みなさんこんにちは!!ファンタジスタ藤本です。
今回の記事内容は、ちょっとニッチですが実は大事なエアコンの設置位置についてです。
独立してから色んなハウスメーカーや工務店さんの打ち合わせに参加していて、大半の提案がエアコン取り付け位置が雑すぎない!?って感じることが多いです。
なのでそんな時の打ち合わせ資料として、自分の為にもこれから家づくりされる方々の為にもまとめ記事を作成しました。
これから家づくりされる方、間取りの打ち合わせ中の方にとっては参考になる内容と実例写真になっています!!
よくある事例
見た目を考えてくれないエアコン位置
家づくりは提案する人のセンスや提案力によってかなり左右される商品と言えます。つくり手の感性で、このエアコン位置でOKと思っていても、見る人からすると何でここなの??って思うことが多々あります。
ちなみにこの実例写真はダメな例として使わせて頂いております。八郎さんという私が尊敬する施主ブロガーの方のお住まいです。
せっかくの吹き抜けのダイナミックな壁面に、エアコンの存在が完全に悪目立ちしちゃっていますね。
そしてコチラも最近実際にあった提案です。私自身も紹介するだけでなく家づくりをサポートしているので、契約後の打ち合わせ図面をチェックしています。そこで雑なエアコン位置がすぐに目に飛び込んできました。。
建築の法律的な事情によって、家の東側面の屋根が下がっている分斜めの勾配天井になっています。それは法律的なことなので仕方ないとして、だから斜めになっていない部分にエアコンつけました!!みたいなデザイン無視の位置はプロの提案と言えるでしょうか。。
そこで私からの提案で、手前に垂れ壁をつくることによって、斜め壁とエアコン本体を隠すようにお願いしました。少し取り付け位置は低くなりますが、当初の提案よりも空間がスッキリ見えるように改善できました。
図面だけだとイメージしにくいかもなので、実際に下の近い実例写真で解説します。
エアコン設置場所に関する注意点
エアコンの設置場所って地味に毎回悩ましいです。簡単に考えがちですが、実は考えないといけないポイントが沢山あります。
そんな中でも特に大事な二点を伝えておきます。
室外機の位置をどうするか
エアコンには室外機が必ずセットでついてきます。メインの外観面、アプローチ際、お庭部分等の目立つ位置に室外機は避けたいところです。
世の中を見渡すと、案外配慮されていない室外機の位置が多かったりします。二方向や三方向道路に面した土地になると、更に室外機を死角に追いやる難易度が上がってきます。
隠蔽(いんぺい)配管にするかどうか
一般的なエアコン配管の手法として、エアコンをつける位置の外壁をくり抜いて室外機を外に出すことが多いです。ですが前述のように、アプローチ際やメインのお庭や外観面に室外機を見せたくない場合に、壁の中や基礎下に配管をして、室外機を自由な場所に出す方法のことを隠蔽配管と呼んでいます(写真のような床置きエアコンは隠蔽配管になります)
メリットは外観の見た目がよくなるのと好きな位置にエアコンがつけれることです。
逆にデメリットとしては、調湿機能などの多機能なエアコンタイプが使えないことがあったり、メンテナンスの時にやりにくい等のリスクが多いです。
出来るだけ見た目もよくしつつ、機能的&メンテしやすいのが理想的です。
オシャンな設置方法6選
①死角部分に設置
ここからは実際の実例写真を多めに使うので、どの変にエアコンが潜んでいるか全集中して探してみて下さい!!
②冷蔵庫上を活用
冷蔵庫の上側のスペースはデッドスペースになることが多いです。そのスペースを上手く活用する為に、エアコンを設置する手法はよくやります。
設置しにくい場所にもなるので、きちんとエアコンの寸法を事前に伝えて設計してもらうことが重要です。
③凹み部分に設置
エアコンが出っ張っているのも存在感出ますし、エアコンの側面は見えて美しいものではありません。
実例のように凹みをあえて作って、そこにスポッと設置するだけでも存在感がかなり和らぎます♪
④扉で隠して設置
使用するシーズンの時は扉を開けっぱなしにしないといけない煩わしさはありますが、見た目はスッキリできる方法です。
床暖房を採用している家庭だと、エアコンを使うのはほぼ夏場だけの場合が多いです。そういう場合はこの手法もオススメです。
⑤ルーバー(格子)で隠す
ルーバーは地味に20万円〜30万円台してきますが、エアコンの存在を緩和する優秀な部材でもあります。
デメリットとしてホコリがたまりやすかったり、エアコンの効き目も少し落ちてしまいます。
⑥パネルで隠す
エアコンはあんまり使わないし、使ってない時は完全に存在を消したい!!そんな方にはパネルで脱着するパターンもありです。
⑦黒い物体で紛れさせる
ちょっと最後は荒技かもしれませんが、地味にうまく存在感を消せてます。
個人的な理想のエアコン計画
エアコン一つとってみても、色んな取り付け手法がありましたね。家づくりはこんなのの積み重ねです。だからこそ難しくもあり面白くもあります。
ここからは個人的な見解とつぶやきです。
全館空調は否定派
全館空調にも色んなタイプがありますが、個人的にはどれも否定的に考えています。
■家中にダクトをはわすのが何となく嫌
■一生清潔な状態は保てない
■10年後に壁付エアコンはもっと進化してそう?
■吹き出し口が沢山出てくるのが嫌
上記の理由から、やっぱりシンプルに高性能なエアコンをつけて、取り替えもしやすいつくりの方がしっくりきます。
エアコンは上下階で一台ずつの計画
色んな家づくりを経験&自宅も建てて暮らしてみての現時点での理想系→それはエアコンを一階に一台+二階にも一台の計二台でまかなう空調計画です(平屋の場合は家中で一台、三階建の場合は三台)
できるだけ廊下&扉&個室をつくらない&吹き抜けで上下階をつなぐことによって、各部屋一台のエアコン計画にしないことが理想系だと考えています(我が家で実際に実験した記事も下に貼っておきます)
まとめ
勝手にこだわってくれる担当者さんと巡り会えている施主様にとっては、今回の内容は不要かもしれません。
が、そこまで考えて提案してくれる担当者さんの割合はかなり少ないのが現実世界です。。今回の記事や実例写真を打ち合わせで上手く活用頂き、オシャレでスッキリしたエアコンの設置に挑戦してみて下さい!!
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