今回は荻野寿也さん著書の
「美しい住まいの緑」85のレシピについて
以前からずっと読みたかった本でした
この本を読んでみて
実践で活かせそうな内容や
皆様にも理解できそうな内容について
せっかくなのでまとめてみたいと思います
荻野寿也の「美しい住まいの緑」85のレシピ [ 荻野寿也 ] 価格:2,530円 |
この本を読もうと思ったきっかけ
まずはこの本を読もうと思ったきっかけです
植栽やお庭の世界は奥がめちゃ深いです
15年間住宅営業をしていますが
まだ5割も理解しきれていないと思います
まだまだ勉強と経験が必要だと感じます
そして最近よく頂くご相談内容として
外構計画についての相談が多いのです
たまたま偏っただけかもですが
契約後にまわしがちな外構計画なので
お客様自身もスッキリされていません
これで本当にいいのだろうか?
そう思われている方が多かった印象です
外構に関してもっと勉強して
プラン提案段階からお庭提案が必要です
以前に呼んだ小さな住まいのレシピ本も
とても良い内容だったので
今回の内容も期待していました
読んでみて活かせそうな内容
中には高度なレシピもあったので
実践で活かせそうな内容や
皆様に知ってもらいたい内容を紹介します
レシピ4、建物に近づけて木を植える
木を植える位置のイメージとして
何となく遠目にとりあえず植えるイメージ
そんな感覚をお持ちじゃないですか?
私も持ってました(笑)
木を建物近くに植えることによって
建物と庭が一体化します
元からそこに植わっていたかのように
植栽を配置するのがポイントです
レシピ6、緑の量は多すぎず少なすぎず
植栽量は完成時に密は✖です
適度なスキが必要です
写真にもあるように
不等辺三角形を意識して植えます
実例で見るとこんな感じです
道路際と玄関横と奥の三角形です
建物際だけとか植えがちですが
不等辺三角形を意識しましょう
レシピ9、生命力が伝わる樹形を選ぶ
山採りの木の特徴として
畑作とは違う限られた養分しかない環境で
余分な枝葉をつけずに
日の当たる方向へ伸びようとするので
枝がアシンメトリーに伸びたり
幹がうねっていたりする樹形の木です
葉っぱが落ちた状態でも樹形がきれいです
打ち合わせで木の種類だけ選んでしまうと
樹形まで選定できません
自分達で山採りの木を見に行って
直接選ぶのも楽しみの一つです
レシピ10、外庭で町に緑のお裾分け
外庭の植栽に関しては
自分達の為だけに植えるだけでなく
町ゆく人の為にもお裾分けです
何気なく色んな人が見ています
そこから生まれるコミュニケーションもあります
殺風景で潤いのない佇まいよりも
潤いのある佇まいを意識しましょう
レシピ13、インターホンから玄関までの距離
インターホンを押して玄関まで行く道中
来客者をもてなすのは植栽とアプローチです
その道中が潤いあるものであれば
来客者の気分も違います
外構計画とプランを考える際は
玄関までのアプローチを考えましょう
レシピ16、アプローチを色っぽく
先ほどの話に通じますが
アプローチは重要です
アプローチでの演出が
室内への期待感を高めてくれます
帰宅者の気持ちも切り替えてくれます
いってきますの気分も変えてくれます
ちょっとした配慮のあるアプローチは
毎日の気分を少しずつ変えてくれます
レシピ23、大事なことは視線の抜け
植栽を考える際も
窓を取る方向は超重要です
やはり視線が抜ける方向が鉄則!!
南≠庭
南≠窓ではありません
レシピ24、ここを庭にするから始める家づくり
敷地に立ってみて
気持ちのいい場所を探しましょう
ぐるっと見渡してみましょう
そこで庭にしたい場所を決めて
リビングを隣接させてみて
間取りを考えてみましょう
プランの要望を先行させずに
気持ちのいい場所から入ってみて下さい
おのずと心地のいい空間ができるはずです
レシピ26、隣家の窓と常緑樹
隣家の窓がコチラを向いている場合
実際に見ていなかったとしても👀
心理的に気になるものです
そういった対策にも植栽は役立ちます
年中葉っぱをつけている常緑樹ならば
目隠しの役割も果たしてくれます
隣家の方にとっても
癒しを提供することができます
レシピ31、建物は控えめに緑を豊かに
建物はヒキが重要です
これは私も意識しているポイントです
ケチケチしてきわきわまで建てるのではなく
あえてのヒキが重要です
塀や建物を建てる際は
一歩ひいて建てましょう
ひいたその先に植栽を植えましょう
レシピ33、毎日立つキッチンだから美しい景色を
プランを考える際に
キッチンから見える景色
せっかくだったら抜けのある方向に
植栽が見える方向にしてあげましょう
少しはイライラがおさまるかもです(笑)
子育てに奮闘していると
やたらイライラしがちです(^^;
どこまでの効果があるかは謎ですが
少なくとも少しは違うと思います
レシピ34、リビングの椅子は庭に向けて
お庭スペースに背を向けて
テレビの方向に向いてませんか?
最近はテレビの位置付けも変わってきました
椅子やソファーを配置する際は
お庭に向けて設置しましょう
レシピ45、ウッドデッキの素材
最近の技術力のおかげで
木調のデッキが流行っていますが
できれば室内の素材感と合わせたいとこです
金額的にもかなり高額ですが
ここはお金を投資する部分だと思います
空間の質を高めましょう
建物の大きさよりも質です
レシピ55、芝庭の魅力
芝庭の手入れは確かに大変ですが
それに匹敵するメリットもあります
軒の無いデッキやタイルスペースは
夏場火傷する程あつくなります
芝生であれば暑さを吸収してくれます
建物の性能も重要ですが
パッシブ設計も重要です
芝生や植栽を利用した温度調整
意識する価値はあります
レシピ70、グランドカバーで熟成感を出す
植栽が大事だからと言って
ただ単に沢山木を植えたらいいのか?
そういうわけではありません
植栽の足元も重要です
低木やコケを利用しつつ
足元を演出しましょう
こういった費用が含まれているかも
契約前に確認しておきましょう
これからやってみたいこと
この本の中で
これからやってみたいことがありました
個人的な部分にはなりますが
ご紹介します
レシピ12、外庭ベンチは憩いの場
ずーっとモルタルのベンチがしたいです
子供の友達とかが
待ち合わせで座っていたりとか
ちょっとした時間に
ついつい座りたくなる居場所
そんな居場所をつくりたいです
特にこれと言った目的はないですが
あると楽しいと思います
近いうちに実現したいです(笑)
レシピ17、車を美しく納める
これは永遠のテーマです
かなりの確率で
車に屋根が欲しいと言われます
カーポートはダサいのが多いです
せっかく家と外構をカッコよくしても
カーポートで台無しになります
家の手前にくることが多いので
カーポートが主役の家になります
どうやって機能と見た目を表現するか
お金事情も考えつつ取り組みたいです
レシピ22、土留めは擁壁よりも石組み
敷地の高低差がある場合は
安易に土留め擁壁をしがちです
そこを一歩踏ん張って
石組みとかで表現してみたいです
見た目の佇まいは雲泥の差です
レシピ29、2階窓には上を向いて花が咲く木を
植栽が見えるのは
何も一階の窓からだけではありません
二階の窓から見ても
美しい樹木を選ぶのも重要です
この本を読むまでは
そこまでの思考はありませんでした
今後考える際は
参考にしていきたい内容です
レシピ30、計画も管理もしやすい北庭
たまたま我が家も北庭です
北庭は意外とメリットが多いです
下手したら南よりもいいと思ってます
庭を活用するのは冬以外なので
北庭を積極的に考えたいです
レシピ38、障子に映し出された樹木
ロールスクリーンは障子越しの植栽
これはラッキーな感じがして嬉しいです
これをラッキーではなくて
狙ってやっていきたいです
障子だと熱も遮熱してくれます
風情もかなり出ます
場所によっては積極的に使いたいです
レシピ48、良い景色がないときには
この発想は無かったのですが
良い景色がない場合どうするか
自分の家と庭が見える位置に
座る場所をつくればいい
他人の家の背中は見たくないですが
自分の家と庭を見るという発想
場合によっては使えるスキルです
レシピ65、夜も庭を楽しむための照明
これが難易度高いです
ただ単に設置するのはできますが
窓に照明が映り込んでしまったり
ソトを感じれないような照明になったり
外構の照明計画は難しいです
慎重に計画考えましょう
レシピ75、住む人・ご近所・設計者・工務店が参加する庭づくり
この考えはとても賛同です
プロに全て任せるのもいいですが
自分達も土をさわって
植える為に汗をかいて
木の向きや配置や間隔を考えて
一緒に植える作業をすること
全員参画型の植樹です
水やりする気持ちも変わってきます
花が咲くと嬉しいです
失敗することもあります(^^;
(私は間隔つめすぎました。。)
積極的に自分達も参加しましょう
まとめ
いかがでしたでしょうか
この本を読んだことによって
少しはレベルアップした気になってます
これからの家づくりにおいて
新たに挑戦していきたいと思います
また打ち合わせの際には
もう一度読み直したいと思います
家づくりにおいて外構は重要です
皆様も余力があれば
是非とも手に取って読んで下さい
家づくりの加点になります
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