こんにちは!!ファンタジスタ藤本です。
家づくにおいて照明計画はとても大事なポイントにも関わらず、イメージがしにくい&提案者もハイレベルな提案ができる人が少ないです。
つまりは、皆様自身がしっかりと勉強して体感して理解した上で選択していかないといけません。過去の家づくりで得た知識をこの記事に詰め込みましたので、皆様の照明計画にお役立て下さい♪
照明提案に潜む闇を理解すべし
【お客様側の心理】
■暗いより明るい方がいい
■イメージがわかない
■この量で足りるか不安
■とりあえず多めにつけておこう
■担当者に暗いと言われたら従うしかない
【提案者側の心理】
■クレームは避けたい
■明るすぎてクレームにはならない
■お客様が不安そうだからつけておく
■暗いと言われるのは嫌だ
■無難にしておいた方が安心
■わざわざお客様に抗ってまで押し切りにくい
こういったお互いの心理が交差して、かなりの高確率で無駄な照明をつけすぎ&おしゃれとは程遠い照明計画につながっていきます。そんな提案を過去に沢山見てきました。
照明計画に失敗しない為のポイント13選
私自身も沢山の家づくりを経験してきたり、2010年に自宅を建てて住んでみたりの経験があるからこそ、お客様にも自信を持って提案できるようになりました。
これから家づくりされる方にとってはブログを読むだけでは難しいかもですが、見ないよりは見た方が理解は深まると思いますので、図面を見ながらチェックしていって下さい♪
1、まずは間取りの骨格が重要!!
色んな方からご相談を頂きますが、めちゃくちゃ違和感を感じます。。照明提案以前の部分がひっかかるのです。
ベースの間取り(骨格)がきちんと整ってないと、素敵な照明計画にはつながっていきません。
【照明計画がキマりにくい特徴】
■無駄な凹凸がある
■エアコンの位置が微妙
■窓の取り方が雑
■綺麗な壁がない
こういった特徴の間取りになっているケースが大半です。美しい照明計画の住まいは、骨格である間取りも美しいのです。
2、綺麗な壁面を残すコト
インテリアや照明計画を考えるにあたって、美しい壁面の存在がかなり重要になってきます。綺麗な壁面を意識的につくっていきましょう!!
【壁面を汚しがちなモノ】
■不要な窓
■別の場所でもいいスイッチ&コンセント
■色や素材の違う幅木
■高さのバラバラな建具
■素材や種類の違う建具
■エアコン
■デザインされてない収納扉
実に沢山のトラップが存在するのです。。これら全てを配慮しつくした先に、究極の照明計画とインテリアが存在します。美しい壁をデザインしましょう!!
3、余計な窓は取らない
色んな間取りを見る機会がありますが、ほぼ100%の割合で、この窓なくてもいいのになぁと感じる間取りが多いです。
間接照明や壁を照らす照明の際に、余計な窓がない、綺麗な壁面を照らすのが鉄則です!!
【余計な窓の特徴】
■カスミ窓にしないといけない場所
■何となく取ってそうな窓
■カーテン閉めっぱなしになる窓
■隣家の影になる窓
■窓の向こう側は建物しか見えない窓
これらに該当してしまっている場合は、取らなくてもいい不要な窓であるコトが多いので要注意です!!不要な窓はデメリットしかありません。。
4、天井面を美しくキープすべし
天井面を綺麗に仕上げると、空間のクオリティーが格段に上がります♪
天井面に無造作につけられたシーリングライト(UFO)やダウンライトは異物位にまで思えたらベストです!!
【天井面を綺麗にするメリット】
■素材感が際立つ
■インテリアが映える
■居心地が良くなる
■開口部に意識が集中する
■光が綺麗にまわる
他にも言葉では表現しにくい、独特の空気感みたいなのがあります。過去に体感してきた素敵な空間は皆、天井面が美しかったです。
5、照明の色味の違いを理解すべし
シーンや用途によって照明の色味を使い分けた方が効果的になります!!
【電球色 オレンジ色の光】
■居心地が良い灯り
■LDKとかによく使う
■厚化粧になりがち
■家からもれる灯りも素敵
【昼白色 青白い光】
■色が識別しやすい
■集中力アップ
■化粧場や勉強する場所に
【昼白色 上記の色の間の光】
■間を取りたい人におすすめ
■実際に体感して決めるべき
このように色味には色々な特徴があります。色をスイッチで変更できる器具もあるので、色んな用途に応じて切りかえたい方にはおすすめです。
6、不安だからと言ってとりあえずつけない
過去の経験上、ここ何となく暗そうだからつけとこうかなぁ〜と感じる場所は、結局使わない照明の確率が高いです。
【つけるかどうか迷ったらつける!!】ではなくて、【つけるかどうか迷ったらつけない!!or将来配線!!】がオススメです。
住んでみて暗く感じたら照明をつけるか、スタンド照明でカバーするコトも可能です。
7、ダウンライトの取り扱いに注意
違いが理解できてる人は読み飛ばしてもらって大丈夫です!!
一般的によく提案されているのは上の方のダウンライトになります。斜めから見上げると案外眩しいです。下の方はグレアレスダウンライトになります。
【通常のダウンライト】
■斜めから見上げると眩しい
■家具等の素材感が際立たない
■光が全体的に拡散する
【グレアレスダウンライト】
■直下をかなり照らす
■金額は少し高い
■斜めから見上げても眩しくない
■光は拡散しない
■家具等の素材感を強調してくれる
こういった特徴の違いがあるので、シーンによって使い分ける必要があります。上手に使い分けるコトが照明計画成功の鍵を握ります!!
8、居室や廊下は失敗しがち
我が家もしっかりと失敗したからこそ言えるポイントです^^;
油断してこんな感じかなと思って決めてしまうと、大抵暮らしてみながら眩しくて後悔しがちです。。
【居室の照明】
■普通のダウンライトは見上げると眩しい
■寝るだけなら案外天井は無しでもいける
■スタンド照明を活用すべき
【廊下の照明】
■夜寝る前に眩しい光は不要
■フットライトだけでよかったりする
■ダウンライトを多めにつけがち
以上が失敗しがちなポイントです。つけすぎ傾向や、案外なくてもよかったとなりがち注意です!!
9、意外と不便なセンサーライト
センサーライトは使う場所によっては大変便利なのですが、使う場所を間違えると、ついてほしくない時に反応したり、夜中に眩しく照らされたりしがちです。
【センサーライトが注意な場所】
■トイレ(夜中眩しい)
■玄関(間取り上玄関通る場合にいちいち反応する)
【センサーライトがあってもいい場所】
■夜に駐車する場所
■防犯で威嚇(いかく)したい場所
他にもまだまだあるかもですが、夜の実際のシーンをじっくりとイメージしてからつけるようにしましょう。
10、スタンド照明をうまく活用しましょう
とりあえず天井面に多めに照明をつける位であれば、グッと我慢してスタンド照明を後で追加しましょう。
案外明るさ確保ができますし、隅に置いて壁や天井を照らせば明るさと奥行き感が確保できちゃいます♪
【スタンド照明の注意点】
■想定したコンセント位置にする
■スイッチとコンセントを連動させておくと便利
暗そうかもと不安になる場所には、後でスタンドが置けるようにコンセントをつけておきましょう。
11、外灯計画は意外な盲点
上の三つでどの雰囲気が好きですか!?何を照らしてどう演出するかによって、夜のお庭や室内の雰囲気が大きく変わります。
上級者のテクニックにはなりますが、取り入れるコトが出来たら夜の家時間の質が高まります♪
【一番上のお庭照明】
■手前のスポットライトから植栽を壁面に向けて照らす(塀や軒裏に影が強く映りこんでいる印象)
【真ん中のお庭照明】
■壁→スポットライト→植栽の順番で設置してあり、スポットライトから植栽を照らして、植栽の緑が一番上のよりも綺麗に感じます。
【一番下のお庭照明】
■建物側にスポットライトをつけて、植栽やお庭の床面を照らしています。地面が光を受けて、お庭全体が広く取り込まれています。
同じ外灯をつけるにしても、付け方によって大きく印象が変わるので、それぞれの目的や間取りによってきちんと熟考しましょう!!
12、間接照明をうまく活用すべし
天井面をスッキリさせたいけども暗いのは嫌。。という方にとって間接照明があれば解決しやすいです。
【間接照明の際の注意点】
■取り方によっては埃がたまる
■クロスの隙間が目立ちやすい
■おさまり方によって印象が違う
■少しコストは高い
施工者や詳細図面によって間接照明の効果も大きく変わるので、やりなれてない施工者だと不安です。
13、ラインや灯数を揃える
暗そうと感じる場所にポチポチと照明をつけていくと、室内全体の空間を見渡してみるとバラバラに点在することになります。
それによって夜の見た目の印象が大きく変わるので、配慮してつけるようにしましょう。
【ダウンライト設置で気を付ける点】
■灯数を合わせる
■設置するラインを揃える
このたった二点をきちんと実施するだけでも、夜の見た目の印象が大きく変わるのでマストです!!
これから家づくりされる方へ
これだけ読んでも、きっと自分達はではどうしていいか分からなかったり、担当者に言ったら「暗くなるけど本当に大丈夫ですか!?」って言われたりされがちです。
それを押し切ってまで自分の感覚を突き進めれる方は少ないので、それが失敗した安心を見たオシャレじゃない照明計画につながります。
不安だから実際にイケてる照明計画になっているか意見が欲しいという方は、下記ボタンの公式LINEに登録頂き、コメントや資料送って頂けたらと思います。
机上の打ち合わせよりも体感すべし!!
今回の内容を熟読しただけでは、きっとそこまで完璧に反映できないです。私自身も色んな実例を体験してきたからこそ自信を持って提案ができます。
皆様がすべきは、今回の内容を頭に叩き込んだ上で体感するコトす。過去に投稿した大光電機さんのショールームでは、今回解説した内容のほぼ全てを体感するコトができます。照明計画を考える人は必見です!!
まとめ
ポイントをおさらいします!!
まずは照明計画はイメージがしにくい上に、提案者の心理としても安全を見すぎた提案になりがちというコト。その上で
①骨格となる間取りが大事
②綺麗な壁面を残すコト
③余計な窓は取らない
④天井面を美しくキープすべし
⑤照明の色味の違いを理解する
⑥不安だからとりあえずつけない
⑦ダウンライトの取り扱い注意
⑧居室や廊下は失敗しがち
⑨意外と不便なセンサーライト
⑩スタンド照明をうまく活用
⑪外灯計画は意外な盲点
⑫間接照明をうまく活用すべし
全て大事なポイントになるので、一つ一つ図面を見ながらチェックしてみて下さい。
【過去の照明関連動画】
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