
皆さんこんにちは!!ファンタジスタふじもとです。
今回の実例紹介は、私が積水ハウスを退職して独立してから、ご紹介&サポート経由で完成した初の物件になります。
今回紹介した担当者さんは、私が積水ハウスで日本一の営業だと思う担当さんと、熱量MAXの美人設計士による素敵なお住まいです。
過去にやったことのない、家の中に木を植える!!ということにも挑戦した空間となっているので、ぜひ最後までご覧下さい。
ブログの最後にはルームツアー動画のリンクも貼っておきます。




物件概要



今回の実例の初回提案のタイミング、私もリアルで参加させてもらいました(ただ純粋に楽しみだったのが大きい笑)
いきなりプラン提案にいくのではなくて、敷地がこうだから、施主様が思い描く暮らしがこうだから、というアプローチからプレゼンがスタートしました。
よく理想の間取りを探す方がおられますが、個人的には敷地あっての理想の間取りだと思っています。
敷地をどう読み解いた上で、施主様の要望をどう形にしていくかが設計士の腕の見せ所です。








■積水ハウスシャーウッド
■屋根:4寸勾配切妻屋根
■外壁:陶版外壁ベルバーン:クラフトボーダー
■床材:モリアンのナラ無垢
■キッチン:パナソニックLクラス
■北側道路に接道






実例紹介



それでは家の中に木が植わっているお住まい!!もったいぶらずに早速見ていきましょう!!
色んなこだわりやアイデアが詰まったお住まいなので、これから建てる方は参考にしてください。
外観





完成な住宅街にパッと目をひく美しい佇まい。間取りを知らない人が見たら、二階の窓デカッ!!ってきっと思うはずです。
道路挟んでお向かいの家が平屋だった為に、そんな敷地の特徴をうまく活用して狙いすました間取りと窓になっています。







逆光で写真の撮り方が下手ですみません^^;
実際に撮影したのが2月中旬の午前11時頃です。南側から光が差し込んできて、道路側が北側であることはよく分かる写真となっています。
リビングやお庭はとにかく南側に無理矢理とろうとする風潮がいまだに根強くありますが、敷地に対して素直に考えた方が心地よい住まいに結果的になります。









ただ単に高木をポンと植えるのではなく、高木〜中木〜低木をうまく絡ませつつ構成してあります👍
【今回植えてある樹種】
■常緑ヤマボウシ
■イスノキ
■アカシデ
■イロハモミジ
■ヤブニッケイ
■常緑エゴノキ
■ツリバナ
■オトコヨウゾメ







地味に工夫されてていいなぁと感じたのがコチラ!!
普通に段々に階段を取るのではなくて、モルタルの塊がステップ状になっていて、隙間にある割栗石がいい仕事してます。
色んな家を見すぎて普通のタイルアプローチに飽きた私にとっては、めちゃくちゃ好みど真ん中のアプローチでした笑









敷地がコンパクトなので、一階床面積をコンパクトにしつつ二階の床面積を確保する為に、二階を張り出させています(オーバーハング)
それによって深い軒下空間ができて、自転車置き場的にも使えちゃったりします(我が家はきちんとした自転車置き場をつくり忘れたので、現在激ダサな後付けのをつけてます^^;)









玄関扉やポスト等が道路側から丸見えにならないように、あえて袖壁をうまく使って隠してあります。
建築的にみたときに、玄関扉が見えない方がいい感じに演出できます。少しお金はかかりますが、袖壁で隠す手法は有効的です。


玄関





玄関あけていきなりクライマックスが訪れます笑
16年間家づくりをしてきましたが、家の中に木を植えたのはお初です。ゴムの木の種類で、ベンジャミンと言います。
育てやすくて二週間に一回くらいの水やりでもOKな木とのことで、室内植えにぴったりですね♪





このアイデアは柔軟で素敵!!って感じました♪
よく最近多い土間収納が、扉と壁と通路をつくって収納としています。こうするとメイン玄関がかなり狭くなって、通路分が無駄に感じます。
今回のような取り方ができたら、普段使いはフレキシブルに使いやすそうです。















私のブログ熟読者の方ならこの写真が何を意味するか分かるはずです(ファンタジスタ家づくりレベル三段級笑)
無垢床を採用した際にできる意外なメリット。玄関框を切りっぱなしにしたり、窓の額縁に無垢床の余った端材を活用しています。
見た目もスッキリしてコストダウンにもなるので一石二鳥です♪







初回提案の時から設計士さんからのサプライズで設けてあったアールの壁。
玄関から室内へと誘うように、柔らかい曲線を描いています。改めてアールの壁って美しいですね♪これ見ると他の物件でも提案したくなります笑


一階スペース





子供部屋は将来二つに仕切れるパターンの取り方です。最近は子供部屋の畳数も3畳ちょっとで寝るだけのスペースとして提案するケースも増えてきました。
使い方や暮らし方を勝手に決めつけずに、住みながら暮らし方を考えていくのも一つだと最近特に感じます。











一歩部屋を出るとまるで外のお庭のような空間がお出迎えしてくれます♪非日常をマイホームで味わえるのって、人生めっちゃ得だと思います。
注文住宅を購入するという行為は、人生における時間の質を高める為の最大限の投資です(戸建て不要論もありますが)
二階スペース





二階リビングならではの、開放的な空間が広がっています。
当初の優先順位高めなご要望である、カーテンを開けて暮らせる家。二階リビングにすると叶えやすいです。
■土地がコンパクトで一階にお庭をつくれない
■外構にお金をかけずにカーテンを開ける暮らしがしたい
■周囲が建物に囲まれていて採光が取りにくい
こんなケースは二階リビングだと解消できることが多いのでオススメ👍







二階リビングだからこそできる、切妻の屋根面なりになった勾配天井。
よく見ると勾配の一番上部分にはライン照明が仕込んでありました。天井面に照明がない!?って思われた方、意外となくてもいけちゃうんです。
照明計画はイメージしにくくて多めに提案しがちな項目です。施主様がしっかり勉強しないと、ほぼ100%失敗します。











実は正面に見えているスクエアな窓があるほうが南側です。
南側に窓はこれだけ?って思われるかもですが、今回の南側の敷地には将来家が建つ可能性高いです。
無理に南側にお庭と窓を設けたところで、将来絶望的に眺望が変化してしまうだけです(そんな風に建っている建売を沢山見てきました。。)











緑や木の存在は、知らず知らずの内に人の心に癒しを与えてくれます。
個人的には昼間のこの感じも好きですが、スポットライトによって照らされた夜の感じが好きです(まだ見たことないけど妄想笑)





二階リビングの場合は水回りも二階にすることが多く、今回もそのパターンです。
最近多い、洗面台と脱衣を分けたパターン&バルコニー無しで室内干しのケースです。
フワーッとそう思っていたら、何やら不思議な隙間を見つけてしまいました笑











カウンターの奥側にある隙間。皆さんこれはなんだと思いますか!?最初は何かの配線を通す為の隙間かと思ってました。
そこで美人設計士さんに聞いたところ、アイロンをかけた時に服が奥にするっといって作業しやすくする為のことだと!!
なるほどぉ♪普段アイロンをかけない私には思いつかない思考。。女性目線の提案力が流石!!
勉強になるポイント



一通り実例を案内してきましたが、私目線から見て、皆様の家づくりにおいてもぜひとも参考にしてほしいポイントをまとめておきます。
どれも地味ぃにめちゃくちゃ大事なポイントばかりです。
廊下の照明を眩しくしない





施主様から何も注文しなければ、ほぼ98%位の照明提案が廊下にダウンライトをポチポチ並べてあるでしょう。
正解はないので別に悪くはないのですが、天井からのダウンライトの灯りは寝る前や深夜のトイレの時には眩しくて眠気をふっとばしてしまいます。
今回の廊下照明は眩しくないように天井を照らすタイプなので、全く眩しく感じませんでした👍




エアコンの見え方に配慮





家づくり未経験の方にとってはイメージしにくいかもですが、地味にエアコンの位置って毎回悩ましいです。
室外機の位置にも影響しますし、室内のインテリア的にはノイズとなる存在です。
今回はエアコンまでしっかりデザインしてありました。オシャレだと感じる家は、全てこういった配慮がなされています👍






光源を見せない工夫







先程から眩しい眩しいと言ってるダウンライト。
LDKでくつろいでいる時に、天井を見上げるとやっぱり眩しく感じます。
そんなダウンライトですが、ちょっと演出方法を配慮してあげるだけで、見ての通りやわらかい灯りに変換されます。
こういった提案も中々ふつうはしてもらえないので、豆知識として知ってると便利です👍


天井のノイズへの配慮







契約前の図面には表記されていなくて、契約後の図面はどんどんと謎の記号で複雑になっていきます。
打ち合わせにも疲れてきて、少し油断したところを襲ってくるのがこやつらです笑
天井や壁面のノイズとなるフードやリモコンや火災報知器。出来るだけ視界に入らない場所に追いやりたいやつです。
今回はその辺りもサラッと配慮してあったおかげで、メインの空間が大変お美しい状態をキープできていました。


綺麗な壁面と天井面





美しい佇まい、オシャレな空間には必ず綺麗な壁面と天井面の存在があります。
人間の体で言う骨格や姿勢みたいなもんです(語彙力ないのでもっと上手い例えがありそう^^;)
色んな間取りを見ていると、余計な窓や扉やエアコンや照明がきてしまうことによって、綺麗な壁面と天井面を汚してしまっています。これ本当に多すぎ太郎です。




まとめ



いかがだったでしょうか。個人的に、室内に木が植わっている家に住んでみたくなりました笑
住まい心地を聞かせてもらうのが楽しみです♪
今回の実例を担当したスーパー営業&設計士さんで複数の施主様とプロジェクトを現在進行中です。
最近はエリアを飛び越えて、仙台や群馬県等の施主様とも家づくりをしています。
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