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断熱性能等級ってぶっちゃけどうなの!?YKK APショールーム体験記

当ブログ内の一部記事はプロモーションを含みます。

皆さんこんにちは!!ファンタジスタ藤本です。
住宅業界に新たなできた制度である断熱性能等級。ぶっちゃけどこまで必要なの?本当にそんな違うの?

数値で言われても分からないよ。。そんな方の為に、YKK APさんのショールームで体感してきた内容をまとめました。

私自身、数値どうこうよりも、肌で感じて寒いかどうかを大事にしたいフィーリング派です。感じたまんまをお伝えしていきますので、参考にしてもらえたらと思います。

窓、めーっちゃ大事だと改めて感じました。


目次

断熱性能等級とは?

まずもって断熱性能等級とはなんぞや?これまではどうだったんだ!?という方に向けて軽めにふれておきます(深掘りしても結局よく分からないと思うので。。)


これまでの断熱性能等級

過去ながぁ〜い間、住宅業界では断熱等級は4がMAXの基準でした。私も元々大手ハウスメーカーで営業をしていたので、まわりではこういったトークをよく聞いてきました(私は性能について語っていませんでした笑)

■当社はZEH基準の断熱性です!!
■当社は最高等級の断熱基準なのであったかいです!!!

今はどこにも属してないから言えますが、ぶっちゃけこの基準の家でも普通に寒いです。。爆

国の最高基準だから大丈夫。みたいなことが言えないようなのが現実でした。そこにメスが入ったのが今回の新たな断熱性能等級です。

過去の最高等級4では不十分なので、更に細分化して等級を7まで作ったのが今回の改訂制度になります。


断熱性能等級の基準

言葉で基準をごちゃごちゃ書かれても分からんわい!!って方は、とりあえず断熱等級6以上を目指した新築を考えるようにすればOKです。

今回ショールームで比較体感した結果、自分がコレからもう一度家づくりできるならば、断熱等級6は欲しいなと感じました。


断熱等級7

2022年10月1日施行。冷暖房にかかるエネルギー消費量をおおむね40%削減可能なレベルの性能。

G3レベルに該当。ここまでするにはかなり費用がかかるので、中々ここまでやりきれる人は少ないレベル。

断熱等級6

2022年10月1日施行。冷暖房にかかる一次エネルギー消費量をおおむね30%削減可能なレベルの性能。

G2レベルに該当。今回比較体感して、このレベルは最低欲しいなと個人的に感じた等級です。

断熱等級5

2022年4月1日施行。いわゆるZEH基準相当の断熱性能等級。

G1レベルに該当。個人的にちょっと物足りなく感じたレベルの等級。

断熱等級4

1999年制定。次世代省エネ基準と言われていた。法改正により、2025年4月以降は、全ての新築住宅に等級4以上が義務付けられました。2025年以降の最低基準になる

アルミ樹脂複合サッシでも取得できる基準であるため、最低基準でも十分とは言えないレベルの基準になります。

ちなみに長期優良住宅を取得する基準も断熱等級4となっているので、十分なレベルと誤解されやすい。

断熱等級3

1992年制定。通称新省エネ基準

断熱等級2

1989年制定。昔の基準のため、レベルはかなり低い。

断熱等級1

1988年以前。


激寒の我が家。。

国の推奨では、室内の家中温度が18℃以上になっている方がいいとされています。

2010年に建てた積水ハウスの我が家は、一階の窓がアルミサッシ仕様です。お世辞にも寒くないと言えない位に窓から冷気がガンガン伝わってきます。。

築3年の積水ハウスと我が家に温湿度計を置き回って比較したブログ記事があります。

断熱性能が低い家が、どれだけ家中に温度ムラを生じさせているか気になる人はリンクをご覧下さい↓↓↓

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YKK APショールームについて

断熱等級7やら6やら。G3だのG2ってそんなに違うのか!?

元大手ハウスメーカーで住宅営業をしていた身ですが、そこまで深く考えたり興味は持っていませんでした(お恥ずかしい^^;)

ご縁あってショールームの勉強会に参加できたので、学んだ内容をシェアしていきます。


見学可能な対象者

品川駅徒歩10分位の好立地にあるコチラの施設は、基本的に一般施主に向けての施設ではありません。

【ショールーム体験にあたって】
■建築、設計関係者を通して見学3日以上前に予約が必要
■入口部分の商品展示ゾーンは一般施主も見学可能

かなり分かりやすくて、一般施主の方にも是非とも体感してもらいたい内容でした。

断熱にご興味ある方は、是非担当者さんに相談してみる価値は大いにアリです。


商品展示ゾーン

一番入口側にあるコチラのゾーンでは、実際の窓、玄関扉、室内建具等の実物が展示してあります。

コチラに関しては建築会社さんの同伴がなくても、一般の方が入れるゾーンとなっています。

コチラの写真にある、室内建具はスッキリしていていい感じでした。横桟がないタイプもあるとのことで、実際の実例にも使えそうなのを発見できたのでラッキーでした♪


断熱効果体感ROOM

このブースが一番の見どころと言っていい場所です。

■断熱等級2の部屋A:アルミサッシ/単板ガラス
■断熱等級4の部屋B:アルミサッシ/Low-E複層ガラス(2025年以降の最低基準)
■断熱等級5の部屋C:アルミ樹脂複合窓/Low-E複層ガラス/ガス入り(いわゆるZEH仕様)
■断熱等級6の部屋D:樹脂窓/Low-E複層ガラス/ガス入り/G2(個人的には最低このレベルが欲しいと感じた)
■断熱等級7の部屋E:樹脂窓/Low-Eトリプル複層ガラス/ガス入り/G3

各部屋に面した寒い外部を強制的につくりだして、それぞれ断熱性能が違う部屋の中で同条件に暖房をつけています(無暖房の廊下も体感できます)

それによって床、窓際、窓の枠、窓のガラス面等がそれぞれ何度なのか、サーモグラフや温度によって分かるようになっています。

数値だけだと結局どこまでどうなのか違いが分からない。。。って人には実際に体感できるのでめちゃくちゃ分かりやすいです。


窓リフォーム体感ROOM

空き家がどんどんと増えている今、リフォームで再利用するケースも大事なジャンルです。

■アルミ単板:BEFOREの部屋
▲内窓プラマードU:AFTER①
●マドリモ:APW330:AFTER②

コチラもそれぞれのケースを体感することができます。

ウィークポイントになっている窓を変えるだけでも、家の快適性が全然違ってくることを体感できます。


遮熱性能体感コーナー

今度は夏の暑さを想定した窓の性能を体感できます。窓の枠とガラス面を1から順番に触り比べていくと、見事に熱の伝え方も違います。

ただしこの辺りは、軒を深く設ける間取りにする等の工夫も+αで考えていきたいところです。

断熱気密性能をうたっているメーカーさんの家でも、軒がないと簾やカーテンで遮熱している実際の家をよく見かけます。

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その他コーナー

これまでご紹介してきたブース以外にも
■遮音効果体感コーナー
■通風性能体感コーナー
■ユニバーサルデザイン体感コーナー

お客様の目的に合わせて、とにかく窓と断熱と気密について肌で感じ取れる分かりやすい施設になっていました♪


断熱性能等級を比較体験してみて

あれこれショールームを体感してみて、自分自身のこれまでの考え方からガラッと変わりました。

最初はそんなに違うのか??って思ってましたが、体感後は
「やっぱり今どきG2(断熱等級6)以上は必須だよねぇ〜。ZEH仕様なんてレベル低すぎじゃね?」
みたいな感じです笑


これから家づくりされる方へ

体感することですっかり考えが変わった私ですが、断熱等級が6以上だから100点の家!!とは全く思っていません。

家づくりにおいて大事なのはバランス(総合力)です。G3やG2を取ることだけが目的になってしまうと、家づくりの本質的な部分を見失いがちです。

どういうことなのか、本質的に大事な部分もふれておきます。


まずは間取りが重要

いくら窓の性能を高めて高性能な断熱材を入れた家でも、骨格である間取りがぐちゃぐちゃになってしまっていたら、その家の価値も下がってしまうと考えています。

■窓の先に隣家しか見えない間取り
■24時間カーテン閉めっぱなしの間取り
■冬に直射が入ってこない間取り
■ガタガタして動線の悪い間取り
■坪数のわりに大きく感じない間取り

いくらG3の性能を保持した家でも、上記のような間取りの家なら私は住みたいとは思いません。性能✖️プラスαがあってこその住宅です。

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余計な窓を取らないのが大前提

無駄な窓を取ることが一番の罪です

色んな間取り相談を受けていて思うこと

「余計な窓取りすぎ!!」です。

根本的なことですが、当然窓よりも壁の方が断熱性が高いです。窓を取るという行為は、発泡スチロールに穴を開けて、別の素材で塞いでいるのと似たような状態です。

取るべき場所にはしっかりと大開口を取って、不要な場所は窓を取らずに綺麗な壁を残すのがベストです。

間違っても断熱等級を取るが為に、窓を小さくしたりする実務者さんが出てこないことを祈ります。。

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冷暖房計画も重要

いくら高い性能の家を建てても各部屋一台のエアコンつけますか!?

過去の当たり前の感覚で計画すると、各部屋にエアコン一台いるでしょ!!って思いがちです。

性能高い家を家中温度ムラをなくす為には、全館空調を採用するか、考え抜かれた間取りと冷暖房計画が必要になります。

居室や個室、廊下や扉をどう考えていくかによって、エアコンは上下階で一台ずつでも十分にまかなえちゃいます。

個人的には全館空調は否定派なので、吹き抜けや間取りの工夫をすることによって、上下階に一台ずつのエアコン計画が今の所ベストだと考えています。

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意外と床材効果が大きい

意外な盲点の床材効果が絶大!!

いかに断熱等級6や7の家を建てたとしても、肌に触れる床材がツルツルで熱伝導率が高い(温度を伝えやすい&体温を奪いやすい)素材を選んでしまったら、結果的に寒く感じます。

断熱等級に床材のことまで規定がないので、ここは思わぬ落とし穴になると感じています。

このブログを読んでる皆様は、床材選びまでしっかりケアしてください。

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まとめ

断熱等級に関して肌で感じたいという方は、是非ともYKKさんのショールームをご体感ください(担当者さん同伴じゃないと行けないので要注意)

■ZEH基準の断熱等級は普通に寒い
■断熱等級6(G2)以上がおすすめ
■G2以上を取るなら樹脂サッシが必要
■2025年4月以降は断熱等級4以上が必須となる
■断熱等級取ることが目的になってはダメ
■家づくりはバランスが重要


この辺りのポイントを念頭においた上で、是非とも家づくりを成功させて下さい!!その他色んなノウハウがブログ内に凝縮されています。別記事もよければのぞいてみて下さい。




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