今回の記事は窓の取り方についてです
以前に書いた家づくりにおいて大事なコト
ポイント11の中に入っていた項目です
窓について深くふれてなかったので
今回はフォーカスあてていきます
中々有益な内容になっているので
家づくりをされる方は是非ご覧下さい
多くの建築会社やお客様が
何とか南向きに窓を取ろうとします
敷地がどんな状況であろうと
南側に掃き出し窓を取ろうとします
それが当たり前じゃないの!?
そう思われた方は読み進めて下さい
窓の種類
窓の取り方を考える前に
窓の種類について見ておきましょう👀
掃き出し窓
窓の中で最もポピュラーな窓ですね
掃き出し窓の中にも
写真のような大開口タイプもあります
両側にガバッと開けれるのが特徴です
当社のサッシでは5mが最大です
スイング窓
最近よく使われるようになりました
主には水まわりや風抜き用に使われます
防犯的にも優れています
個人的にはこのフォルムが嫌いです(^^;
腰高の窓
一番スタンダードな窓です
引き違いの見慣れたデザインですね
用途によって高さの調整が可能
高窓
高さや使う場所によっては
カーテン無しで生活できます
開けれる高さにするかどうか
緻密に打ち合わせしましょう
我が家も高窓があります
未だにロールスクリーンはつけてません
開閉しやすい高さに打ち合わせしましたが
私が背伸びしてやっと届く感じです(^^;
おかしぃなぁ。。。。
細長いデザインのもあります
写真のように
余った無垢材を利用して棚にも
長さが強調されていい感じです
そとから見るとこんな感じです
外からは予想できませんね👀
地窓
玄関先に使うとこんな感じです
あえて全てを見せない時や
低木を見せる時に多用します
壁掛けテレビ越しの地窓です
コケが見えていい感じです
このカベの向こうは建物ですが
室内から感じないように工夫してます
ピットリビングからの地窓です
ピット部分に座って地窓を見ると
超絶いい感じです
落ち着き感もあります
普段見ない目線で見ると新鮮です
外からはあまり見えません👀
もう少し低木がワサワサッとなるとベストです
フィックス窓
はめころしの窓とも言います
開閉機能を持たない窓です
吹き抜けに使ったり
スッキリ見せたい部分に使います
網戸や桟がないので
お掃除がラクチンです
そもそも開けない窓であれば
フィックスでもいいと思います
開閉式の窓よりは高いです
2mの幅までしかないのも特徴です
特注にすると幅広も可能ですが
金額は大幅に上がります
天窓(トップライト)
周囲が建物に囲まれて
ソラからしか採光がとれない時に使います
メンテ費用が高いのと
雨漏れがしやすいのが特徴です
それなりのリスクがつきものです
南向きにとると暑さも凄いです
採用する際はよく理解して使いましょう
スクエア窓
最近多用している窓です
一見フィックス窓に見えますが
開閉もできちゃいます
見た目もスッキリしています
デザイン性もありつつ
網戸もしっかりついてます
外観と通風を兼ねたい時にベストです
間に桟がないのでスッキリ見えます👀
玄関兼窓
究極の領域にいくとこれもアリです
玄関と窓を兼ねて使ってしまいます
20坪台のコンパクトハウスの場合
玄関ドアすら邪魔になります(笑)
それじゃあ窓と兼ねてしまえ!!
そんな発想もゼロではありません
柔軟に考えましょう
勿論鍵はついています
窓を取るポイント
一通りの窓が理解できたところで
窓を取るポイントについてです
方位にとらわれない
この発想はとても大事です
日本人の固定観念が邪魔してきます
掃き出し窓=南が邪魔してきます
南=明るいが邪魔してきます
一旦この概念は無視してください
北向きの窓にもメリットはあります
- 年中安定した光が入る
- 反射光が柔らかい
- 植栽が美しく見える
- 暑すぎない光
- 光があたった山が見える
決して暗いというイメージはありません
まずは一旦方位を無視して下さい
視線が遠くに抜ける方へとる
先ほどの方位を無視するにプラスして
この要素を守ればほぼ完成です
敷地に立ってみて
視線が遠くまで抜ける方を探しましょう
その方向が窓を取るべき方向です
途中に障害物(建物等)があれば✖です
将来的に建つ可能性がある場合も✖です
山やソラが見える方は◎です
その際にリビングの床座の高さを
意識するようにして下さい
ダイニングに座った目線
ソファーに座った目線
床に座っている目線
立った状態の目線
その上で高さや幅を調整して下さい
伊礼さんのレシピ本にも書かれています
不要な窓はとらない
先ほどの二点を守っておけば
残りの窓はほぼ不要な窓です
不要な窓をとってしまうと
- 落ち着き感が無くなる
- 余計な建物が映り込む
- カーテンが必要になる
- 断熱性が落ちる
- 空間の陰影がなくなる
- 外部からの視線が気になる
- 室内からの見た目が✖
本当にその窓が必要なのか
適当につけずに考えて下さい
案外不要な窓が多いです
余分な窓をとってしまうと
その部分に意識がいってしまいます👀
カベと窓のバランスがいいと
自然と目線が導かれていきます
アクセント壁にはとらない
この写真は建売の写真です
実際よくやりがちなことです
別に絶対にダメではないですが
できれば無しの方が綺麗です
せっかくお金をかけてアクセントにするなら
綺麗に見せれる方がいい感じです
お掃除する場所も増えてしまいます
これもよくやりがちな感じです
カベと面を意識して下さい
本当にその窓が必要かどうか
考え直して下さいm(__)m
足りない採光は吹き抜けから
この実例は1階南側に窓無しです
敷地上取る必要が無かったからです
ですがそれだけでは暗くなってしまいます
足らずは吹き抜け等からとりましょう
シンプルな話です
この実例も南側の細い吹き抜けから採光です
このカベの向こう側には建物があります
見たくない物は見えないようにする
足りない光は上からとる
たったこれだけのことです
そして吹き抜けは南だけでありません
写真の吹き抜けは北向きです
北向きの吹き抜けも明るいのです
足りない光は吹き抜けからです
窓庇や軒は重要
窓も大事ですが
窓の先の軒も超重要です
軒の役目としては
- 外壁が汚れにくくなる
- 日射から守ってくれる
- 雨が入ってきにくい
- 窓が汚れにくい
主にこの4点の効果があります
小さな庇があるだけでも違います
可能であれば考慮しましょう
外部からの視線を意識
せっかく窓をとったとしても
外から丸見えだと意味がありません
外から見た時の目線の高さ
室内で座って過ごす想定の高さ
これを加味して窓をデザインしましょう
この写真はあえて掃き出し窓をとらず
腰高の窓にしています
中で座って暮らしていても
外からの目線では絶妙に見えません👀
塀をつくらずともコントロールできます
分譲地内の殆どの家がカーテン閉まってます
カーテン閉めっぱなしの窓ならば
とらなくてもいいレベルです
外構で塀を建てる等して
開けれる窓にしましょう
水まわりの窓を考える
これは以前にふれた内容です
水まわりの窓が本当に必要か?
水まわりがファサード面にきた場合
スイング窓をとりがちです
外から見たら間取りバレバレです
そして取る目的を聞いてみると
窓で「換気」がしたいから
これが第一目的のことが多いです
お風呂やトイレの換気をする場合は
密閉状態をつくってから換気扇です
これが一番効率の良い使用方法です
明るさが欲しい等もあるので
窓を取るなと言っているわけではないです
掃除が面倒とか断熱が落ちる等の
デメリット面も考えた上で
自分達にとって必要な窓なのか
今一度考えてみましょう
実例を交えて紹介
窓の概念が変わってきたでしょうか
では実例を見ながらおさらいです
大分施主力あがってきてますよ(笑)
スクエア窓の家
スイング窓等を一切使わずに
スクエア窓と掃き出し窓オンリーです
無駄なデザインはそぎ落としてます
しかしこうすることによって
設計士の狙いがあったのです👀
名付けて夜の行燈!!!
なるほど確かにです
夜は窓から光がもれます
そのシーンまでデザインしていたわけです
ん~~
奥が深いです
スクエアサッシはスッキリしているので◎です
北向きの家
もうご存知の方が多いと思いますが
ヒカキン似設計士の自宅です
この家には家づくりの要素満載です
今日習った要素は全て盛り込まれています
家がどうこうのツッコミ所は満載ですが
とても勉強になる実例です
不要な窓を一切とってない実例です
カベがデザインされています
光のとりかたもアートです
南≠掃き出し窓です
同じ分譲地内は皆違う建て方です(笑)
日本の建築の不思議です。。。
番外編ですが
北庭もメリットが沢山です
我が家をもって体感しています
庭を多用する夏場において
適度なかげができる北側は快適です
発想を柔軟に持ちましょう
東向きの家
東向き道路で
南北の間口があまりない土地です
南側には家が建つのが間違いないです
今は明るいからといって南に窓をとると
数年後にとんでもないことに。。。
分かっているのになんで(^^;
こんな家も多いです
それをシンプルに回避した住まいです
西向きの家
この実例は西向き道路です
中庭型の住まいなので
極論どの方位でもOKな建て方です
プライバシーも確保されてます
都市型の最先端な建て方です
細長い土地でも広く感じるように
そこを強調した実例です
南側に建物が建つ想定なので
一階の南側には窓無しです
他社さんはそれでも南にとっていました。。
その辺りの考え方に共感頂き
当社で建てて頂くことができました
今ではこれで良かったと
言って下さっていますm(__)m
掃き出し窓のない家
庭スペースがいらないとなると
掃き出し窓も不要だったりします
特に角地はよく目立ちます
お庭に出たら丸見えです👀
目隠しの塀が必要です
土地代が高いので
そこまで中々厳しいのが現実です
捨てる勇気も必要です
方位にとらわれない家
旗竿地+変形地+山際の家です
山が見える号地があったので
あえてそこでご提案です
山に向けて素直に開口部を
方位は考えていません
他の区画は方位しか考えていません
山に向いていません(^^;
私からするとナニコレ珍百景です(笑)
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まとめ
いかがだったでしょうか?
今日の内容は重要です
中身はリフォームできても
窓のリフォームは大変です
一生見る景色が決定します
居心地の良さを決める要素として
窓は重要な役目を果たします
明るさ加減は気になるかもですが
プロに任せてみてください
少し絞り気味でちょうどいいです
失敗しない為にも
プランを持って敷地に立って下さい
色々な時間に立ってみて下さい
そうすれば見えてくると思いますm(__)m
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