今回は私の大好きで大事にしている
床材についてのお話です
床暖房を採用する前提において
どのような基準で選べばよいか
私の情報発信をご覧の方から
お問い合わせでご依頼を頂きました
私の発信する情報によって
日本中の方に影響を与えれるのは
大変喜ばしきことです
どこまで参考になるかですが
経験してきた知識でまとめてみます
ご興味ある方は読み進めて下さい
家づくりするにあたって
いつもいつもいつも言ってますが
肌に長く触れる床材は
家づくりにおいて超重要です
そう言っておきながら
10年前の自宅は失敗しました
その当時の私というのは
まだまだ家づくりに未熟で
床材の重要性を理解できておらず
設計士からのアドバイスを無視して
二階のフローリングをツルツルに。。
そういった方が一人でも減るように
そんな気持ちを込めて
発信し続けています
自分たちから要望しなければ
大半のハウスメーカーの提案は
ツルツルの床材を提案されます
それがダメとは言いませんが
お客様が全ての選択肢を理解して
そのうえで選択されるのなら構いません
・ですが何となく入っていたから
・これをとりあえず勧められたから
そんな理由では入れてほしくないです
そのことをふまえたうえで
これからの内容をご覧ください
無垢・挽板・複合フローリング
まずは基本的な内容からですが
無垢や挽板の違いは分かりますか?
そこから理解していないと
まずは話になりません
写真の断面を見て頂き
一枚の木になっているのが無垢です
表面だけはっているのが
挽板フローリングになります
挽板の中にも
・3mmがはってあるタイプと
・2mmのタイプがあります
当社標準仕様は2mmのタイプです
そしてツルツルなタイプです
何も言わなければ
もれなくこれが入ってきます
(これが悪いとは言ってませんm(__)m好みの問題です)
無垢の場合はどこまで傷が入っても
下から木がでてきます
やすりでやすってあげると
傷の修復は何度でも可能です
対して挽板は2mmか3mmを超えると
合板が見えてきてしまいます
60年~90年住まうと
この辺りの差も感じるでしょう
まずはこの基本を理解しましょう
床材選定の基準
ではもう少し深堀します
床材の世界は奥が深いです
何度も熟読頂き
勉強して体感することをお勧めします
営業経験の浅い担当者だと
普通に知らないレベルの話です
床材の仕上げについて
無垢を選んだからOK
3mmの挽板にしたからOK
担当者がいい床と言ってたからOK
・ではその床材の仕上げは?
・無塗装ですか?
・オイル仕上げですか?
・インビジブルコートですか?
・ウレタン塗装ですか?
この質問に全て答えれたら
あなた様の床材への知識は
かなりのレベルだと思います
この三枚のサンプルは
それぞれ塗装が違います
この角度からだと分かりにくいですが。。
この角度からだと分かるでしょうか
一番左側が
明らかに光沢感があります
これがウレタン塗装です
俗に言うメンテのいらない床です
表面に膜がはってあるので
メンテがいらないのです
呼吸をしていないから
メンテがいらないのです
そして手触りもよくありません
- とは言えメンテは嫌ですとか
- ペットを飼うのです
そういった方にとっては
しみこまない床が理想です
でもでも見た目ツルツルは嫌だし
多少手触りも良い方が。。。
そんな欲張りな方の為に開発されたのが
インビジブルコートという仕上げです
(マルホンさんの商品です)
右二つは同じに見えます
ですが実際のところは
・インビジブルコートと
・オイル仕上げです
見た目の風合いはどちらもいいですね
触り比べると
微妙に分かるか分からないか。。。
その位の差しかありません
塗装の技術が凄すぎです
ただしよく使われている
朝日ウッドテックさん等には
インビジブルコートはありません
マルホンさんだからこその技術力です
その分値段はしますが
投資する価値はあります
- 見た目の風合いは重視したい
- メンテナンスは嫌だ
- そこそこの足触りも欲しい
そんな方にはインビジブルコートです
- 見た目の風合いは重視したい
- 愛着を持ってメンテしたい
- 円熟味を味わいたい
- 家族と共に床の変化を楽しみたい
- 木本来の質感をより感じたい
こういった方には
オイル仕上げか無塗装がお勧めです
私は断然こちら派です!!
(聞かれてませんが(笑))
メンテナンスについて
どういったメンテナンスが必要か
どれくらい時間がかかるのか?
メンテナンスと聞くと
マイナスイメージが先行するかもですが
個人的には
プラスイメージを持っています
メンテナンスをする行為は
楽しい行為ですし
家への愛情が増す行為です
メンテナンスを楽しみましょう
詳細については
以前にまとめているので
ご興味ある方はご覧下さい
床材の幅について
床暖房対応で
無垢フローリングを選ぼうとすると
- 幅の狭いタイプ
- サーモ加工等の処理がされているもの
床暖房の温度によって
床材が乾燥収縮してしまい
隙間があいたりしてしまいます
できるだけ変化の少ない無垢は
細めの材にするか
特殊加工されたものになります
ちょっと前は幅広ブームでしたが
最近は幅狭いのも人気です
最終的には好みになりますが
床暖房+無垢がいいという方は
どちらかのパターンになります
経年変化について
もう一つ考えておかないといけないのが
経年変化をするということです
ウレタン塗装なら大丈夫ですが
オイル仕上げや無塗装品の場合は
床の表情や色味が変化します
ウォールナット系だと
当初より薄く変化します
木の材によって
変化の仕方は様々です
アッシュの床材だと
飴色に変化してきます
敷物を敷いていると
写真のように差が分かります
色味について
お客様によく聞くのが
好みの色味です
濃いめ
- ウォールナット
- アカシア
- サーモ加工された床
- 等々
まだまだありますが
よく使う濃いめの床です
ウォールナットがメジャーですが
もう少しコストを抑えたいときに
アカシアもよく使います
ナチュラル
- アッシュ
- タモ
- オーク
- 等々
この辺りはナチュラル系です
私はこのゾーンが好きです
木目が自然で
どんな内装や家具にも合わせやすいですし
飽きもこないです
この3種類の中でも
ちょっとした木目の差があるので
あとは好みかと思います
明るい床
- メープル
- ホワイト加工された床
- 等々
あまり使用頻度は少ないですが
真っ白めな感じにしたいときは
木目の少なめな
白っぽい床を選びます
床暖房対応の無垢について
ヒカキン似設計士の自宅は
意外と床暖房をつけています(笑)
でも無垢が良かったので
杉の無垢を加工することによって
床暖房対応にしています
本来の無塗装の杉と言えば
この色味と風合いですが
先ほどとは随分違います
実際に触り比べてみても
床暖対応の杉無垢は
杉本来の良さが大分消えています
ツルっとしてますし
ギュッと凝縮された感じで
そこまで柔らかくないです
においもあまりしません
実際にサンプルをとってみて
触ったりにおったりしてみましょう
触り心地・踏み心地
床材を選ぶ時の鉄則は
触ったり踏んだりすることです
じっさいの感触を体感しましょう
冷蔵庫に冷やしてみたり
外気にあててみたり
・塗装によっても違いますし
・樹種によっても全く違います
・かたい柔らかいも違います
自分好みの床材を
探し当てて下さい
おすすめの選び方
私自身が床選びの際に
大事にしているポイントです
ピットリビングの場合の使い分け
ピットリビングにする場合
一段下がった部分を床暖対応にして
その他の部分を非対応の無垢にします
無垢と床暖対応の挽板だと
床暖対応の挽板の方が高いです
無垢はピンキリで安いのもあるので
うまく使い分けれます
一段下がった部分に床暖房があれば
その他の部分はさほどいりません
主暖房として床暖房を考えるので
一段下がった部分と
畳の下に床暖房を設けます
写真の実例がまさにそうなっています
一段下がった部分と
メインのフローリングは違う樹種ですが
そこまで気になりません
玄関框を無しにする
無垢フローリングを選ぶと
玄関框を無しにできます
玄関框ってなんぞや?
そう思われると思うので
アリと無しの写真を見てもらいます
玄関框あり
玄関の床材と
モルタル部分の間の部分です
カバーのように囲ってあります
この部分が地味に高いのです
7万円~10万円程します
挽板だと木の断面は合板ですが
無垢フローリングの場合は
木の断面も木です
切りっぱなした状態を見せても
見た目的にはいい感じです
余計な部分にお金をかけずに
無垢の良さを活かせます
玄関框無し
切りっぱなしている写真です
小さくて分かりにくいですが
無垢をスパッと切って
そのまま乗っけてるだけです
カバーで囲わずに
木の断面そのまんまです
細かいテクニックですが
よく使うテクニックです
二階のフローリングについて
二階のフローリングも大事です
二階こそ無垢です!!
床暖房も関係ないので
選べる幅もとても広いです
せっかくだったら
足触りの良い
無塗装の無垢がお勧めです
二階でしか味わえない
極上のサラサラ感です
体感したことある人にしか
分からない感触です
体感するのが一番
色々述べてきましたが
結局ここです(^^;
床材は体感するのが一番です
マルホンショールームに行くか
実際の実例を見に行きましょう
住まれた方の意見を聞いてみましょう
それが一番の近道です
断熱気密も大事だけど床材も
断熱気密の数字が騒がれていますが
床材が与える影響はかなり大きいです
いくら数値が高くとも
ツルツルの床を選ばれると
暖かくは感じません
その点こだわった工務店さん等は
杉やヒノキの床材等をよく使われています
その辺りから感じる暖かさというのも
実は大きい部分なのです
そもそも床暖房つけるかどうか
さきほどに連動しますが
床暖房がそもそもいるか?
そう思われている方は
どの床材を選ぶかどうかが重要です
選ぶ床材によったり
二階リビングだったり
条件によっては床暖房無しという選択も
長期的なコスト面からいくと
ありなのではと思います
まとめ
いかがでしたでしょうか
床材を選ぶ際の
参考にしてもらえたら幸いです
床材の世界は奥が深いですし
各社の担当者レベルにおいても
殆ど正しい知識を持っていません
プロだから知ってるだろう
そう思われがちですが
実はそうでもないのが床材の世界です
自分自身でも勉強しながら
色々と体感したうえで
自分たちにベストな床を選びましょう
より詳しく床材を勉強したい方は
下記リンクで勉強して下さいm(__)m
【私のブログや動画に共感頂ける皆様へ】
これから家づくりされる方で
ファンタジスタのサポートを受けたい!!
良い担当者や建築会社を紹介して欲しい!!
そう思って下さる方は
下記リンクより詳細をご覧下さいm(_ _)m
画期的な仕組みを作りました!!
応援がてらにポチッと押してね
↓↓↓↓↓↓↓↓↓
皆様の応援が地味に励みになってますm(__)m
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
計画中ランキング
お問い合わせはコチラ
エラー: コンタクトフォームが見つかりません。
コメント