皆さんこんにちは！！ファンタジスタ藤本です。いつもブログをご覧頂きありがとうございます。
今回のお住まいは、私が前職時代の終盤に担当させて頂いた施主様宅で、自分の家づくりの集大成とも言える平屋です（自分のやりたいことぜぇ〜んぶ実現させてもらいました笑）
そんなお住まいにスタッフ＆関係ない人達笑（若手設計等）と竣工パーティーに行ってきました。そこで感じた家づくりにおいて大事なエッセンスをまとめておきます。
これから家づくりされる方、もしくは既に住んでるけど後悔や悩みがある方にもご覧頂きたい内容となっています。何かを掴むヒントが一つでも見つかれば幸いです♩
このお家ができるまで
大半の方からすると、きっと色々と理解できないしツッコミどころ満載の間取りになっていると思います。
でも施主様が最初からこういった家を望んでおられたかというと。。。まったくもってそうではなく、家づくりスタートは皆様と同じです。
そこから色んな体験や人との出会いから化学反応が起こって、今の奇跡に至ります笑
そんなミラクル家づくりプロセスに関しては過去のブログにめちゃくちゃ詳しくまとめているので、時間がたーーーっぷりあって興味ある方はご覧下さい（全部読破するのは大変お時間がかかります笑）
【ご興味と時間がたっぷりある方はコチラ↓】
自由な暮らしぶり
正直なところ、家の提案をしていながらなんですが、この家でどんな風に暮らして、どんな風にお子様が成長していくのかは全くの未知数です♾️笑
実際にこの空間の中で、どんな暮らしぶりをされているのかを肌で感じることができる日がくるのを楽しみにしてました♩
来る2023年の5月1日（関係ないですが私の41歳の誕生日が5月4日笑）。ついにその日がやってきました！！
実際の貴重で希少な暮らしぶりを写真でとらえてきたので、ブログ読者の方にだけこっそり公開しちゃいます。
家具でやわらかく間仕切り
このお住まいにはトイレの扉一枚しかなくて、いわゆる個室的な部屋がありません。
ひとつながりの空間で、住まいながら暮らし方を決めていくスタイルです。そこに決まったルールは存在しません（家族の成長と共に暮らし方も変化していきます）
今回伺った状態では、まだお子様も小さいので、置き家具でゆる〜く空間が仕切って？ありました。これでも何となくの空間領域は違って感じます。不思議な感覚です。
余った無垢床でDIY
個人的に大好きな床である、モリアンさんの杉無垢30ミリの床材。もちろん今回は採用してもらいました笑
無垢床は現場でのロスを考えて少し多めに入荷してるので、現場で余るケースも少なくありません。そんな無垢床の端材を残しておいてもらったので、その床で色んな家具アイテムをDIYされてました♩
これってめちゃくちゃお得感満載すぎてうらやまCでした笑
土間と段差を活用した居場所
「この土間って何であるの？」
「どうやって使うの？？」
最初にそう思われた方も多いはず。
特に打ち合わせ時点ではそこまで明確な使い方は誰も決めてませんし、未知の世界でした笑（でも皆んなの頭の中で何となくの妄想は膨らんでました）
今回の宴会では、土間と段差と端材でつくったテーブルをうまく使って、絶妙な居酒屋スタイルが爆誕してました笑！！！
毎日グランピング気分の軒下デッキ
今回の宴会一次会スタートの会場がコチラです笑
めーっちゃくちゃ気持ちよかったです♩こんなに気持ちいい居場所があったら、もうグランピングとか旅行とかいらんですね。
もう無駄に毎日お外でご飯＆お酒確定優勝コースでした。キャンプ用品がここでは大活躍です♩
映画館気分を味わえるテレビレスな暮らし
このお住まいにはテレビもありません（ダイニングテーブルもソファーも）
打ち合わせを経てありとあらゆる物やコトがなくなっていきました笑
でもよくよく考えてみたら、あって当たり前と思ってたけどなくてもいいよね？むしろこれでよくない？？って思うコトって家づくりにおいて山盛りあります。
テレビをなくしたことによって、お子様にとっては自宅が映画館になります（これでもう映画をわざわざ見に行くこともないでしょう）
綺麗な壁面さえあれば、これからの時代はテレビレスも大アリだと思ってます。
居酒屋気分の土間キッチンカウンターバー
この家は居酒屋仕様になっています笑
玄関土間と同じ高さにキッチンの床面をすることによって、キッチンカウンターに座っている人（お客さん）と目線が近づく効果がうまれます（これが意外と気持ちE）
美味しいおつまみとお酒を飲みながら、土間キッチンに立つ奥様と会話しながら頂くオシャンティーなひとときは最高の贅沢な時間でした♩（この一瞬の刹那の為に家づくりをしている説）
子供の遊びの可能性を広げる空間
「子供は遊びの天才」なんて言葉がありますが、本当にいつもそう思います。
大人になるといつの間にか物事にブレーキをかけたり、勝手に制限をかけてしまいがちです。しかし子供はまだまだ汚れていません笑
与えられた空間（家）を使って、自由自在に遊びを生み出します（まさに天才的！！）
家具に支配された20畳のLDKと、使い方を限定しない今回のような空間の場合、子供に与える刺激や影響はかなり違ってくると感じました。
子供にとっては生まれ育った環境が当たり前になってきます。このお住まいでお子様がどのように成長していかれるか、どんな感性を持った子になるのか、これからが楽しみです。
体感してみて感じたこと
間取りは決め切らなくていい？
家づくりをしていると、ついついここは⚪︎⚪︎する場所って決めつけてしまいがちです。
その場所に固定的なカウンターや壁や扉がつくことによって、それ以外の用途がうまれる可能性をつんでしまうことになります（その通り使わなかったらただの物置かデッドスペース。。→そんな家も沢山見てきました）
今回体感してみて、そこまで間取りって大事じゃないのかも？って感じてしまいました（錯覚か幻を見ているのかもしれません笑）
あれこれ考えても将来の予測はしきれないので、住みながら決めたらええやんってことです。
固定観念を持たないことの大切さ
▪️テレビはあって当たり前
▪️ご飯はダイニングテーブルで食べるもの
▪️リビングはソファーでくつろぐもの
▪️寝るのは子供部屋や個室
▪️etc…
私たちの思考は、ありとあらゆる固定観念に縛られた状態で家づくりや間取りづくりに向き合っています。
そんな誰が決めつけたかも分からない謎の呪縛に縛り付けられている間は、本当の欲しい暮らしなんて見つからないのかもしれません。
心と頭を無にして、小宇宙（コスモ）を最大限に高めることができた時にこそ、間取りのその先の境地に達することができるんだと改めて感じました（自分で言う時ながらあんまり何言ってるか分からないけど深くてええこと言ってる気がする笑）
段差による居場所
家づくりにおいて段差🟰悪いものとされがちですが、個人的には段差に可能性をめちゃくちゃ感じます。
他人の家のリビングソファーには遠慮して座れないけど、段差だったら何故か腰掛けたくなります（きっと100共感押したい人沢山いるはず！？）
皆んながおのおの好きな段差（居場所）で会話やお酒を楽しめるこの空間を体感して、設計したH設計士ってやっぱり化け物じみてるよねって感じました笑（脳みその中を覗き見してみたい→意外と何もなかったりして笑）
そしてここまで怪物的な施主力を育んだ当時営業担当の自分も褒めてあげたいです笑（誰も褒めてくれないので自分で褒めるスタイル）
暮らしを楽しむ力と心の大事さ
色々と書いてきましたが、最終的に行きついた結論です。
「結局一番大事なのは住む人の心です！！」
使い方もよく分からない意味不明な間取り（小宇宙）を提案されて、普通はまずは否定から入ったり、こんなのどうやって住むんだよおいおい！！ってなります。
そこを逆の発想で受け止めて、楽しみながら暮らしていける力こそが、家づくりにおいては一番大事なのかもしれません。
あっという間の滞在時間でしたが、施主様の暮らす力を存分に感じてきました。今回の体験を、これからの家づくりのエッセンスに役立てていきたいと思います。
まとめ
最後の最後にこんなサプライズまで！！41歳の誕生日を祝ってもらいました♩またこの宴の第二回は、2023年中に行われるかも！？しれません。。
よく分からない心の声を最後までご覧頂きありがとうございました！！
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