
みなさんこんにちは!!ファンタジスタふじもとです。
今回の実例紹介は、前職時代にプロジェクトAでプロセスをまとめていた、現役時代最後から二番目のお住まいです。
過去16年間培ってきたノウハウをふんだんに活かしきった素敵なお住まいとなっておりますので、是非とも参考にしてみて下さい。ブログの最後には、動画のリンクも貼っております。
物件概要
■積水ハウスシャーウッド
■敷地面積:193m2
■接道:西側道路
■一階床面積:48.75m2
■二階床面積:35.75m2
■延べ床面積:84.5m2(約26坪)
■2.5寸寄棟:カラーベスト
■外壁:クラフトボーダー スムースチャコール
■床材:モリアン 杉無垢
■キッチン:パナソニック シーライン








外観&内観紹介



延べ床面積約25坪とは思えないような、豊かな空間となっています。こだわったポイントとして
■素材感
■敷地を活かした設計
■上下階のつながり
■二階スペースの可能性
■家中エアコン二台でいける計画
■ミニマムな暮らし
■カーテンを開けれる暮らし
この辺りを重点的に感じてもらえたらと思います♪
外観


無駄な凹凸にはお金をかけない為に、あえてシンプルな矩形としています。
加えて東西に長い土地だったのと、南側には家がすぐ建つのが予想できているので、あえて東西の抜けを利用したプランにしています。




玄関




ブログ熟読者の方は皆さまお馴染みの土間スタイルです。
ここからここまでが玄関、という形で仕切らずに、ゆるーく家中をつなげた空間となっています。
どこで靴を脱いでもいいし、どこから入ってもいい。コンパクトながらに豊かに暮らす工夫です。




LDK




敷地的に東西への抜けがあって、南北は建物に挟まれる状況です。
そんな時は小細工せずに、素直に抜けた方向に窓をとっていく。
隣の家がうつりこむ北側の壁面は光を優しく受けてくれる、美しい塗り壁の壁面としています。








エアコンや電子レンジ、収納扉の取っ手やスイッチ関係。ありとあらゆるノイズを全て扉で隠せるようにしました。
こうするコトで主張が強めな杉の床材がインテリアの主役となり、木天井ともケンカしない上質な空間になっています。










普段から天井面はこだわって綺麗にしています。
今回は特に木天井にもしていたので、この天井にダウンライトの穴ぼこはつけたくないという意識がみんなにありました。
施主様の理解力もあった為、今回メインの空間にダウンライトはナッシングです!!




水回り


シンプルな扉の向こう側には、水回りスペースが凝縮されています。
それぞれが窮屈に感じないように、脱衣室と洗面室とトイレの廊下も兼ねています。
来客があって気になる時には、脱衣室をロールスクリーンで仕切れるようにしています。
バルコニーは無しなので室内干しスタイルです(最近めちゃくちゃ増えてます)






二階スペース





LDKから見上げると何やら見える二階スペース。今回は単なる廊下と部屋にせず、ありとあらゆる工夫を凝らしています♪写真だけでは分かりにくいかもですが、皆さまも想像しながら見ていって下さい!
これもトレーニングです♪


二階にそこまでやるかってくらいやってます笑
今回はある意味一階ともつながった居場所になっていますし、そもそも一階だからとか、二階だからという概念や決めつけた使い方も不要だと思っています。
二階の居心地が良くなれば二階も使用頻度の高い居場所にもなります。








一般的にイメージする部屋や個室は、天井までの壁があって扉があるパターンです。
今回はその当たり前の概念をぶっこわして、そもそも扉も壁もいる!?みたいなアプローチから入っています。
何となく囲われた腰壁があるだけ、何となく落ち着いて寝れるスペースになり得ます。






各個室に一台ずつエアコンを計画する時代は私の中で終わっています。
間取りや吹き抜けを柔軟に考えるコトができたら、家中二台で十分快適にエコな暮らしが実現可能です。
全ての部屋を個室で取ると、全館空調で家中にダクトをはわすか、各部屋にエアコンが必要になります。
それよりもエコでシンプルなのが、ダクトを家中にはわさずに、シンプルに壁付のエアコン二台をつける方法です。










家の中の二階からも四季を感じたり、花や実がなる様子を見れるのは大変豊かです。
今回は意図的に背の高い植栽を選んで、一階からも二階からも存分に感じれるようにしています。




構造上必要な柱のみを露出して、あとはほぼスケルトン状態です。
住まいながら暮らし方を決めていくのも、家時間を楽しむ工夫だと思っています。
最初から寝る場所や居場所を決めつけずに建てると、その先に待っている暮らしも楽しい気がしています。




体感してみて感じたコト



今回の家づくりを体感して、沢山の学びを得るコトができました。ポイントとなった部分をまとめておきます。
皆さまの家づくりにおいても大事にしてもらいたいコトばかりなので、参考にしてもらえたらと思います。
素材感の選定


ハウスメーカーに元々設定のある床材や木天井は、施工しやすかったりメンテしやすいのが多いです。
それ故に、ちょっとしたツヤ感が気になったり、本物素材と何か違う。。みたいなのが多いのです。
今回でも木天井は最後の最後まで論点となり、コストを抑えたい気持ちもあるけど、本物素材でもこだわりたいという気持ちで葛藤しました。
コストを考えると朝日ウッドテックさんの素材でしたが、最後まで私も設計担当者も納得いってませんでした笑(改めてマットな天井を見て、妥協せずでよかったと感じます)
二階スペースの可能性


今回施主様も我々の考え方に賛同してくれたおかげで、いわゆる部屋のない二階スペースが実現しました。
住むのはまだこれからですが、現時点で十分成立しているように感じますし、むしろこっちの方がいいようにも感じました。
もちろん暮らし方や価値観は人それぞれなので、しっかりとプライバシーを確保したい人もいると思います。
逆に今回のようなスタイルでもいいと思える人も多いように感じました。




冷暖房の計画


エアコンを各部屋に設置する費用と電気代はかなり高いです。
小さい個室に対してエアコンをつけると寒すぎたり乾燥しすぎたりもします。
だからこそ、家全体の空調として、24時間稼働させる空調計画が大事に感じます。




究極にシンプルな照明計画








■LDKの間接照明二ヶ所
■玄関のペンダント
■二階の壁面に間接照明一ヶ所
以上笑!!
個室っぽい空間も天井はつながっているので、やわらかい光をもらう作戦です。これぞ究極の照明計画になったように感じます。これから実際住んでみての感想も発信していきます。




コストのメリハリ




天井の木ばり素材とかにはめちゃくちゃこだわってお金かけてますが、削るところは徹底的に削っています。
無駄な部分にはお金をかけない!がモットーです。
みんながコストダウンしないところで工夫して、みんながやりきれないところでコストをかけきる家づくりとなりました。


ミニマムな暮らし


皆さんの暮らしでテレビはマストですか!?最近別になくてもいいかも。。という方が増えています。
どんなライフスタイルかはご家族次第です。
テレビはあって当たり前、という時代はもう終わったように感じました。






予算オーバーの乗り越え方が。。
当初の予算から1000万円もオーバーしたら、皆さまならどうされますか!?普通は諦めるという選択肢だと思います。
それでもどうしても一緒に家づくりがしたい。。となれば固定費を抑えるしかありません。
【その正解はこちらの記事】


過去の家づくりプロセス



家づくりはプロセスが重要だと感じています。完成した写真だけを見ると、オシャレな家で終わりがちです。
どんなプロセスを経てこうなっていったのかも、この機会にまとめておきます。ご興味ある方はご覧下さい。
ご興味ない方は最後の動画のリンクだけご覧頂けたらとおもいます。
初めての出会い
現役時代に住宅系ユーチューバーのまかろにおさんから紹介してもらった時点では、建物予算2500万円で積水ハウスノイエさんに興味がある、という状態でした。
内心ダメもとで包み隠さずメリットデメリットをお話ししました。珍しく事前に資料を準備したことを鮮明に覚えています笑






必殺の実例案内をしたが。。!?
予算アップをはかるには、実際のご満足頂いている施主様の暮らしを見てもらうしかない!!
ということでいつもの十八番を炸裂させるべく、弾丸実例ツアーを実施しました。
奥様の反応も良好で、かなり手応えがあったはずですが、次のステップにすぐ進むことはありませんでした(この時点で諦めの早い私はこれ以上追いません笑)






再度連絡をいただく
完全に諦めてはいましたが、時折思い出したりはしていました笑
こうやってご主人様がブログを書いたりされていたのは、ちょうどこの頃に初めて知りました。
ここから正式に、ファンタジスタとの家づくりが再スタートしていく流れとなりました♪






満を持した初回提案はまさかの!?
予算も考えながら、とはいえ期待値を遥かに上回った提案をしていかないといけない状況です。
個人的にはいい感じな提案ができたと思って満を持して提案したわけですが。。奥様のリアクションが超薄かったのが印象的です。
■イメージが湧いてない
■想像と違いすぎて言葉が出ない
■本当に言うことがない
このどれかなのかとドキドキした記憶があります笑
でも実際は。。!?






チーフアーキテクト参戦
作業的に設計士が参加してしまうと、コレまでの図面を整える作業のみで終わりがちです。
しっかりと自分自身で敷地を見てきてくれて、更にプランをブラッシュアップしてくれたのが印象的です。
私自身も気になっていた部分をズバリ指摘してくれたので、プランが飛躍的に更に進化しました♪








まさかの退職!?
こんな展開になるとは予想してなかったようで、いつかはこんな日が来るのかもと思っていたハーフ&ハーフです笑
幸い見積もり提出前のものごっついタイミングだったので、見積もり提示前に
「会社は辞めますがこのまま進めますか?」というとんでも発言から打ち合わせをスタートしました笑






こだわり抜いた打ち合わせ
趣味が家づくりな私にとって、いい家をつくることにエクスタシーを感じます笑
今回のプロジェクトもやり切るために
■軒の出のこと
■コストダウンのこと
■床選びのこと
■究極の照明計画
■天井木貼り素材へのこだわり
■壁面の塗り壁
全てこだわり抜いてやり抜きました!








植栽選びは地味に重要
机上で樹種や高さだけを選ぶのではなく、実際に気に入った樹形の木(子)を選びに行くのをオススメします。
今回同席はできなかったのですが、設計担当者が楽しそうに木を選んでいた姿が印象的だったとのことです。
その当時の様子はコチラのブログで紹介してあります(まるで少年のようなS氏♪)


感動のお引き渡し
コロナの影響もあり、二名参加できなかったのですが、私は参加することができました。
そこで奥様から頂いた言葉の重みは、かなり印象的でした。
改めて素敵な家づくりをするコト自体が、人生を豊かに幸福にしてくれるのだと再認識しました。


おまけ


ちょっと箸休めにご覧下さい笑
実は床に寝っ転がって天井に向かって撮影しています。天井面全てが木貼りなので、まるで床のように見えませんか!?
個人的にトリック写真が撮影できたと興奮した次第でございます^^;
【ここまで読んで頂いた熱量の高い方へ特典が!?】
今回のような優秀なチーフアーキテクトや担当者とアツい家づくりがしたい!と強く思われる方は、エリアや状況やご予算によってご紹介可能です。紹介するだけでなく、私自身もそのプロジェクトに参加してサポートもします。
ご興味ある方は、下記ボタンより激アツな家づくりスタートしちゃって下さい!!
まとめ



16年間の家づくり経験を全てぶつけれたと言っても過言ではない、素敵な住まいづくりができて大満足です(あとはまた竣工パーティーが楽しみです笑)
これからこの住まいの器と家づくりの経験が、施主様ご家族にどんな変化をもたらすかを見守りつつ、応援していきたいと思っています。
「人は住まいを創り 、住まいは人を創ると言われている」積水ハウスさんの企業理念を感じる家づくりでした。
第一章はこれにて完です。コレまでこのプロジェクトを応援して下さった皆さま、ありがとうございました。
【今回のルームツアー動画】
【施主様の暮らし発信アカウント】
ある意味これからが本当のスタートです。これからお住まいされながらの発信内容は、家づくりの先輩として皆さまにとって価値ある情報です。是非とも参考にされてみて下さい♪


【私のブログや動画に共感頂ける皆様へ】
これから家づくりされる方で
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