
おはようございます!!
注文住宅を検討していく上で外構計画はとても重要です!!にも関わらず建物の契約にウェイトを置いてしまう担当者が多いのが現実です。
皆様自身が外構工事に対して正しい知識を持って頂く為に、過去に書いてきた外構内容総まとめ記事を書きます。全て網羅して家づくりに活かして下さい♪




外構費用は意外と高い!?


満足いくレベルで外構工事をしようと思うと、ビックリする位お金がかかります^^;とはいえ大事な部分なので、初期段階から外構費用をきちんとみておくことが重要です。
予算取りさえきちんとしておけば、後はじっくり計画を練っていけます。建物も契約後に増額しがちなので、後回しにしないように気をつけましょう。
【外構費用を見ておく心構え】
■敷地が大きい程かかる
■営業マンは建物優先ぎみ
■高低差のある土地は要注意
■建物金額の1割以上最低みておく
■ちょっと余分目でちょうどいい(個人的には40坪の土地+30坪の建物で、350万円〜500万円位みておいてほしいと感じます。)




よくある失敗事例



Twitter界隈でも外構に関するトラブルはよく耳にします。前職時代も色んな失敗や体験もしてきたので、これから家づくりされる方が同じ轍を踏まないように書き留めておきます。
契約前の確認不足&提案不足
大半の住宅営業マンの主目的は建物の契約を取るコトです。ぶっちゃけた話、外構を受注したところで、営業マンの給与にはそこまで反映されませんし評価にも繋がりにくいです。
お客様のご予算に総額を調整する為に、どうしても外構提案を後回しにしたり、少なく予算取りしがちです(概算100万円とか150万円とかは論外です^^;)
クサイ物に対してフタをして後回しにしているだけの行為なので、契約前にしっかりと提案してもらって、お客様自身も納得した内容で契約するようにしましょう。
良い担当者かどうかを見極める意味でも、外構提案や予算取りをどの位してくれるかは指標になります。




施主外構によるトラブル



正直なところ、ハウスメーカーの利益も乗っかってしまう分、施主様で探した外構業者さんでする方が安いのは事実です。しかし問題もあるので注意しましょう。
過去の私の経験としては、施主外構はあまりお勧めしません。色んな施主外構のパターンを見てきましたが、ほぼ全ての邸で何かが起こります。。
値段重視なら別ですが、やはり外構業者さんは外構業者さんです。設計士がどんな意図で間取りをつくっているかまでを考えて外構提案してくれない人が多いです。外構単体目線になりがちです。
【施主外構の注意点】
■引き渡し後にしか工事できない
■住宅ローンに組み込めない
■建物と連動しにくい
■打ち合わせ手間がかかる
■仕上がりが微妙
■デザインが悪い
■建物の配管位置等によるトラブル
■問題があった時にHMと外構業者で責任のなすりつけあいになりがち


外構工事の総まとめポイント



どれも基本的な大事なポイントになります。自分の図面を見ながら確認してみて下さい♪全部採用したらいい値段になると思います^^;
高低差の処理方法に注意


土地を購入される方や、建築予定地があるけど道路との高低差がけっこうある。。という方は注意が必要です!!
外構うんぬんかんぬんの前に、その高低差を処理するのに想像以上の莫大な費用が必要なケースが多いです。その費用も加味した上で土地購入や予算取りしておきましょう。
【高低差を処理する方法】
■擁壁をつくる
■法面にする
■芝生で土こぼれを抑える
■割栗石を積む
特に擁壁をつくらないといけないパターンは想像以上に莫大な費用がかかります。下手したら違う土地買う方が安いやん。。みたいなコトもあるので注意しましょう。


基礎や塀の足元を彩る


家を建てて、塀を建てて喜んでいる場合ではありません。塀を境界ギリギリまで建てたい気持ちも分かります。お金をかけたくない気持ちも分かります。
その気持ちをグッと抑えて、塀の足元や基礎の足元やアプローチ際に低木や割栗石で彩りを添えてあげましょう。ちょっとした配慮ですが、見た目の印象が大きく変わります。特に深基礎の時はしたいですね。




植栽選びのポイント


植栽選びを甘く見ていると、将来後悔や剪定が大変になってしまったりします。そんな私も11年前に自宅を建てた際に、ある植物を植えて庭がドえらいことになりました^^;
奥が深いことは分かったけど、あれこれ調べてもよく分からない!!という忙しい方に、過去の経験から迷ったらこの一本!!この木はお勧めしない!!という樹種をお伝えしておきます。
【お勧めの木】
【お勧めではない植栽】
一般的な外構打ち合わせでは、樹種と木の高さしか決めません。樹形によってカッコよさが全然違うので、個人的には山まで樹形まで選びに行くのがお勧めです♪






カーテンを開けれる計画


24時間カーテンを閉ざしていないと、外部の視線が気になって暮らせない間取りや外構計画になっていませんか!?
賃貸暮らしなら仕方ないですが、せっかく一戸建て注文住宅を建てるのであれば、カーテンを開けてお庭を感じれる住まいにしてほしいです(世の中の大半がカーテンを閉めっぱなしで暮らされています)
【カーテンを開けて暮らす手法】
■建物で目隠しする
■目隠し塀をたてる
■植栽で目隠し
■生垣で目隠し
■高低差を活かす
■間取りで段差を活かす
■二階リビングにする
手法によって値段は違いますが、予算取りの中に含めておきましょう。高低差がない場合で目隠しの塀をたてる時は、道路面から2m〜2.2mの高さにするコトが多いです。




アプローチの重要性


アプローチは毎日行ってきますとただいまの時に通過する気持ちの切り替え装置です。
豊かなアプローチは家への期待感を高めてくれたり、人の気持ちを毎日ちょっとだけ豊かにしてくれます。
【アプローチで意識すべき点】
■道路側から玄関扉を見せない
■あえてクランクさせる動線
■足元に植栽等の彩りを
■外灯計画も絡める
■アプローチの素材は建物の玄関ポーチ等と統一感を持たせる


カーポートやサイクルポート計画


せっかく家の外観をこだわってつくっても、家の手前にカーポートと車がデン!!と登場してくると、主役がカーポートと車になりがちです。
寒冷地仕様とかで仕方のない場合もあると思いますが、駐車計画をどう見せてどうしたいかは慎重に考えて欲しいポイントです。
【考えて欲しいポイント】
■出来るだけ死角に配置
■縦列駐車が許容できるか
■駐輪場もお忘れなく
■建物の軒の出も活用
■愛車精神が強いならビルトインまでやり切るのも一つ






テラスの仕上げを何にするか


カーテンを開けれる計画が実現した次は、どんな素材を使うかです。範囲も広いので金額も大きく変わります。金額にビビって素材の質感を落とすと、室内からの雰囲気も微妙になるので要注意ポイントです。
【素材の種類と特徴】
■ウッドデッキ
・木調タイプ→コストは安くてメンテ不要ですが、室内に無垢床や挽き板のオイル仕上げを使われている場合は、木調のデッキがチープに見えがちです。
・イペやウリン材等のハードウッドタイプ→金額は激高なのとメンテナンスはした方がいいですが、質感や耐久性共に抜群なのでお勧めです。
・サイプレス等の針葉樹系のソフトウッドタイプ→足触りや木質感は良いですが、耐久性面では劣ります。


■タイル
・300角や600角等色んなサイズがあります。面積が広いと金額差も生じやすいので、契約前に品番まで決めておく方がベターです。
・色が黒いタイプは泥汚れが目立ちます
・最近は木調タイルも人気が出てきています。


■モルタル仕上げ
・安くて本物素材なので個人的にはよく使用している素材です。偽物の木調デッキにする位ならモルタル仕上げの方が個人的には好みです。
・ただし表面にひび割れが生じたり、欠けが生じるコトが性質上あるので、ご理解ある方のみにお勧めです。


■洗い出し仕上げ
・石のツブツブもコンクリートに混ぜ込んだ仕上げ。あまり認知されてませんが、メンテも不要ですし、高くないので意外とお勧め。
■芝生仕上げ
・金額も安くて潤いも出るのでお勧め。とはいえお手入れはマメに必要なので、トライしてみようという方限定。我が家はトライしてみました!!


■真砂土のまま
・雨が降ったら泥ハネが生じて基礎が汚れたりしがちです。土のまま放置しない方がお勧めです。
素材選定が重要
個人的に大事にしているポイントですが、本物素材で構成したいものです。
◯◯調みたいな商品が多く、金額も安くてメンテナンスフリーなタイプが多いので、安易な気持ちで採用しがちです。
それが絶対に悪いとは言いませんが、やはり本物素材は素敵な歳の取り方をしてくれる素材です。経年変化までイメージしてみましょう。
【本物素材でよく使っている物】
■植栽
■生垣
■コケ
■割栗石や砕石
■モルタル仕上げ
■洗い出し
■RCの塀
■木調ではないデッキ
この辺りは外構で意識的によく使っている部材です。


室内とのつながりを意識する


外空間をいかに室内に取り込んで一体感ある外構計画にすることが重要になってきます。間取りの計画段階で、連動させて考えておくコトが重要となってきます。
【外部空間を取り込むポイント】
■軒下空間をつくる
■室内の壁と外壁をつなげる
■軒裏と室内天井をつなげる
■床の高さと素材を合わせる
■カーテンを開けれるようにする
外みたいな中の空間は、居場所としてめちゃくちゃ気持ちいいです♪






外灯計画もお忘れなく


当たり前のコトになりますが、外灯が全くなければ、夜のお庭は真っ暗です。窓を開けていても、お庭の奥行き感が全く感じれません。
逆にうまく外灯を活用すれば、室内と一体感ある照明計画が実現できて、夜までお庭丸ごと感じるコトが可能です。
我が家は適当に外灯計画をして後悔しています。ハイレベルな技術ですが、工夫すると夜の満足度が上がるポイントになっています!!




外構コストダウンポイント



散々私の好みと、金額が高くなるコトばっかり言ってきましたが、オシャレにコストダウンする方法も伝授しておきます。
■二階リビングにする
目隠しの塀も不要になりますし、開放的な暮らしも実現しやすいです。


■割栗石を活用する
植栽の手入れも嫌だしコスパ良くオシャレに演出したい方にお勧めです。転がしておくだけでいい感じです笑


■出来るだけコンクリート量を減らす
駐車スペースをベタッとコンクリートにせずに、タイヤの轍部分のみをコンクリートにすることで、見た目も良くなりコストダウンもできます♪
■植栽を自分達で植える
植える手間はかかりますが、愛着もわくのでお勧めです。
■木塀をDIYする
コストのかかる目隠しの塀部分なので、大幅にコストダウン可能です。出来栄えは己の腕次第ですが^^;
■生垣で目隠しする
目隠しの塀はかなりの費用がかかります。背の高い生垣ならそこまで高くありません。
■門柱をつくらない
門柱とは表札やインターホンをつける壁のことです。機能門柱や建物にポストを埋め込んだり表札をつけることによって、門柱をつくらないのも一つです。
■建物の軒の出を活用する
サイクルポートやカーポートをつけずに、建物の軒の出を活用するのも一つの方法です。




まとめ



いかがでしたでしょうか。外構計画は注文住宅において重要な割に、意外と軽視されがちですので、是非とも一つずつ丁寧に決めていって下さい。
建物と並行して考えれるとベストなので、後回しにせずにこの内容全て網羅しておきましょう♪


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