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断熱気密も大事だけど床材との接着面こそ寒さを感じるポイント

当ブログ内の一部記事はプロモーションを含みます。

今回はニッチに感じるかもですが

床材との接着面こそ寒さを感じるポイント!

 

世間は断熱気密どうこうにいきがちです

この記事も沢山の方から

アクセスや反響がありました

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今流行りの「高断熱・高気密な家」にこだわりすぎるのは危険 時は高断熱+高気密時代です   そしてそんな私は そこには全く興味がありません(^^;   勿論高断熱+高気密にこしたことはないです 無いよりはあった方がいい...

 

 

実は盲点なのは床材が何かです

これは私も実例を通して感じたポイントです

 

同じメーカーの家であっても

床材を何にするかによって

まるで感じ方が違うのです

 

今回はその辺りについて

少しふれていきたいと思います

 

目次

暑さ寒さの感じ方

暖かい空気は上に上昇しますし

冷たい空気は下にいきます

 

これは自然の摂理ですが

家づくりにおいてはシンプルに大事です

 

それに加えて

体温と直接ふれる部分も重要です

つまりはそれが床材にあたるわけです

 

その接着面が暖かく感じるか

冷たく感じるかによって

人間がどう感じるかが変わってきます

 

 

オーナー様の体験談を見ることによって

更に確信に変わりました

 

たかが床ですが

されど床です!!

 

空気の温度も大事ですが

断熱気密も大事ですが

接着面の床材も大事なのです

 

 

 

 

熱伝導率について

世の中には「熱伝導率」という言葉があります

 

何だか理科の実験みたいですが

これが今回の記事内容のミソです

 

これは熱の伝わりやすさが示された値です

物質同士の温度差がある時に

温度の高い部分から低い部分へと

熱の移動現象が生じるのです

 

 

例えば冬場に鉄をさわると冷たいです

 

これは鉄に人間の体温が伝わり

触れた場所から熱が逃げていくためです

 

この移動のおこりやすさが

熱伝導率の正体です

 

木はコンクリートの12分の1

木は鉄の483分の1しかありません

 

 

ではなぜ木の伝導率が低いかと言うと

木の細胞内にある空気が

熱を伝えにくくしているからです

 

木材を顕微鏡で見てみると

パイプ状の細胞の

集合体であることが分かります

 

 

 

この細胞の内側は

私たちの身近な物質の中で

最も熱を伝えにくい「空気」で満たされてます

だから木材の熱伝導率は小さいのです

 

そして木材によっても

かたい凝縮された材は

スカスカで空気を沢山含んだ材よりも

さわると冷たく感じます

 

なので無垢だから暖かいというのは✖です

(過去のオーナー様からも指摘された苦い経験がありますm(__)m)

 

体から体温を奪われると

意欲が低下したり

風邪をひきやすくなったりします

 

 

 

 

 

「下記マルホンさんHPよりの一部抜粋です」

 

静岡大学農学部が静岡県木材協同組合連合会の研究委託を受け「コンクリート」「金属」「木」の3種類の巣箱を使い、ネズミの母子を飼育し、その行動を調査する実験を実施しました。すると母ネズミの行動に違いがみられ、木製巣箱の場合ゆったりと授乳していたのに対して、コンクリート・金属製の巣箱では落ち着きがなく授乳もすぐにやめてしまいました。また子ネズミの生育率もコンクリート巣箱の生存率はわずか10%前後、金属製が40%程度、そして木製は85%と巣箱の材質によって大きく開きがでました。このような差を及ぼした最も大きな要因は熱の奪われ方、つまり物質の持つ熱伝導率が関係しているといえるでしょう。

 

 

 

 

床材の重要性

ここまでの話を聞いてもらって

何となく床材が大事なんだ

そう思ってもらえてると幸いです

 

しかしここで止まってしまっては

無垢をせっかく選んだのに

思ったより暖かくないんだけど。。。

そんな状況になってしまいます

 

では何が重要かです

 

 

 

 

床材の種類

無垢材と一言に言っても

材によって暖かく感じたり

冷たく感じたりします

 

英語で針葉樹をソフトウッド

広葉樹をハードウッドと言うように

 

針葉樹は軽くて柔らかく

広葉樹は重くて硬いといわれています

 

これは木が含んでいる

空気の量に関係しています

 

 

 

 

 

樹種別の堅さをレベル1〜7段階に表しました

(レベルが大きいほど堅い) 

 

土足による重歩行に耐えうる目安は

レベル4以上となります

 

 

 

私がいつも愛用している杉材は

もっとも柔らかい部類です

 

 

 

オイル仕上げかウレタン塗装か

単純に無垢かどうかだけでなく

表面の塗装が何かも重要です

 

ここを見落とすと

メンテフリーを優先してしまうと

落とし穴にはまります

 

冷たく感じる無垢になります。。。

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経年変化も考える

形ある物いつかはです

 

無垢を考える場合は

経年変化でどうなっていくのか

この辺りも理解しておきましょう

 

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二階こそ無垢

二階を真っ先にコストダウン対象に

提案する側もお客様側も

優先度合いを下げがちです

 

これはちょっと待ったです!!

 

二階は素足になって寝て起きます

裸足で歩くことが多いです

つまりは接着時間が長いということです

 

その床材が冷たくてペタペタしているのと

暖かくてサラサラしているのと

どちらを選ぶでしょうか!?

 

そういう話になってきます

そこに差額の15万円~20万円ほどかけるか

一生の家なら安いものです

 

二階に床暖房まではしないので

無垢材は色々と選べます

 

そこまで高くない無垢材もあります

思考停止でコストダウンせずに

もっと考えて床材を選んで下さい

 

これは提案者側にも言ってます!!

 

営業マンの自宅には無垢を入れているのに

お客様にはそれでいいのでしょうか!?

 

 

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実例紹介

私が色々な実例を通して

この記事を書こうと感じたきっかけです

 

 

 

 

洗面所が無垢の実例

かなりのご理解が必要ですが

冒頭でインスタ紹介した実例です

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1,2階杉の実例

土間+大開口+吹き抜け+部屋が無い

更には床暖房も無くてリビング階段です

 

どうみても寒そうな条件ですが

杉の無垢材のおかげで

コタツ+エアコン一台であたたかいのです

 

ご主人様は冬場でも素足です

これは床材効果なのです

 

 

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まとめ

いかがでしたでしょうか

 

頭でっかちになってしまって

断熱気密の数値に踊らされると

思ってもいない盲点にあたります

 

それが床材になります

家づくりはバランスが重要です

 

無垢材に対する

メリットデメリットを知った上で

素材の選択をしましょう

 

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そう思われてる方も多いと思うので

その由来について語りました(笑)

ご興味ある方だけm(__)m

 

 

より詳しい木材の知識に関してはコチラを

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木材の基礎知識 | 無垢フローリング・無垢材・無垢内装材|マルホン 無垢材の施工方法やメンテナンスのポイントなど、無垢の木を使う上で知っておきたい情報を掲載。無垢材メーカー・マルホンが運営。

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    コメント

    コメント一覧 (1件)

    • いつも興味深くブログ拝見させて頂いております。

      私は現在賃貸アパート暮らしで猫を飼っているのですが、フローリング床でツルツル滑ったり、冬になると寒さで体調を崩したりといった問題を抱えています。
      今回の記事を拝見して、改めてペットとの暮らしに適した床材というのを考えるようになりました。

      最近はペットを飼っている方も増えてきていると思いますが、そういう方が理由を含めどういう床材を選択されているのか、機会があれば紹介いただけると幸いです。(ネットの情報だけだとどうしても偏るので、実態としてどうかというのが気になります。)

      ※以下は蛇足です
      自分なりに調べてみた感じでは、ペット優先のフローリングなら、杉無垢が適していそうという結論でした。(最初は無垢床なんて自分には無縁と思っていましたが、最近は無垢床教に入信しそうです笑)

      ①快適性(断熱性、触り心地)
      夏涼しく、冬暖かく過ごすなら、断熱性の高い杉無垢、触り心地も大事にするならオイル仕上げ(藤本さんのブログなど)
      マルホンさんのHPで、無垢と合板を両方入れている家で、猫はいつも無垢の方で寝てます。なんていう記事もありました。
      また、床暖房入れるより、その分床材にお金掛けて杉無垢にしたほうがいい、とYouTubeで発信している方もいました。

      ②健康面
      硬い床材は高所からの着地時の衝撃が吸収されにくく、体へ負担がかかる→柔らかい杉材などがおすすめ。
      滑りやすい床材は踏ん張りが効かず足腰に負担がかかる→浸透性塗料仕上げにするとより滑りにくくなる。ウレタン塗装はツルツルになってしまうので、メンテナンス性も気にするならガラスフィニッシュやインビジブルコート(マルホンHPなど)

      へこみ、傷ができやすい、(オイル仕上げなどの場合)シミが残りやすい、奥まで染み込むと臭いが取れないといったデメリットがありますが、ペット視点のデメリットはあまりない気がしました。

      ブログ等で、杉無垢床でペットを飼っているような事例を見ると、以下のような意見が多く、飼い主側にとってのデメリットを理解したうえで、割り切って採用している方が多いように感じました。
      ・ペットを飼っていれば床は傷つき、汚れるもの
      ・無垢床なら傷が入っても、同じ材質なので遠目にはそこまで目立たない
      ・むしろ味がある

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