今回は少しニッチな部分です
ですが個人的には重要な項目です
「中庭の壁のつくりかた」について
外部からの視線を遮る塀は欲しいです
できるだけカーテンを開けて暮らしたいです
その為には目隠しが必要
その目隠しの塀を何でつくるか
どのくらい費用がかかるものなのか
メンテナンスは必要なのか
その辺りを掘り下げていきます!!
こんな方は是非ともご覧下さいm(__)m
- 中庭に憧れている方
- これから家づくりされる方
- 外構工事を考えている方
- 家づくりが好きな方
- 建築を勉強中の方
- 若手営業マン
中庭とは
まずもって中庭の定義とは
壁や建物で囲まれた
屋外にある屋根のない空間のこと
外からは守られていながら室外であり
穏やかな外部空間のことです
京都の町家などにある坪庭もその一つです
洋風スタイルの住まいでは
中庭のことを「パティオ」と呼びます
また最近では
中庭のある家のことを
コートハウスとよんだりもします
一般建築的にはよく使われますが
家づくりを始めた方には馴染がない言葉です
「L字型やコの字型の家にしたい」
そういう言葉で依頼される場合もあります
中庭のつくりかたには色々あります
コストのかかり方もピンキリです(^^;
それぞれのメリットデメリットがあるので
パターン別にみていきましょう👀
中庭をつくるパターン5選
大きく分けて5つくらいかと思います
過去によく使ってきた手法です
順番にご紹介します
1、建物でつくる場合
一番コストがかかる方法です
ですが一番統一感もでます
外構の塀にはできない高さです
塗り替え不要のベルバーンの壁なので
吹付のように塗り替えも不要です
外装材との統一感も素敵です
外構の塀でこの高さは出せません
時にはカーポートを兼ねることも
駐車スペース×中庭スペースです
外から見たら全く中が見えません
建物でつくった場合3m位の高さがあります
建物の基礎からたちあげているので
家をつくっているのと同じ感覚です
また時にはこんな感じにもできます
パッと見カベです👀
中の様子がとても気になります
一部チラ見せのくりぬきを覗きたくなります
閉塞感がでない工夫が必要です
カベの中にはこんな世界が!!
建物の塀に守られた中庭スペースです
建物で塀をつくる場合
いくら位かかると思いますか?
当社のこの仕様で
200万~400万くらいは必要です
これを高いととるか
必要経費ととるか
このカベがないと丸見えです
カーテンを開けれません
個人的には必要経費です
あとはどこまでお金かけるかです
建物以外でも中庭はできます
その他の方法を見ていきましょう
2、吹付の塀でつくる場合
次によくするパターンです
皆さんお馴染みの吹付の塀です
我が家の懐かしき時代の写真です
このころの芝生は美しいです
今は。。。。(^^;
我が家も吹付の塀仕様です
この塀をつくるのに160万程しました
高さは道路面から2,2m程です
大体よくやる高さとしては
2m~2,2m位が多いです
建物がおよそできてきてから
現地で高さの確認をしましょう
図面だけで打ち合わせは危険です
必ず現場で確認しましょう
築10年になって
塀の上の方が黒ずんで汚れています
やはり先ほどのベルバーンのようにいきません
メンテ費用も考えた上で
先に投資するか等考えましょう
三角形にしてみるのもアリです
スタイリッシュな外観にピッタリ
中かから見るとこんな感じです
三角のとがった部分に植栽を
吹付の塀でも色々アレンジできますね
3、木塀でつくる場合
本物の木で塀をつくる場合です
自分達でDIYも可能ですし
業者につくってもらうもよしです
我らがヒカキン似設計士の自宅は
みんなで塀をDIYしました
ビスを売ったりするのはドキドキです
そして勿論失敗もします(^^;
自宅じゃなかったらクレームです。。
しかしそれもアジです
本物の木でつくった場合は
年に1回~2回塗料を塗る必要があります
紫外線と雨から木を守るためです
そのメンテを丁寧に続けたとして
木塀の寿命は15年~25年位です
日の当たり具合によっても違います
本物の木塀にする場合は
木に対する理解と愛着が必要です
メンテできない方はおススメできません
DIYの様子はこちらです
金額的には吹付の塀よりは安いですが
めっちゃ安いわけでもありません
4、木調の塀でつくる場合
先ほどのパターンの木調バージョンです
本物の木ではないので
塗る等のメンテは不要です
風合いは本物には負けます
良くも悪くも
経年変化をあまりしません
ですが無機質なフェンスよりは
断然いい感じです
目隠しの機能も果たしてくれます
高さはやはり2m位は欲しいです
メンテがしたくないけど木っぽくしたい
そういう方にはおススメです
本物の木よりは安くてメンテいりませんが
そこそこの金額はします
写真の実例で
70万円前後位はしています
5、生垣でつくる場合
今までのに比べると
ローコストで施工できます
見た目もグリーンで良い感じです
ただし植栽ですので
- 剪定が必要
- 落葉の掃除が必要
- 水やりが必要
- 虫が多少くる
- 枯れるリスクがある
等々の要因はあります
しかしやりようによっては
良い感じにもできます
この写真右手も生垣の塀です
道路面からの高さは1,8m~2m程です
生垣の一般的な高さは1,2m位のが多いです
その高さをこえてくる物になると
少しコストアップします
しかしこれまでの塀に比べると
格段に安いです
15万円~30万円もあれば十分です
ちなみに間違っても
ワイヤープランツ等の
繁殖力の高いツル系の植物はダメですよ
私はこれで大失敗しました(^^;
出費もいたかったです。。。
直植えする前に調べましょう
番外編
私が密かに注目していたり
やってみたい目隠しの方法です
ジャカゴを使う
ジャカゴって聞きなれないですよね?
おそらく見たことはあると思います
こんな感じのやつです
中身は本物の石です
荒々しい感じが好きです
石なので汚れてもいい感じです
メンテも不要です
ですが金額は実は高いです
なので提案しても実現しません(^^;
枠だけつくってもらって
石ころは地道に川で拾ってみたいです(笑)
以前にこの施工の実例を見てから
ずーっとやってみたいやつです
グリーンカーテン
ローコスト且つ見た目も涼し気です
夏の風物詩的な感じです
植物がつたっていく部分をつくってあげて
あとは自由に植物が育ちます
夏の暑い日差しも遮ってくれます
無機質ではないので優しいです
実のなるものもアリですね
収穫できる楽しみがでます
コストかけずにDIYしたい人は
是非とも挑戦してみて下さい
お金をかけなくてもいいのです
最初から完成してなくてもいいのです
実例紹介
パターン別に実例記事を紹介します
建物で囲ったパターン
完成度の高い中庭スペースです
コストをかけずに素朴な土間仕様です
ひび割れは生じますが
経年変化が味わいになっていきます
劣悪な環境の旗竿地において
建物の塀を最大限利用しました
これしかないだろうという感じです
このパターンは外構の塀では無理です
吹付の塀パターン
黒の平屋×黒の吹付の塀です
この色の組み合わせは
吹付にしかできない風合いです
単調なラインの塀にせずに
三角を利用した吹付の塀です
程よい大きさの中庭空間です
敷地のボリュームや見せ方次第ですね
木塀パターン
施主様にてDIYされた塀です
器用なご主人様でしたので
仕上がりはプロ並みです
言わずと知れた住まいです
木塀に限らず
芝生やヌリカベや植栽や
あらゆる物をDIYしました
沢山の学びを得た住まいです
木調塀パターン
一般的な分譲地南区画の家です
よくある敷地条件ですが
カーテン開けれる住まいは少ないです
この塀をするかしないかでは
生活の豊かさが変わります
生垣パターン
完全に囲わずに軽く生垣で
生垣の場合はゆるーくでOKです
外からは案外見えていません👀
まとめ
いかがでしたでしょうか
中庭空間の作り方も色々です
お金がかかるものからかからないもの
決して新築時に完成してなくてもいいです
住みながらつくっていくのも楽しいです
カーテンを開けて暮らせるように
どれかの方法を利用したいものです
もちろん中庭をとらずに
室内空間にソトをつくるとか
窓の取り方の工夫によって
外部からの目線を外すのもアリです
信頼できる設計者と相談しましょう
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