
皆さんこんにちは!ファンタジスタふじもとです。
今回のブログ内容は、200件以上の家づくりに携わってきた私が、東西南北どの方位にも対応可能な理想の間取りを考えてみた!という初の企画ものです。私自身の価値観や好みもふんだんに入ってますが、家づくり中の方々の間取り参考にしてもらえたらと思います。敷地的にあてはまる方はパクってもらって構いません👍
間取りを考える上で大事にしたこと



いきなり間取りの説明にいく前に、どんなことを大事にして間取りを考えたを軽く触れておきます。





間取りを考える上で日頃から大事にしていることです。余計な扉や廊下をつくらずに、吹き抜けで上下階を繋げることで、家中温度ムラの少ない環境を間取りで実現していくようにしています。



常に肌に触れる床材によっても、寒く冷たく感じる場合が多いから要注意だワン!









「各部屋一台ずつのエアコン計画はもう古い!」と個人的に思っています。なので二階建ての場合なら上下階に一台ずつ、平屋なら家全体で一台のエアコンでいけるように間取りも考えています。







こんな感じで、ホールに共用のエアコンをつけてしまうのもアリですね👍





最近の家の単価が高いからこそ、出来るだけ無駄なお金をかけずにシンプルな家を意識しました。シンプルな家のつくりにすると、メンテ費用や家の値段自体も安くなります👍









どんな家でも絶対に叶えて欲しいコト。それは「カーテンを開けて暮らせる家」です。間取りだけを考えるのではなく、外構もセットで考えることで、お庭とのつながりを感じれる住まいを考えました。





室内の下がり天井と外部の軒裏を連続させたり、室内の床と外部とのつながりを演出してあげることによって、畳数以上の広さを感じる効果もしっかりと盛り込んでいます。







未来の家族構成や変化は予測しきれない。だからこそ間取りも決めつけずに、余白を設けておくことが重要です。
住みながら暮らし方を変化させていけるように、用途を決めつけない余白を大事に考えてみました。







居室の間仕切りも、必ずしも扉と壁である必要はないと思っています。将来お子様がどんな性格の子に育つかも分からないので、柔軟に住みこなせたら理想的👍







規格住宅で照明までこだわっているお家はあまり見たことがありません。個人的には綺麗な天井面を残した照明計画は大事にしたいので、間取りを考える上で照明までイメージしてみてます💡







綺麗な壁面や天井面の存在が、照明計画をバチこりとハマりやすくしてくれます👍


プラン解説



ではでは!現時点の私が考える、理想の間取りを解説していきます。
コンセプト











この間取りが当てはまる敷地条件は
▪️間口約9m以上
▪️奥行き約15m位(車の台数やお庭次第ではもっとコンパクトでも可)
どんな風な構成になっているのか、各階ごとに解説していきます↓
一階の間取り





取り入れたいことを全部盛り込みました!カーテンを開けて暮らせるように、外構の目隠し塀は必ずセットでお考え下さい(予算取り重要)
段差を利用した腰掛けベンチと記載部分は、ヌック的な感じでつくってもらってもオッケーです👍







立体的に見るとこんな感じです。キッチンはオープンな感じもいいとは思いますが、レンジフードや冷蔵庫や電子レンジなど、生活感がでがちなモノを隠す意味合いでハコ型のクローズな感じにあえてしています。







大開口部分が綺麗に見えるようにと、メインの間接照明の場所確保も兼ねて、窓際は下がり天井のアクセントにしています。黄色く描いているのが間接照明のイメージです💡





電子レンジや冷蔵庫が見えてこないことによって、より強調したい窓からの景色や、床材の素材感などが際立って感じる効果があります。上の写真の実例も、キッチンはあえて壁裏に隠してあります。













ただ単に物理的な畳数を広く確保するのではなく、段差をあえてつくることによって、心地よい居場所をつくれたらなとも考えました。
段差があれば、家具を置かなくても腰掛けれたり、ワンルームだけど違う居場所感が演習できます👍





個人的にもう一度家を建てるなら絶対に採用したいと思うのが「土間のある暮らし」です。今回の間取りにも勿論取り入れました。
用途は限定していないので無限大♾️です👍







まだお子様が小さい、もしくはまだいない家族を想定して、最初から廊下と部屋にしてしまわない構成にしています。
当面はセカンドリビングとして活用してもらったり、お風呂上りにくつろぐ居場所としてもイメージしています。









実はこの青い水回りのハコが重要な役割をしています。階段と吹き抜けから取り入れた光をハコに当てることで、一階まで光をバウンドさせて落とす効果を狙っています(後ほど断面図で詳しく解説します)





全く同じではないですが、階段越しに向こう側の将来部屋スペースをガラスの壁にすると、こういった視覚効果も演出できるかなとイメージしてます。







二階全体をハコとハコで何となく区切っているイメージです。なんなら最初は居室の扉も無しにして、二階のエアコン一台でまかなえるように出来たら理想的です。
扉無しとか不安な方は、住みながらつけたくなったらつけれるように天井補強しておくのも一つです💡









将来区切れば各部屋になるスペースも、天井補強を入れておいて最初は広く自由に活用するスタイルを推奨しています。
どう仕切るか分からない時は、補強の範囲を広めに入れておくと自由度が増します💡


東西南北対応可能なワケ



「一つの間取りで東西南北色んな条件に対応出来る間取りなんて本当にあるのかなぁ。。?」



過去に200件以上の家づくりに携わってきて、色んな空間を実際に体感してきた上で、この間取りなら色んな状況にも対応出来ます!!その理由を解説していきます。





東西南北に対応させつつ、周囲の建物や敷地状況によっては、間取りを反転させることも可能です。予算に合わせてもう一回りコンパクトにすることも可能です👍
北入り



まずは個人的に大好きな北入りの土地です。土地=南向きが日当たり良くて最高!なんて思い込んでいませんか!?実は必ずしもそうではありません💡





断面図の右手側が北向きの方向です。よくある北入りの間取りパターンとして、南側を何とか広く取るために、北側に寄せがちです。



でもそれだと、隣家の影になって冬場は直射が入ってこなかったり、LDKの窓から隣の家の給湯器や背中を拝み続ける感じになっちゃうんだよなぁ。。(北側は道路だから絶対に視線も抜けるのに)



だったらお庭や大開口 北向きに取っちゃおう!でも南からの元気な光も欲しいから、そこは吹き抜けから取っちゃおう作戦です☀️







実はこちらのお住まいも同様の手法でサポートさせてもらったお住まいです。どうですか!?北側向いていても暗い印象はないと思います。むしろ視線が抜けていて開放的です。







先程の実例も、南側は細い吹き抜けと地窓越しの坪庭スペースを確保しています。完全に北側を向くだけでなく、南側からの光も吹き抜けを使って採光します。



地窓を上手く活用することによって、南側の家の気配も感じずに、ちょっとした坪庭をつくることが出来ます👍







北向きの土地であえて南側に寄せて配置していますが、地窓だから隣の家の存在が全く気になりません。目隠しの塀も高くなくていいので、コスパよくお庭をつくれます👍


南入り



南入りの土地の場合に気をつけたいこと
▪️夏の暑い直射が入らないようにしたい(軒を出したい)
▪️LDKの窓から車のお尻が見えないようにしたい(駐車計画の工夫や目隠しの塀)



夏場色んな家を見ていると、軒がなくて南からの直射が暑すぎるが故に、カーテン閉めたり暖簾をしている家をよく見かけます。。せっかくの窓が。。。っていつも思います。







南向きの土地の場合は、適度に軒下空間をつくってあげることで、夏の暑い日差しは遮り、冬のあったかい光は室内に取り込むように考えています。



家の北側にもやわらかい反射光が室内に入るように考えているのも地味なポイントです💡





軒がしっかりとあることによって、夏場のお庭の活用頻度も爆上がりします。軒ゼロだと足が火傷しそうな位に高温になってしまいます。




西入り



じゃあ西向きの土地の場合はどうなの?



東西でも全く問題ありません!ベースの考え方は同じです。敷地によっては間取りを反転したり、窓の取り方を変えたらへっちゃらです👍





断面図の右手が西向きの道路側です。午前中の朝日は東側の吹き抜けを介して室内にバウンドした光が入ってきます。日中も窓の取り方を工夫すれば、階段と吹き抜け越しに採光できます。



午後からはもちろん道路側からしっかりと採光出来るので、一日中電気をつけなくても暮らせちゃいます。ただし前提として、目隠しの塀が道路側にあることになります(カーテンを開けて暮らすため)







階段と吹き抜け越しの光が水回りのハコに当たってバウンドすることで室内に優しい光を導いてくれます。想像している以上のこの効果が大きいです👍


東入り





東入りの場合は先ほどの逆バージョンですね。朝はお庭側から光が入ってきて、午後以降は吹き抜け側からやわらかい光が入ってくるイメージです。



この細い吹き抜けを介して光をバウンドさせる装置を設けることによって、見事に東西南北どんな状況でも間取りを成立させることが出来ています👍(我ながらよくできていると思います笑)
外観





外観に関しては屋根の形や窓の取り方によって、お好みの佇まいにしてもらって大丈夫です。絶対に採用して欲しいのは、道路側からの視線を遮断する目隠しの塀です。これありきでの間取り計画になってます。





屋根勾配(傾斜)の緩い寄棟屋根にして、軒を最大限出した感じにしても素敵だと思います。個人的にはこういう感じがおすすめです👍
家づくり検討中の方へ



間取り迷子になっている方がかなり多い印象です。家づくり初めての人が一人であれこれ悩むよりも、信頼出来るプロの意見に頼ることが家づくり成功の近道だと感じます(餅は餅屋)



私自身、日本中の色んな家づくりのサポートをしているので、一度相談してみたい!と興味を持って下さった方は気軽に公式LINEよりお問い合わせ下さい(一歩踏み出すハードルは高くないのでご安心を)
【実際にサポートした方の一例】






実際にサポートしている様子↓
まとめ



今回の間取りに共感頂き、実際に採用される方、された方がいたらぜひ教えてもらいたいです(完成したら見に行ってもみたい笑)
お便りお待ちしてます🎵



こんな企画住宅(ファンタジスタモデル)にご興味がある建築会社さんからのご相談もウェルカムです!
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