延床面積23坪とは思えないミニマムハウス【積水ハウス実例紹介】

皆さんこんにちは！！ファンタジスタふじもとです。
今回の記事内容は、23坪の家とは思えない開放的な空間のお住まいです。出来るだけ無駄な扉や廊下を無くしつつ、暮らし方を工夫すれば23坪でも十分だったりします。
これから家づくり検討される方にとって大事なエッセンスが詰まっているので、是非ともご覧下さい。ブログの最後には動画のリンクも貼っておきます。

写真からは伝わりにくいですが、実は今回の建築地は絶妙にプランしにくそうな凹凸があるので、分かりやすく敷地資料をのせておきます。
コストも考えたり隣家と視線がぶつからないようにする為に、あえて5m✖️7、5mの長方形のハコをシンプルに置いてます。残ったスペースに上手く倉庫を置いたり植栽を植えてます。

よく見える外観面の北側は、綺麗な壁面をしっかり残しつつ、シンボリックな四角い窓をつけてます。
極力無駄なお金をかけないように、真四角の窓二階でバルコニーも無しにしてあります。

玄関扉を開けた瞬間に広がる光景です！！この時点でこの家が23坪だなんていう思考はぶっ飛びます笑
玄関スペースは玄関。みたいに細切れにしていくと、家の坪数が大きくても窮屈な印象になります。どこまで柔軟に考えれるか、暮らしていけるかで間取りの可能性は大きく変わってきます。

限られた面積の中でも工夫して収納スペースを確保しています。しかもこの収納は、余った杉の無垢床を使ってDIYされてます。
この辺りのアイデアは、いつも私のブログを見て下さっている施主様ならではです💡

よく使う靴は置き型の靴棚に。土間の上に置いてあるとむしろオシャレです。靴収納の既製品にいい感じのがないので、こういう工夫もめちゃくちゃ共感です💡むしろ良きです！！

地味ですが無垢床を使う時だけに出来るコストダウン方法がコチラ。玄関框をあえてつけずに、無垢床を切りっぱなしにしています。
無垢床なら断面が見えてもこの通りシャープでスッキリしてます。無垢床に会う玄関框をつけようと思うと、これだけでも10万円前後してきます。

窓を取っても隣家が見える位置にはあえて窓を取らずに綺麗な壁面を残してあげる。これも間取りを考える上では意外と大事なポイントです。
色んな間取りを見ていると、窓の取り方があまりにも雑で考え込まれていない物件が多く感じます。

壁や廊下や扉で居室を仕切るのではなく、ハコを置くことで何となくゆる〜く居室を仕切っています。
ハコの上の天井面はつながっているので、空間としては視線の行き止まりがなくなって広見せ効果につながっています👀

なんと！！トイレになってます👀
ハコの外も中もポーターズペイントで塗ってあったので、質感もいい感じです。

そして更に驚くべきはこの天井！！写真では分かりにくいかもですが、ガラスが置いてあります。
なのでトイレの照明を点灯していると、やわらかな灯りが一階に広がるそうです💡

寝るだけの部屋にダウンライトをつけると、案外眩しいだけの照明になりがちです。
寝るだけの用途の場合は案外そこまでいらないので、この位のほんのり加減が睡眠の質も妨げずに良かったりします。居室の照明計画は要注意！！

ハコだけでは心もとなく感じる時は、更にカーテンで仕切るのもありです。意外と個室感出ます👍
壁と扉で仕切っていくと、どうしても廊下と部屋のみ！！みたいで圧迫感につながってしまいます。

当然のようにバルコニーはないので、機械設備で乾燥するスタイルです。特に2023年の夏から秋にかけては、私が住む姫路地域ではカメムシが大量発生したので、外干しなんて出来んぜよ！！って感じでした(⌒-⌒; )

ミニマムハウスならではのミニマムな暮らしにおいては、テレビも存在しません。
昔と違って最近はテレビを見ない方も増えてきています。じゃあテレビいらんのでは？という発想です。数年後にはこれも当たり前の時代がくると予想してます💡

間取りを考えるという行為は居心地の良い居場所を考えることだと思っています。
LDKが20畳あるかどうかよりも、どれだけ空間の中に居心地の良い居場所が沢山あるか。家の端から端までつくったベンチが居場所や机になり、段差下は大容量の収納となっています。

実はこのベンチ。ダイニングテーブルの位置によっては椅子にもなります。実際に取材後の飲み会では、私はこのベンチに座って飲んでました🍺

ベンチの終着点がコチラ。足をスポッと下ろせる絶妙な書斎的スペースになってます。この辺りの遊び心も良きです。

コンパクト丸テーブルに見えて、実は用途に応じて大きく変形できるタイプになっています。
普段はコンパクトに使いつつ、今回のように来客がある場合は変化に対応出来るようになっています。この辺りもミニマムな暮らしのアイデアですね💡

横幅5mに奥行き7、5mの空間をワンルームにして最大限上手く活用しています。
この空間の中で見せる物と隠す物（冷蔵庫や電子レンジやゴミ箱など）を上手くコントロールしている点にも注目です💡

階段まわりのちょっとしたスペースも、絶妙な居場所や収納としています。ドカンとデッカイ空間よりも、意外とこもれる場所の方が本能的に落ち着いたりします。

実際もこんな感じで使ってくれてました。ちょっとした死角だったり、囲われた避難所的な居場所が良きです。

テレビがない方がむしろ楽しい暮らしなんじゃないか！？そんな風にも最近は感じます。
壁とコンセントさえあればオッケーです。お家で映画館気分を味わえるなんて贅沢です。

あったかい空気は上へ。冷たい空気は下へ。小学校の時に習った自然の原理ですが、家で住んでいるとよく体感出来ます。
夏場の二階を効率的に冷やしたい時は、この腰までの扉を閉めるだけでもかなり効果的です。

隠したくなるスイッチも、あえてみせるタイプにすることによってオシャレに演出してあります。
パナソニックさんの商品ですが、一周回って昔のデザインがイけてます。

ごちゃごちゃしがちなリモコン類、ゴミ箱、電子レンジや冷蔵庫などは、死角となる場所にまとめてあります。
こういった細やかな配慮があるからこそ、メインのみせたいものが主役として輝いてくれます。

沢山の家づくりに携わって、色んな家や施主様に触れると、毎回新しい色んな発見があるのでこの仕事は本当に楽しいです。
今回感じた学びをまとめておきます。これから建てる方のヒントになると思います💡

最近の家は正直昔よりめちゃくちゃ高くなってます。そんなご時世だからこそ、暮らしも間取りもミニマリストになれないといけなくなってます。
▪️バルコニーなし
▪️テレビレスな暮らし
▪️玄関を取り込んだ間取り
▪️窓二階な躯体
▪️コンパクトながら沢山の居場所や収納の取り方
今回のお住まいでは当たり前にセンスよく実現されていて脱帽です。

どれだけインテリアに効果なタイルや石を貼ってある空間でも、天井面が散らかっていたら台無しです。
天井面についたお星様（ダウンライトとか）が気になって主役が目立ちません。家づくりにおいて綺麗な天井面と壁面は意外と超超超重要です！！

土地からお探しだった状態で、とある中堅メーカーさんから既に間取り提案を受けた状態でお問い合わせ頂きました。
その提案は今回のお住まいよりもかなり大きな間取りでしたが、全く魅力は感じないある意味要望通りの詰め込まれた家でした。

家づくりは飲みに始まり飲みで終わる！！という位一緒に飲む時間は大事にしています笑
余った杉の無垢床にプロジェクトメンバーのサインがしてあったので、私も加えてもらえいました。サインっぽく書いたつもりですが、ただの汚い字になってます(⌒-⌒; )

そして家づくりを共にした証であるファンタジスタHOUSE「家」Yeah（イエーい）をプレゼントさせて頂き、皆んなで家づくりの思い出話等をしていました。
いい人のまわりにはいい人がいてどんどんと繋がっていく。そんなことを感じる時間となりました。

今回の施主様の奥様が、ご自宅や他の会場で、ヨガのインストラクターをされておられます。
大阪エリアでヨガに挑戦したい方、このお住まいを体感しながらヨガもしてみたい方は、インスタに直接DMを送るか、公式LINEからまずは私の方に質問頂いても構いません。

テレビレスな暮らしやミニマムな感じがとっても勉強になる素敵なお住まいと施主様でした👍
私のブログを熟読して下さってる方は皆さん本当に施主力の高い方ばかりでグレイトです！！家づくりの進めやすさが別格です。
家づくりのイロハを他の記事でもアツく語ってますので、是非とも家づくりバイブルとして上手くご活用下さい。