
おはようございます!!
前回のグーグル砲記事を経て、床暖房だけの場合も知りたいというご意見があったので、早速施主様にご協力頂き、検証してきました!!
衝撃の快適性の違いが発覚したので、皆様の家づくりにも参考にして下さい。大事なエッセンスが沢山入ってます♪
前回の検証を経て
前回築11年のアルミサッシの我が家と、築3年のアルミ樹脂複合サッシの積水ハウスの実例にて室内温度の検証をしてきました。予測はしてましたが驚愕の結果が。。
やはり家の性能は重要です。今回は床暖房のみバージョンにて検証してきました。我が家も床暖房は採用してますが、結論寒い分断された間取りになってるので、家中の温度にムラがあります。
対して今回の対戦相手のお住まいは、家中がひとつながりになっているので、床暖房のあたたかさが均一に広がっています。数値化するとよく分かりますので、とくとご覧下さい笑(今回も我が家をディスっていきます^^;
【前回の検証記事はコチラ】


測定した物件概要


■築3年の積水ハウス
■木造住宅シーウッド
■ZEH仕様
■アルミ樹脂複合サッシ
■延べ床面積31坪
■上下階無垢フローリング
■大きな吹き抜けあり
■ひとつながりの間取り
■リビングとダイニングに床暖房
■オール電化
■12月の光熱費約15,000円
■外気温8℃
■夕方16時頃に測定
■北東角地で日射取得ない状況


検証結果


玄関土間


早速見ていきましょう。今回の対戦相手はとにかく扉や廊下がありません。玄関正面の冷蔵庫へ行く部分も暖簾で対応しています。2階が水回りにもなるので一階はほぼLDK状態です。
普通なら皆様は玄関スペースがあって、ホールへ上がって扉を開けてLDKに入るイメージをお持ちの方が多いと思います。それでは絶賛温度ムラが生じるので、家中快適とは言えません。





いやいや!!でもそんなに家中つなげちゃったら、寒いでしょうがよ!!
そんなお声が聞こえてきそうなので、土間付近の床にきちんと設置しました笑。きっとヒューヒューしていたら、床暖房つけてても寒いはずです!!
24時間床暖房つけっぱなし且つ家中がひとつながりの家は、果たして何℃くらいだと思いますか!?皆様も想像してみて下さい♪


その温度はなんと!!
17.5℃でした!!!
これをそんなもんかと思うか、凄いと感じるかは人それぞれかもしれませんが、肌で温度差を体感してきた私の体感値としては家中温度ムラがなく快適でした。
もちろんこの土間部分からも、全くもって冷気的なのは感じませんでした。家に帰ってきたらすぐに家中快適な温度の間取りとなっていました。
我が家の玄関


対する我が家が床暖房もつけてエアコンもつけている状態なのに、16,4℃という結果でした。。いわゆる玄関入って廊下があって扉開けたらLDKという間取りです。
今なら間違いなくこの扉はつけません。。いらない扉は単なるお金の無駄遣い+家中の温度ムラを生じさせる障害物にしかなりません。。
最近は土間を取り入れた間取りが増えている印象です。昔ながらの土間の生活と家の性能がかけあわさると、かなり可能性が広がります。


LDK


一階は玄関スペースも含めてほぼワンルームです。何なら吹き抜けでも2階とつながっているので、家中ワンルーム状態です。だからこそ暖気も家中を包み込んでくれます。
これが扉や廊下の障害物があることで、局部的にあたたまったLDKと、寒い廊下や洗面所がもれなく誕生するわけです。この辺りの考え方は、北海道の方が先進的です(脳梗塞等の致死率が一番低いそうです)


あえての掃き出し窓も取ってないので、壁の量が多いのも特徴です。LDKに必ず掃き出し窓があるものという決まりもありません。敷地や暮らし方に応じてです。
余計な窓はデメリットしかうみません
■外部からの視線が気になる
■断熱や気密が落ちる
■掃除が面倒
■インテリアが決まらない
意外とこんな間取りをよく見かけるので、厳選した本当に必要な窓を心がけましょう。


そんなアルミ樹脂複合サッシの窓辺は19.5℃でした。手をかざしてもみましたが、我が家のようなひゅーひゅーだよ感はナッシングでした。
窓の性能が低くなると、外部からの冷気をもろに感じます。最悪の場合結露も生じます(我が家はギリギリ結露は発生してません^^;


キッチンの上もご覧の通りです。撮影時は午後からランチ&昼飲みをさせてもらいながら、ずーっと談義してました。家を体感するのと取材するという名目の、ただの昼飲みです笑
退職して自由になったので、いつでも昼飲みができるようになりました。今日が何曜日かの感覚も全くなくなりました
我が家のアルミサッシまわり


この数値を見てもらったら、いかに窓まわりの温度が違うか歴然です。。そりゃあいくら床暖房とエアコンをつけたところで、窓からどんどん熱が奪われるわけです。。
間取りうんぬんの問題もありますが、当然窓の性能が違うことによって、家中の温度環境も変わってきます。
一階トイレ


前回の取材でも体感していたので、もう覚悟はしてました笑。扉で仕切ったトイレは、流石に温度ムラあるだろうt思っていたんです。
しかし前回もその期待?を裏切ってくれたので、今回も余裕で裏切ってくれるでしょう。。


はいぃぃぃ〜!!
余裕で温度差はほとんど感じませんでした!!やっぱり感がもうすごかったです。最近温度計を置くのが趣味化してきたので、大体分かるようになってきました笑
我が家のトイレ


そんな我が家のトイレはこの様です^^;
いっつも体感的にもひんやり感満載なので、覚悟していた当然の結果です。温度ムラは健康被害にもつながるので、大をきばる時は注意が必要です(口を閉じてきばらない方がいいそうです)→汚い話ですみませんm(_ _)m
トイレの床材の素材によっても、体感値はかなり変わってきますので、これから床選びされる方は意識してみて下さい。
階段まわり


通常リビング階段は寒いイメージですよね!?我が家のリビング階段は毎日絶好調に寒いので、それと比べてよぉく分かります。測定する前から分かります笑。
いっつも自宅で体感しているひゅーひゅー感が一切生じていません。暖気は上に上がり、冷気は下に落ちてきます。


ガバッと吹き抜けでつながることによって、上下階の寒暖差が生じていない状態です。この上下階をつなぐトンネル(吹き抜け)が細くて小さいほど、上下階の寒暖差が生じます。
結果的に皆様が後悔や失敗としてあげている、寒いリビング階段になるということです。この辺りの原理原則を意識しておくことは重要です。


階段の段板の一番寒そうな場所を狙いすましましたが、無駄な抵抗でした笑。ほぼほぼ温度ムラはありません。。ただし、段板の床素材だけは、ツルツル素材になっているので、体感的には少しひんやりします。
やっぱり床材は重要です!!なんとかコスパ良く階段も無垢にしたいものですね。。


我が家の寒いリビング階段


もう言うまでもありませんが、寒いリビング階段はこんなもんです。。そして温度以上に、冷気がヒューヒューだよしてます^^;
2階で冷房かけてんちゃうかと思うくらいの冷気です。寒暖差が生じているからこその、暖気と冷気が入れかわる現象が起こるわけです。


吹き抜け上


吹き抜け取ると寒いとか冷暖房効率下がる的なイメージってありますよね!?私も昔はそう思い込んでましたが、今は全くそうは思いません!!吹き抜けがあるメリットも沢山あります。
暖気は上に上がるという性質があるので、こういった場合2階の方があたたかくなります。そして性能がある程度担保された住宅の場合、家中快適な温度に保たれます。


階段笠木の上も見ての通りです。床暖房からの輻射熱によって、無暖房の2階スペースまであたたまるわけです。体感的にも快適でした。
二階の床材も当然無垢の床なので、サラサラして足元から感じる冷え的なのも一切感じません。


洗面所


今回洗面所にも一工夫あります。この写真を見て分かりますか!?この案に関しては賛否両論あると思いますし、否定派の方もきっと多いでしょう。私は推奨派です。
普通なら絶対に取る扉を取ってません。打ち合わせの途中でなくなりました。しかしこの効果が大きく出ています。


一般的にはひんやり感じがちな洗面所も、ひとつながりでつながってる効果もあって、日射がなくてもこの通りです。体感的にも全く温度差を感じませんでした。
我が家は寒くて小さな暖房器具を置いていますが、これなら全く必要ないですね。寒がりな私にとっては夢のような洗面所です♪


窓辺もこの通りでした。直射は入ってない状態ですが、窓辺からのひんやり感は洗面所もナッシングでした。うらやまCです!!
あえて洗面所をこれでもかと広く取る手法は、けっこう個人的に注目しています!!


我が家の寒い洗面


我が家も同じ水回りなはずなんですが、なにぶん吹き抜けもないですし、扉もついてますし、障害物だらけな間取りです^^;
当然の結果と言えましょう。。この測定温度以上に、体感的にはめっちゃ寒いのです。体感しくらべると歴然としています。
二階の居室


家の中の最奥的な場所です。施主様は暮らし方の工夫として、あえて扉を開けて暮らされてるそうです。なるほどたしかにそれなら温度ムラが!?
そう思って恐る恐る歩み寄っていきましたが、すでに体感的に温度ムラは感じません。


体感値通りの結果となりました。ですよねぇ〜って感じです。冬場も二階のエアコンは使ってないそうです。たしかにこれなら一切不要ですね。
家中の空調計画にしたら、エアコンは各部屋に一台!!なんて計画はもう古いですね。


我が家の寒い居室


我が家の最奥の開かずの間はコチラです。。寒暖差がすごいですね^^;。そりゃ寒いわけです。これははや寒く感じるというわけではなく、純粋に寒いです。。
さらにはツルツルの床材のキンキンに冷えてやがる相乗効果によって、素晴らしい冷蔵庫の中にいるような感覚になります。あまりに寒いので、子供たちはリビングに布団敷いて寝てます^^;(居室の意味よ!!)


測定して感じたポイント
純粋なサッシの性能や築年数の違いはありますが、それ以外に気を付けるべき点があると感じたので、これから家づくりされる方の為にまとめておきます。
①ひとつながりの間取りの重要性


家の中に小さな部屋や空間を細切れにとっていくと、どうしても冷暖房をつけてる空間との寒暖差が生じます。
そこで生じた寒暖差が、暖気と冷気が入れ替わる気流となって生じて、より寒暖差を感じる装置となります。


②建具は意外といらない


過去最高の建具枚数はトイレのみの一枚ですが(お風呂は別として)、普段から建具は意識的に外しています。色んな間取りを見ますが、この建具いらんなぁ。。と感じるのが多いです。
その建具一枚うん万円します。普段財布から数万円出すのは渋りがちですが、家づくりになると麻痺します。建具の当たり前を考え直してみましょう。


③余計な窓は必要ない


こちらもいつも言っている内容ですが、綺麗な壁をキープすること、余計な窓をとらないことが重要です。余計な窓から熱損失が生じます。
余計な窓にはデメリットしかありません


④床材の重要性


いつも口酸っぱく言ってるやつですが、やっぱり床材からくる冷えは絶大です。写真の実例はWICのみツルツル床ですが、施主様も体感的に全く違うと言っておられました。
お風呂上がりもペタペタ感じるそうです。毎日サラサラのあたたかい床に触れるのか、つるつるペタペタ冷たい不快な床材に触れるのか?皆様はどちらの暮らしを差額数十万円で選択しますか?


まとめ
いかがでしたでしょうか。前職時代からよく案内させてもらっていたので、測定結果は予想通りでしたが、皆様の感覚的にどうでしょうか?
■吹き抜けは寒い
■玄関とLDKには扉があるもの
■洗面所には扉があるもの
■居室には扉があるもの
ありとあらゆる固定観念をいったんまっさらにして考えましょう


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