べになってしまうことで
消費者の方が勘違いしてしまいます
「天井高が高い=広くて開放的だ」
そんなイメージが植え付けられてしまいます
そしてそれを意識するお客様が増えると
今度は営業マンが本当の居心地を考えずに
天井高の数字アピールを始めます。。
ロープレで習得した天井高トークを
展示場に来られたお客様に熱弁します
こうなると悪循環です。。
ですがこれが現実です
なのでこれから住まいづくりをする方には
本当の「居心地」と向き合って欲しいです
誰しも天井高が低いというのは
ネガティブワードに聞こえるでしょう
家づくりを失敗したくないので
その選択をあえてしないでしょう
今回福岡建築ツアーの施主様も
最初は天井高は高い方がいいと思っていた
でも設計担当を信じて低いのを選択して
今は本当に良かったと思っている
むしろ落ち着き感があっていい
そのようなお言葉を言われていました
それがすべてだと思います
なので今回このような記事にしました
天井高を低くするメリット
具体的に天井高を低くすることによって
どのようなメリットがあるかについて
ポイントをまとめてみます
外観のプロポーション
背高のっぽの佇まいよりも
重心の低い佇まいの方が
まちに対して優しいですし
威圧感がありません
モデルは身長が高い方がスラっと見えますが
佇まいはそうではありません
高層ビルが建ち並んでいる街並みは
上を見上げることも多いですし
圧迫感も感じます
ちょっと極端な例かもしれませんが
そういうことなのです
重心の低い建物が建ち並び
緑豊かで配置もゆったりしていると
それだけで豊かな雰囲気がでます
住まいの佇まいが街に与える影響は
絶大なるものがあります
自分のためだけに建てるのもいいですが
ついでに街ゆく人の気持ちを変えるのも
とても素晴らしいことだと思います
同じ会社の建物であっても
天井高を変えるとかなり違います
どっちがいい悪いではないですが
見た目の印象が違うという位は
頭の片隅においてもらえたらと思います
光熱費
微々たるものかもしれないですが
冷暖房効率は良くなります
単月でみるとしれてるかもですが
何十年住むとなると
大きな差となってでてきます
天井高の低い住まいは
エコな住まい方でもあります
開口部を天井高までできる
窓部材をつくるにあたって
幅と高さの両方を大きくするのは
コストが無駄にかかってしまったり
製品の強度的に難しいことがあります
天井高を落とすことによって
天井までぴったりの
窓を設けることができます
この見え方がつくれるのは
地味に大きいことです
見え方がまるで変わってきます
開口部の最大高さから
天井高が導き出されている
そんな部分もあるかもしれません
この窓だけを見ると
何も感じないかもしれませんが
見比べてみると
与える印象がまるで違います
天井高まで開口部があるということを
少し意識してみてください
勿論場所や取り方によっては
あえて地窓にしたりとか
開口部を低くすることもあるので
適材適所にという点はご注意をm(__)m
落ち着き感がある
天井高を抑えることによって
落ち着き感を与えてくれます
小さい頃に
隠れ家とかつくった経験もあるのでは?
壁と天井に囲われた空間は
案外居心地がよかったりします
二階の天井高も
最近は2250が私の標準です
オーナー様からも
やっぱり低かった等の
クレームも受けたことはありません
体育館のように
広くて高い空間は
落ち着き感とはまた違います
落ち着いて住まう上では
適度な高さが必要です
コストダウンにつながる
単純なお話ですが
外壁や内装材の量が減るので
コストダウンにつながります
大した額ではないかもですが
その分を二階の床を無垢にしたりとか
生活の質をあげる方にまわせます
隣家への配慮
天井高を抑えた住まいは
隣家に対しても優しいです
高くそびえたつよりも
隣家に対してソフトな印象を与えます
工夫すべきポイント
今までの話を聞いてきて
単純に低いを選択しないで下さい
低いを提唱されている方々は
その先まで見越しているからこそです
細かなディテールまで設計しているからこそ
今回は低い方がいいとか
今回は高さを出した方がいい
そういう選択をしています
どういったポイントに気を付けるべきか
少しご紹介します
高さのレベル差をつくる
全て低い部分をつくるのではなくて
高さの変化をつけると◎です
シーンに合わせてや
居場所に合わせましょう
ダイニングのように座って過ごす場所は
低い方が落ち着き感がでます
リビングは開放的に演出したり
窓際はぐっと抑えてみたり
同じ平面だとしても
天井高の違う空間を重ねると
立体的にも広く感じますし
間仕切りが無かったとしても
別空間にきた感覚になります
天井高が高い空間と
こ上がりの空間を設けると
人は天井高の低い場所に集まります
落ち着き感を求めると
そういった行動になるのでしょう
目線の高さを意識する
天井高を考える際に
暮らしの中での目線の高さは重要です
座って暮らすことが多い場所なのか
ゴロゴロすることが多い場所なのか
立ったままの場所は少ないです
座った目線の先に植栽が見えると
とても植栽が近く感じて
非日常が味わえます
高さをコントロールして
居心地をつくりましょう
一部吹き抜け等で視線の抜けをつくる
全て低い天井でフタををしてしまうと
感じ方によっては圧迫感になります
そう感じさせない為にも
一部視線の抜けをつくるのは大事です
先ほど言った窓での抜けであったり
吹き抜けでの抜けです
視線が奥に抜けるだけで
天井高の効果と相まって
低くても奥行き感がでます
開口部を天井高までつくる
先ほどふれてきたように
天井高まで開口部をとると
ソトに対して視線がすっと抜けます
ぶつかる壁がありません
この効果はかなり大きいです
視線が小壁にぶつかることによって
いんしょうがかなり変わります
縦横比のバランスを考える
世の中のモノは
縦横の黄金比率が考えられています
よく見るタバコの箱とかも
絶妙な縦横比でできています
あともう少し幅が広くなると
微妙に感じるはずです
なので狭い空間に対して
無駄に天井高が高いのとかは
そういった状態に陥ります
我が家のLDKも天井高を抑えています
設計士が勝手にしていました(笑)
当時の私には分からなかったので
感謝しています(^^;
縦横のプロポーションに関しては
プロに任せるのが一番です
実例紹介
1,2階の天井高を
2250にあえてした実例です
写真ではなく
体感するのが一番ですが
まずは居心地を意識してみて下さい
まとめ
いかがでしたでしょうか
私自身福岡ツアーを経てから
大分見方が変わりました
今まで一階の天井高について
あまりシビアに考えずに
とりあえず標準である2500にしてました
考えた結果そうなっていたらいいですが
全邸標準でとりあえずいくというのは
深く考えていないのと同じです
今回のお住まいはどう演出すべきか
毎回天井高と向き合いたいとおもいます
小さな家は素敵です
【私のブログや動画に共感頂ける皆様へ】
これから家づくりされる方で
ファンタジスタのサポートを受けたい!!
良い担当者や建築会社を紹介して欲しい!!
そう思って下さる方は
下記リンクより詳細をご覧下さいm(_ _)m
画期的な仕組みを作りました!!
応援がてらにポチッと押してね
↓↓↓↓↓↓↓↓↓
皆様の応援が地味に励みになってますm(__)m
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
計画中ランキング
お問い合わせはコチラ
エラー: コンタクトフォームが見つかりません。
コメント