今回の記事は配置に関する内容です
一度建てると配置は変更できません
配置を失敗すると色々連動してきます
失敗は許されないわけです
配置に関する固定観念を壊せるように
柔軟な配置計画が考えれるように
そんなオモイで書いていきたいと思います
配置に関する決まり
まずは基本的な配置の決まりです
法的にはどうなのか?
あまり詳しく書いても分かりにくいので
(詳しく書くほどの知識量もない(笑))
最低限の簡単な説明にとどめておきます
50cm以上離して配置
隣地の方の許可が無ければ
基本的には隣の敷地より
50cm以上離す必要があります
50cm未満に建っているものに対して
隣地の方は壊せという権利があります
ただし駅前や都心部等に関して
敷地ギリギリまで建っている所に関しては
許されるエリアも存在します
大体の方が建てられる土地に関しては
50cm以上離すという認識で大丈夫です
1m配置が多い
先ほど50cm以上と言いましたが
我々姫路エリアでは1m配置が多いです
分譲地等でも1m以上あけることを
ルールで義務付けたりもします
1mをきって建っている隣家に対して
目隠しをつけるように請求できます
隣家から何も言われなければ大丈夫です
1mで配置するとなると
実際の空き寸法は1mをきってきます
(壁厚等を考慮すると)
室外機等が設置されたりすると
通路としての意味合いしかなくなります
敷地に余裕がある場合は
もう少しあけて配置することによって
物置を置いたりできるようになります
配置を考えるポイント7選
決まりを守ったうえで
どのような点を意識すればいいのか
私の思う思うポイント7選をご紹介します
1、建物はヒキが重要
ここで言うヒキとは
道路面より余裕をもって配置する意味です
敷地的にどうしようもない事はありますが
道路際にそびえたつように建てるよりも
少しひいて建っている方が映えます
マチを歩く人々への印象も違います
・庭やアプローチをはさんだり
・二階部分が少しひいて佇んでいたり
・建物の高さ(重心)を低くしたり
こういった配慮は重要です
2、視線がぶつからないように
配置を考えるうえで重要なポイントです
隣家が建っている状態であれば
隣家の窓の位置も把握できています
家の中から隣家の窓が見えるのは嫌です
視線がかぶらないようにかわしましょう👀
柔軟に考えたらこんなのもアリです
お互いの家同士にとって有利な配置です
二世帯だったらあえてゆるくつなぐのも◎です
配置の考え方は∞です
頭がかたい状態で考えると
「北側に寄せて建てる」になります
「南側をできるだけあける」になります
間取り図に隣家の窓も落とし込みましょう
間取り図を持って敷地に立ちましょう
お互いの窓の位置と視線の方向
念入りに確認しましょう👀
3、真っすぐ配置だけじゃない
「敷地に対して平行にしないといけない」
「まっすぐ建てないといけない」
そんなルールは存在しません
なので敷地に対して素直に建てましょう
もしも見たい景色があるならば
気持ちいい景色があるならば
そっちに向けて配置しちゃいましょう👀
毎日気持ちいい景色が見える方が快適です
4、気持ちのいい方に素直に
先ほどの話にリンクしますが
敷地に立ってみましょう
気持ちのいい方向がどっちなのか
そこに向けていきましょう
北西方向に山が見える敷地です
真っすぐ北を向くと山が見えません👀
であれば北西を向きましょう!!
気持ちのいい方向に真っすぐに
残ったスペースの活用法も考えて
駐輪スペースや外部収納
外干しスペース等色々活用できます
北向きでも反射光で明るいです
気持ちがいい方向かどうかだけ考えて下さい
素直に考えて大丈夫です
足りない光は吹き抜け等で補いましょう

5、敷地形状に逆らうな
敷地形状は様々です
敷地形状やら方位やら色々な要素があります
私が購入した敷地です
家らしき配置は元々建っていたものです
できる限り南をあけたのでしょうか?
色々無駄なスペースがあるように見えます
皆様ならどのように配置しますか???
勿論正解は無いと思います
敷地形状に逆らわず配置するとこうです
庭スペースを有効に活用できます
玄関をあえて遠い位置に配置したので
敷地まるごと使えてる感じです
西側をもう少し広めにあけるべきでした
外部収納が小さいのしか置けません
断面図で見るとこんな感じです
南に寄せて北側へ開く
光は南の高窓からとる
敷地形状に逆らわないのが吉です
6、寄せずにゆとりを持って
狭小地の場合は該当しませんが
ゆとりがある敷地の場合に意識しましょう
基本の1m配置にすると使えません
通路にしかなり得ません
ちょっとゆとりを持たせるだけで
- 外部収納スペースとして
- 自転車置き場として
- アプローチとして
- 植栽を植えるスペースとして
- 鉢植え植物スペースとして
等々色々な用途がうまれます
数十センチゆとりをとってあげるだけで
色々な可能性が変わってきます
特に自転車置き場は忘れがちなので
計画的にとっておきましょう

7、方位だけにとらわれない
常々言っていることですが
方位にとらわれないようにしましょう
日本人はなぜか南向き信者が多いです
そこを疑うことをしません
そして提案する側としても
なぜか南向きばかり考えます
(上級者は別ですm(__)m)
視線が一番遠くに抜ける方向へ向けて
窓がとれるように配置しましょう

何度も言いますが
敷地に立ってみることが大事です
まわりを見渡してみましょう
色んな時間に敷地に行ってみましょう
光の入り方や景色の表情を観察しましょう
実例紹介
配置というテーマに合った実例です
間取りを考える時はまず配置です
ここを誤るといいプランにはなりません
そのプランに至るプロセスを見て下さい
三角形に逆らわず配置

先ほど登場してきた我が家です
この敷地で何人かにプランを頼みました
同じ要望を伝えましたが
それぞれ敷地の使い方が違いました
誰一人として同じにならず(笑)
そのくらい敷地の読み解き方が違います
設計士によって変わってきます
南側をあけてる人がやはり多かったです
二階リビング案とかもありました(笑)
最終的にはこのプランを採用です
素直に敷地を活かしていると思いました
写真は秋に撮った写真です
北庭に光は落ちていませんが
夏場は北庭も明るいです
8月16日現在9時半の光加減です
建物の影が適度に庭におちてくれてます
夏場の北庭はとても合理的です

気持ちのいい方向に向ける

設計士の自宅だったので
敷地に立った瞬間から
窓をとる方向は即決しました
北向きとか関係ありません
足らずの光は吹き抜けからとってます
施主力が高い人ほど
柔軟な家づくりが可能になります
借景を利用した配置

旗竿地+変形地+山際の土地です
まわりの区画よりも大きくて安いです
おまけに山(借景)まで見えちゃいます👀
私にとってはお宝に見えます(笑)
地図で見ると包丁みたいですが
これでも家は建ちます
そして豊かな暮らしが実現できます
こうやって見ると緑豊かな敷地です
建物が建っている方には向けないです
居心地を高めたい場所を
山に向けてとってあげるだけです
完璧に綺麗な山とは言えませんが
それでも緑が窓から見えます
木の手入れは不要です
借景を拝借です
ちょっとした洗面所横からも緑が
家の中にいて癒されますね
歯磨きしながらほっこりします
建物がにはあまり窓はとりません
寝る部屋の窓がある程度です
山に向けて開放しています

まとめ
いかがでしたでしょうか
私自身大失敗はしてませんが
ちょっと失敗した項目です(^^;
配置を決定してしまう前に
今一度それで本当にいいのか
建築地に立ってみましょう
ベストなのは縄張りしてもらいましょう
基礎のラインに縄をはってもらいましょう
そうすれば敷地に対してどう配置されるか
とてもイメージしやすいかと思います
配置が及ぼす影響は絶大です
配置を制していきましょう!!
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